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@飲み会
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赤と緑に彩られた街。
電車を降りると、華やかなクリスマスソングがどこからともなく聞こえてきた。
通り過ぎる電車の冷たい風で乱れたせっかくセットした頭をトイレの鏡で軽くなおしていると、最愛の先輩からLINEが。
『着いた?』
「つきました、と…」
慌ててLINEを返しながらトイレを出ると、自動改札の向こうにすぐ姿を見つけた。
大声で呼びたいのを必死で我慢しながら小走りで先輩のもとへ。
「お疲れ様です!すいませんお待たせしてしまって…」
「お疲れー。待ってないから大丈夫だよ」
優しく笑いながらそう言う先輩。細身のスーツがこの上無く似合っている。
会うのは久しぶりだけど、少し茶色がかった髪の毛も、シンプルな黒縁の眼鏡も、少し垂れた細い目も、薄い唇も、骨ばった手も、長い足も、何も変わらない。
大好きな僕の先輩だ。
「どうした?穴あきそうなんだけど」
あまりにもガン見し過ぎたからか先輩が笑いながら細い目を更に細くして言う。
笑う時に目が無くなるのも変わってない。
「いつも通りかっこいいなぁって…」
「恥ずかしいからやめて」
定番と化したやり取りをしながらは予約していた店へ。
今日は漫研の同窓会の予定だった。
が、他の部員全員が締切だとか年末のライブだとかで来ることが出来ず。
最終的には死ぬ気で原稿をやっつけた僕と、同窓会の為に予定をあけていた先輩の二人だけに。
「予約とか大丈夫でしたか?」
「ああ、大丈夫。オタ活も大事だもんなぁ」
オタクに理解の深い先輩も好きだわ。
予定を蹴られたのに相手の事を思いやる先輩は神だきっと。
「そういやあきちゃんは原稿終わったんだ」
「はい!今日の為に死ぬ気で終わらせました!!」
「死ぬ気でって…死なれたら困るから、そこそこで頼むよ」
「う゛ッッ…わかりました、死なない程度に頑張ります」
「よろしい」
そう言い頭を軽くポンとする先輩。僕より少し低い所から伸びた手がたまらなく愛おしい。
その左手には、僕が前にプレゼントした腕時計が光っていた。
「ごめんね、俺仕事終わってそのままだからさ」
「?何がごめんね、ですか?」
「あきちゃんはお洒落して来てくれたのにって思って。その髪型も似合ってるね」
こういう所だ。
さらっと人を褒める。
店に着くまでで既に死にそうだ。
「ヴヴ……ありがとう…ございます…」
「なに奇声発してんの」
そして時間差で気付く。
仕事が終わってそのまま、という事は服や持ち物もそのまま、つまりは僕のプレゼントした時計普段から使ってくれている…?
「そういう!!所だよ!!!!」
「えっ大丈夫?頭とか」
突如電柱に向かって叫ぶ僕に軽く引く先輩。感情表現激しいタイプのオタクでごめんなさい。まだ僕シラフですから。
そうこうするうちに先輩オススメの居酒屋に到着。ちょっとオシャレな半個室タイプだ。
店内はカップルだらけで若干居心地が悪かったが先輩が気にしてない様だから気にしない。
「じゃあ、原稿お疲れ様~」
「先輩も、お仕事お疲れ様です!」
「「乾杯」」
情けない事にまだビールが飲めない俺のサワーグラスと、線の細い手に似合わないゴツいジョッキがカチリと音を立てる。
先輩の喉仏がごくごくと動く様子をつい目で追っていると、目が合った。
「どうした?」
「いや、えっと、僕まだビール飲めなくて。かっこいいなぁって…」
少しニヤッと笑いながら聞かれ、ついしどろもどろになってしまう。
「別に飲めなくてもいいと思うけど…あ、練習してみる?」
「えっいやその、大丈夫です!!」
間接キスなんて、僕の心臓が持たない!!
