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第8話
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里から与えられた貸家は可もなく不可もなく、平凡な住処で充分と伝えた落葉の希望を概ね満たしていた。八畳の居間には長方形の座卓を軸に、座椅子とブラウン管のテレビが向かい合う。部屋の隅にはキャスターの付いた折りたたみ式の簡易ベッドが開いた状態で設置してあった。
座卓の上にはメモ帳の切れ端が散らばっている。全てが久川から聞いた話の覚え書きだ。
〝脱走の意志はない〟
〝中学二年までは通学〟
〝久田の死を受け入れている〟
……昨日彼女と会っていたのは三時間弱でも、初対面だったから多くを話した。
落葉は一枚のメモを取り上げた。
〝心を許している友人がいる〟
これは例の昔の友達ではない。退学して孤立しているだろう彼女とまだ交流が続いている現役の友人。
久川の友人は全身をローブで隠し、左手を群集の前で差し出すだけの仕事を請け負っている。手の甲に刻まれた影武者の刻印を見られる心配はいらず、信者達が手の届く範囲に近づくこともない。事情を知る内部の人間は刻印を見るまでもない。左腕以外はまったく別人の容姿なのだから。
近日中に件の友人は再び派遣される。依頼内容からして、さほど長い期間は派遣先に滞在しない。帰国してからでも構わなかったけれど、学校を辞めて影武者以外には何の肩書きも無くなった久川と唯一交流を持つ友人に、落葉はすぐにでも会ってみたかった。
夜になっても気持ちが変わらなければ、天音に相談してみようか。久川を導くうえで、彼女の友達と情報共有する行為は不自然ではないはず。
時刻は朝八時過ぎ。久川の家には八時半に着くと伝えてある。五着も支給された怪しい紫のスーツに着替え、玄関で革靴を履く。一分も経たないうちに革靴は歩きにくいのだと思い出し、もう少し余裕をもって家を出るべきだったと僅かに悔やんだ。
家を出る前に考えていたことは、五分も歩く頃には頭の片隅にまで追いやられていた。
◆
久川の家の前に知らない若い男が立っていた。彼女の家を眺めているから、落葉の到着を待っていたわけではない。かと言って久川に用があるかも怪しい。用があれば呼び鈴を押せば済むのに、男は微動せず佇立して道路から見える二階の窓の一点に視線を注ぐ。落葉の記憶に間違いがなければ、そこは久川の部屋だ。
「あのー、少しいいですか?」
不審に思い落葉は男の背中に声をかける。まるで警察官が職務質問する時のような切り出しだ。真似事をしているようで恥ずかしいが、慣れていないのだからしかたない。
男が振り返る。初めにシトラスの香りが鼻についた。逆立てた髪に使用した整髪料の匂いらしい。外見から絵に描いたようなガラの悪い男と推測した。怯まぬよう気を張る。
「何をされているか気になりまして。そこ、久川さんの自宅ですよね?」
「まだいいか悪いか答えてないだろ」
「いいか、悪いか?」
「お前が『少しいいですか?』って言ったんだろうが。せっかちだな。んなダセェ服着てよぉ」
せっかちなのはすぐに応えなかったからだろう。スーツがダサいのは同感だった。やっぱりそう思われていると知り、「少し太った?」と指摘された時くらい傷ついた。
「ダサいのはそうですが、ボクは目立っていたほうが都合のいい立場にいましてね。一応言っておきますが、私服ではありませんよ」
「制服でもそんな服ありえねぇよ。俺がお前なら、仕事よりプライドを優先するな」
「給料が悪くないんですよ、このお仕事はね」
賃金が目当てでもなければ、まだ支払われてすらいない。給料が悪くないのは嘘ではないから、あとからバレるその場しのぎの嘘でもない。
「ボクのお仕事、わかりますか?」
「あたりめぇだ。管理者だろ、俺たちの」
即答だった。イチ足すイチを問われることと大差ないくらいに。
落葉はわざとらしく「よかった」と呟いた。対面する男が見逃すまいと片眉をあげる。
「良くねぇよ。俺たちをダシに大金もらいやがって」
