まちがいさがし〜愛されているのは誰？〜

1章 〜異世界編〜

人生やっぱ世知づらい

……

　着いたー
　よし、これで休める。
　洞穴ようなところで、じめじめしているが意外と平らだからなんとかなりそう…
　取り合えず、寝床確保できてよかったー
　お腹すいたし、ご飯作ろう。
　　　　
　

…


　「let's　解体ショー‼︎」


　さあさあ、やってきました地獄の始まりです。
　初日そうそう、肉の解体をしなければならないとは…
　世知づらい世の中だぜ。　　
　取り合えず、鑑定で食える部位表示してもらおう。
　この鑑定、知りたいことを強く思い浮かべると結構なんでも出てくるんだよな。
　…チートですね。

(鑑定)

　ほうほう、魔物って構造簡単だな。
　やっぱ、普通の動物ではないんだな。
　この動物爪が売れるのか。
　せっかくだし色々整理していこうかな。
　
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
　
　やっと終わったーー
　づがれだ がちで疲れやした。
　やっと食える！
　あっ、でもその前に他の解体した部位収納しないとなー
　「おーできたてほやほやで生々しいですわ」
　(クリーン)
　魔法で血を綺麗にしたことですし、料理に移りますか。
　お腹空いて死にそうだし…
　まぁ、焼くだけなんですが。
　今までの努力の成果が現れる時であります！
　(ファイヤー！！)
　「おおー」
　きれいに焼けた。
　丸焦げにしなくてよかった。
　表面がこんがりいい感じに焼けていてとても美味しそう。
　さっそく食べよう。
　乙女的にはアウトだがお箸とか無いし手づかみで行くしかないよね…
　取り合えず、手だけでも綺麗にしておこう。
　(クリーン)
　よし、まずは一口！
　「んっ…」
　おー普通に美味しい
　なにこれ…
　鶏肉みたいな感じだな。
　表面が少しカリッとしていて中から肉汁がジュワッて出てきて美味しい。
　お腹空いているから余計そうなのかもしれないけど。
　いくらでもいけるかんじだなぁ。
　まあまあたくさん作ったからどんどんいこう。



……

　おーお腹いっぱいいっぱい。
　少し、残ったけどあとは収納ボックスに入れとこう。
　収納ボックス、なんとこれすごい代物なんですよ。
　勝手に整理してくれるみたいで、一回水を突っ込んでみたけど、他のもの全くぬれていないという。
　あと、時間が止まっているみたいで、氷を突っ込んでみても全然溶けないのですよ。
　魔法って素晴らしいね！　
　



　ご飯食べたら、眠くなってきた。
　そろそろ寝る準備しとかないと…
　いつのまにか寝てるかもしれないからね。
　普通に家ならいいけど、ここ全く知らない土地で、魔物とかいるからね。
　取り合えず…
　（結界)
　何かきたら、知らせてくるようにと、
軽く防御できるようにね。
　寝る場所どうしよう。
　温水で布団作ろうかな？
　えーっと…
　こんな感じで、固定させればできるよね…
　あー、固定魔法作らないと。
　ん？いやでも、空間魔法でいけるか。
　よしっ、じゃあそれで。
　(固定)
　完成！
　これで寝れるー
　さっそくもぐってみる。
　じわじわと暖かく感じて凄く眠くなってくる。
　んー
　ほんと今日は色々ありすぎて疲れた。
　明日はどうしよう…
　取り合えず、レベルアップかね
　
　……
　色々考えているうちになんだか眠くなってきた。
　あとはーーー
　



　意識がだんだん遠くなってくる…




意識が途切れる前に
　　　　かすかに
　　　　　　　「おやすみになさい…」

　　　　そう

　　　　　誰かがささやいた気がする