「大丈夫ですって何なの」
慌てて否定した僕のちょっと変な言葉選びにフフっと笑う先輩。
遊ばれているような気がするが先輩になら遊ばれてもいい。というか遊ばれたい。
こんな考えが先輩にバレたら僕死ぬな…。
先輩の選んだこのお店は本当にご飯は勿論お酒も美味しく、つい普段よりハイペースに飲んでしまう。
でも、矢張り緊張しているからか全く酔わない。…あわよくば、酔って先輩との距離を縮めようなんて思っていたけど絶対無理な気がしてきた。
対面に座っている先輩も、ほんのり顔は赤いもののあまり様子は変わらない様に見える。お酒、強いのかなぁ…
「あ、そうそうあきちゃん。酔っ払う前に、はいコレ。」
そう言い先輩が、小さな紙袋を僕に渡す。
「ありがとうございます…?え、どうしたんですか?」
慌てて何杯目か忘れた梅酒を置き受け取る。誕生日でも何でもないはずだけど…。
「クリスマスプレゼント。去年くれたでしょ?お返しだよ。」
だから!そういう!!所だよ!!…と心の中で叫ぶ。一年越しにまさかお返しが来るだなんて、思ってもみなかった。
「ありがとうございます!…開けてもいいですか?」
「うん、どうぞー」
見た目の割に重い紙袋の中には、手のひらサイズくらいの、高級感のある箱。まさか…
「えっ、まさか、えっ!?」
その、まさか。
箱の中には太めのレザーのバンドにシンプルなデザインの文字盤が映える、腕時計が。
文字通りお返しだ。去年のクリスマスに僕がプレゼントしたのも、腕時計だったのだ。
「いや、だからもう、先輩、そういう所ですよぉ!!」
「なにが?」
勢い良く顔を伏せた僕の頭上から、明らかにニヤニヤした風の声が降ってくる。絶対わざとだ。
「うぅ…ありがとうございます、大事にケースに入れてホコリひとつ傷ひとつ付かないよう丁重に飾ります。」
「そこは使ってよ。あきちゃんほんと面白いね」
オタク特有の早口で言うと、先輩は僕の頭をツンツンしながらそう言った。
待って。行動が尊い。無理。めっちゃつむじ押されてる。可愛い。無理。動けない。
「はぁぁぁ~何?ほんと、いやほんとあの嬉しくて、ちょっと待ってください一旦綺麗に仕舞いますねちょっと今付けたらヤバいので。ふぅぅぅ…いやいやいや待って、無理だって無理無理無理僕の身が持たない」
「あきちゃん?もしもーし、生きてる?」
「もうすぐ死にます…僕が死んだらパソコン風呂に沈めて机丸ごと燃やしてください…この腕時計は一緒に棺に入れてくださいあの世まで持っていきます」
「ははっ何それ面白い」
先輩、いたずらし過ぎると大変な目にあいますよ。僕が。
そんな軽口もギリギリ叩けるが本当にヤバい。先輩に、プレゼントを貰ってしまった。それも腕時計。センス良過ぎだろ意味分からん。
「あきちゃーん」
突っ伏したままぐるぐると考えていると、今度は僕の手をツンツンと触ってくる。可愛い。カッコよくてかつ可愛いとか反則だろ。
「何でしょう…」
顔を上げると、頬杖を付いた先輩がニヤッと笑い、
「やっと目あった」
かっっっっこよ過ぎて鼻血出るかと思ったぞ!?!?
顔を上げた勢いそのまま僕は両手でパァンと顔を覆った。
心臓ギュッてなった今完全に。ギュッて。ギュゥゥゥって。絶対気持ち悪い顔してる。見せられない。
「あーまた…ねぇあきちゃん?あきちゃーん」
顔を覆った僕の指と指の間を、先輩の手がつぅとなぞる。
擽ったくてつい手を離すと、
「はい片方捕まえた~」
せせせ先輩の指と僕の指が絡んで、これ、恋人繋ぎって、やつ、ですよね!?
「はいほら、もう片方もー」
必死にもう片方で顔を覆うも、また指の間を擽ろうとする先輩。いやこれ以上はダメだ。本当に。というか先輩これ酔ってるだろ確実に。
「あきちゃん見てるとさぁ、ついいじめたくなるんだよね~」
「どういう意味ですかぁそれ…」
キャパオーバー過ぎて泣きそうだ。
「んー?そのままの意味?」
そう言い、繋いだままの片手をギュッとする先輩。
「ちょっ!?」
「ちょ?」
「ちょっっ…と、待って、ください。」
「え~今もう結構待ってるよ?」
「すいませんほんとすいません限界です勘弁してください先輩がカッコよくて可愛くて死にそうなんです白状します」
耳の中に心臓があるのかと思うくらい、バクバクとうるさい。酒のせいか?酒のせいも多少はあるかもしれない。
「うーん、可愛い後輩に死なれたら困るから解放してあげよう」
「ありがとう…ございます…」
俺のゴツっとした手から先輩の白くて細くてでも骨ばっている綺麗な手が離れていく。残念に思う気持ち一割、ギリギリ心臓が持って良かった気持ち九割、みたいな感じだ。
あわよくば、酒に任せて手を出してしまおうかと考えていたのに、まさか手を出される事になるとは。
酔ってもいないのに何だかフラフラになってしまった僕と、顔には出ないが実は酔っていたらしい先輩はそろそろ出ようか、と店を後にしたのだった。
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二人は付き合ってません
電車を降りると、華やかなクリスマスソングがどこからともなく聞こえてきた。
通り過ぎる電車の冷たい風で乱れたせっかくセットした頭をトイレの鏡で軽くなおしていると、最愛の先輩からLINEが。
『着いた?』
「つきました、と…」
慌ててLINEを返しながらトイレを出ると、自動改札の向こうにすぐ姿を見つけた。
大声で呼びたいのを必死で我慢しながら小走りで先輩のもとへ。
「お疲れ様です!すいませんお待たせしてしまって…」
「お疲れー。待ってないから大丈夫だよ」
優しく笑いながらそう言う先輩。細身のスーツがこの上無く似合っている。
会うのは久しぶりだけど、少し茶色がかった髪の毛も、シンプルな黒縁の眼鏡も、少し垂れた細い目も、薄い唇も、骨ばった手も、長い足も、何も変わらない。
大好きな僕の先輩だ。
「どうした?穴あきそうなんだけど」
あまりにもガン見し過ぎたからか先輩が笑いながら細い目を更に細くして言う。
笑う時に目が無くなるのも変わってない。
「いつも通りかっこいいなぁって…」
「恥ずかしいからやめて」
定番と化したやり取りをしながらは予約していた店へ。
今日は漫研の同窓会の予定だった。
が、他の部員全員が締切だとか年末のライブだとかで来ることが出来ず。
最終的には死ぬ気で原稿をやっつけた僕と、同窓会の為に予定をあけていた先輩の二人だけに。
「予約とか大丈夫でしたか?」
「ああ、大丈夫。オタ活も大事だもんなぁ」
オタクに理解の深い先輩も好きだわ。
予定を蹴られたのに相手の事を思いやる先輩は神だきっと。
「そういやあきちゃんは原稿終わったんだ」
「はい!今日の為に死ぬ気で終わらせました!!」
「死ぬ気でって…死なれたら困るから、そこそこで頼むよ」
「う゛ッッ…わかりました、死なない程度に頑張ります」
「よろしい」
そう言い頭を軽くポンとする先輩。僕より少し低い所から伸びた手がたまらなく愛おしい。
その左手には、僕が前にプレゼントした腕時計が光っていた。
「ごめんね、俺仕事終わってそのままだからさ」
「?何がごめんね、ですか?」
「あきちゃんはお洒落して来てくれたのにって思って。その髪型も似合ってるね」
こういう所だ。
さらっと人を褒める。
店に着くまでで既に死にそうだ。
「ヴヴ……ありがとう…ございます…」
「なに奇声発してんの」
そして時間差で気付く。
仕事が終わってそのまま、という事は服や持ち物もそのまま、つまりは僕のプレゼントした時計普段から使ってくれている…?
「そういう!!所だよ!!!!」
「えっ大丈夫?頭とか」
突如電柱に向かって叫ぶ僕に軽く引く先輩。感情表現激しいタイプのオタクでごめんなさい。まだ僕シラフですから。
そうこうするうちに先輩オススメの居酒屋に到着。ちょっとオシャレな半個室タイプだ。
店内はカップルだらけで若干居心地が悪かったが先輩が気にしてない様だから気にしない。
「じゃあ、原稿お疲れ様~」
「先輩も、お仕事お疲れ様です!」
「「乾杯」」
情けない事にまだビールが飲めない俺のサワーグラスと、線の細い手に似合わないゴツいジョッキがカチリと音を立てる。
先輩の喉仏がごくごくと動く様子をつい目で追っていると、目が合った。
「どうした?」
「いや、えっと、僕まだビール飲めなくて。かっこいいなぁって…」
少しニヤッと笑いながら聞かれ、ついしどろもどろになってしまう。
「別に飲めなくてもいいと思うけど…あ、練習してみる?」
「えっいやその、大丈夫です!!」
間接キスなんて、僕の心臓が持たない!!
「大丈夫ですって何なの」
慌てて否定した僕のちょっと変な言葉選びにフフっと笑う先輩。
遊ばれているような気がするが先輩になら遊ばれてもいい。というか遊ばれたい。
こんな考えが先輩にバレたら僕死ぬな…。
先輩の選んだこのお店は本当にご飯は勿論お酒も美味しく、つい普段よりハイペースに飲んでしまう。
でも、矢張り緊張しているからか全く酔わない。…あわよくば、酔って先輩との距離を縮めようなんて思っていたけど絶対無理な気がしてきた。
対面に座っている先輩も、ほんのり顔は赤いもののあまり様子は変わらない様に見える。お酒、強いのかなぁ…
「あ、そうそうあきちゃん。酔っ払う前に、はいコレ。」
そう言い先輩が、小さな紙袋を僕に渡す。
「ありがとうございます…?え、どうしたんですか?」
慌てて何杯目か忘れた梅酒を置き受け取る。誕生日でも何でもないはずだけど…。
「クリスマスプレゼント。去年くれたでしょ?お返しだよ。」
だから!そういう!!所だよ!!…と心の中で叫ぶ。一年越しにまさかお返しが来るだなんて、思ってもみなかった。
「ありがとうございます!…開けてもいいですか?」
「うん、どうぞー」
見た目の割に重い紙袋の中には、手のひらサイズくらいの、高級感のある箱。まさか…
「えっ、まさか、えっ!?」
その、まさか。
箱の中には太めのレザーのバンドにシンプルなデザインの文字盤が映える、腕時計が。
文字通りお返しだ。去年のクリスマスに僕がプレゼントしたのも、腕時計だったのだ。
「いや、だからもう、先輩、そういう所ですよぉ!!」
「なにが?」
勢い良く顔を伏せた僕の頭上から、明らかにニヤニヤした風の声が降ってくる。絶対わざとだ。
「うぅ…ありがとうございます、大事にケースに入れてホコリひとつ傷ひとつ付かないよう丁重に飾ります。」
「そこは使ってよ。あきちゃんほんと面白いね」
オタク特有の早口で言うと、先輩は僕の頭をツンツンしながらそう言った。
待って。行動が尊い。無理。めっちゃつむじ押されてる。可愛い。無理。動けない。
「はぁぁぁ~何?ほんと、いやほんとあの嬉しくて、ちょっと待ってください一旦綺麗に仕舞いますねちょっと今付けたらヤバいので。ふぅぅぅ…いやいやいや待って、無理だって無理無理無理僕の身が持たない」
「あきちゃん?もしもーし、生きてる?」
「もうすぐ死にます…僕が死んだらパソコン風呂に沈めて机丸ごと燃やしてください…この腕時計は一緒に棺に入れてくださいあの世まで持っていきます」
「ははっ何それ面白い」
先輩、いたずらし過ぎると大変な目にあいますよ。僕が。
そんな軽口もギリギリ叩けるが本当にヤバい。先輩に、プレゼントを貰ってしまった。それも腕時計。センス良過ぎだろ意味分からん。
「あきちゃーん」
突っ伏したままぐるぐると考えていると、今度は僕の手をツンツンと触ってくる。可愛い。カッコよくてかつ可愛いとか反則だろ。
「何でしょう…」
顔を上げると、頬杖を付いた先輩がニヤッと笑い、
「やっと目あった」
かっっっっこよ過ぎて鼻血出るかと思ったぞ!?!?
顔を上げた勢いそのまま僕は両手でパァンと顔を覆った。
心臓ギュッてなった今完全に。ギュッて。ギュゥゥゥって。絶対気持ち悪い顔してる。見せられない。
「あーまた…ねぇあきちゃん?あきちゃーん」
顔を覆った僕の指と指の間を、先輩の手がつぅとなぞる。
擽ったくてつい手を離すと、
「はい片方捕まえた~」
せせせ先輩の指と僕の指が絡んで、これ、恋人繋ぎって、やつ、ですよね!?
「はいほら、もう片方もー」
必死にもう片方で顔を覆うも、また指の間を擽ろうとする先輩。いやこれ以上はダメだ。本当に。というか先輩これ酔ってるだろ確実に。
「あきちゃん見てるとさぁ、ついいじめたくなるんだよね~」
「どういう意味ですかぁそれ…」
キャパオーバー過ぎて泣きそうだ。
「んー?そのままの意味?」
そう言い、繋いだままの片手をギュッとする先輩。
「ちょっ!?」
「ちょ?」
「ちょっっ…と、待って、ください。」
「え~今もう結構待ってるよ?」
「すいませんほんとすいません限界です勘弁してください先輩がカッコよくて可愛くて死にそうなんです白状します」
耳の中に心臓があるのかと思うくらい、バクバクとうるさい。酒のせいか?酒のせいも多少はあるかもしれない。
「うーん、可愛い後輩に死なれたら困るから解放してあげよう」
「ありがとう…ございます…」
俺のゴツっとした手から先輩の白くて細くてでも骨ばっている綺麗な手が離れていく。残念に思う気持ち一割、ギリギリ心臓が持って良かった気持ち九割、みたいな感じだ。
あわよくば、酒に任せて手を出してしまおうかと考えていたのに、まさか手を出される事になるとは。
酔ってもいないのに何だかフラフラになってしまった僕と、顔には出ないが実は酔っていたらしい先輩はそろそろ出ようか、と店を後にしたのだった。
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