「お金の件ではないですよ。それも悪くはないですが、ボクがほっとしたのは、この目がチカチカするド派手なスーツを着ている意味があったと知れたからです。あなたのおかげでね」
「意味わかんねぇけど」
「まだ名乗ってもいないのに、ボクが管理者だってわかったじゃないですか。そのための服ですよ、これは」
袖を伸ばして服の存在感を主張する。男は気勢が削がれたようで、がくんと首を折った。機嫌は損ねたらしいが、敵意も薄くなった。
「人違いでしたら申し訳ありませんが」
保険として断りをいれておく。
「あなた、春久さんですか?」
男の口がぽかんと空いて、一瞬だけ静止した。何を言っているんだ、こいつは。そんな感情が漏れているようにも見える。人違いだったか。
「……やっぱ管理者なんだな、おまえ」
それが落葉の質問への明瞭な回答だった。管理者は影武者全員の顔と名前を記憶していると考える人は多い。天音いわく、実際には微妙に違っていて、街ですれ違って名前を言い当てられるのは担当している数人くらいで、全員を把握しているのは自分だけとも豪語していた。
「てか見たことねぇ顔だな。いつ来たんだよ」
「昨日からですよ。昨日初めて、ここに来ました」
「そりゃタイムリーだな。昨日の今日で会ったこともねぇ俺の顔を覚えたなんて、管理者の人間は半端ねぇエリート様なんだな」
「偶然ですよ、ボクの場合はね。ネタばらしすると、君の顔は写真でも見たことなくて、ここで初めてお目にかかりました」
声にこそ出ていなかったが、春久の口元は「はぁ?」と同じ形をしていた。
「俺の、ストーカー?」
自信なさげに弱々しく吐かれた憶測に、落葉は耐えられなかった。頬が緩み、肩から力が抜ける。くつくつと抑えた笑い方に、春久は頬を紅潮させぶっきらぼうに声をあげた。
「てめぇがわけわかんねぇ話するからだろうがっ! ちげぇんならさっさと説明しろよっ!」
「すみません、ほんとうに。こちらも探り探りだったのでくっくっ」
「いつまでウケてんだっ! てか笑い方キモいぞてめぇ!」
笑い方に難があるのは一緒に住んでいた武林からも言われた。いずれ好意を寄せる相手ができた時に足枷になるだろうと。肝心の好意を寄せる相手ができる予定がないから問題を先送りにしている。
ふぅ、と呼吸を整え、落葉は興奮の余韻が残る春久を見た。
「ボクたちが同時期に何人かの影武者を管理するのは、きっとご存知ですよね。基本的には、昼夜問わず付き添うのではなく、定期的に会うくらいですが」
「おまえが俺の担当になったのか?」
「そうであっても大歓迎でしたが、ボクの担当する影武者は別にいます。ここにボクが来たのは、そういうことです」
背後にそびえる家の二階に目をやり、落葉へと視線を戻す。
明らかに、春久の表情は沈んでいた。
「おまえが楓ちゃんの面倒をみるってわけか。天音みたく、家庭教師もすんのか?」
「そのつもりです。あなたの話も聞きましたよ。友達なんですよね?」
「そう思ってんなら、そうなんだろうよ」
「興味を惹く答え方をしますね。隠したい理由でも?」
「そう察したならいちいち声にすんなよ」
「ごもっとも。失言でした。すみません」
言葉遣いに難があるけれど、春久も久川と同じく頭の回転が遅いタイプには見えない。乱暴な喋り方をしているのは好んでいるためか、演技か。あるいは落葉を個人的に憎んでいるからか……その可能性は無いだろう。恨みを買うような言動に覚えはない。
互いの呼吸音さえ耳に届きそうな沈黙。春久は久川の家に顔を向け、落葉のほうを見ようとしない。怒っているより、興味を失ったと言いたげな背中を晒す。残念ながら、そうはいかない。目と鼻の先にある家で待つ久川楓を監視の名目で家庭教師することが落葉の仕事なのだ。第三者が遠ざけたいと願っても、聞き入れるわけにはいかない。
――それは、説明を求められた際に伝える表向きの理由だけど。
自分を疎ましく思う春久にも興味がある。選ぶことを許されない非常な運命に、彼はどう向きあっているのか知りたかった。
話し合いをするつもりはないと主張する後ろ姿に、落葉は声をかけた。重く優しい声で、静かに。
「春久さん、近々仕事に行くのでしょう?」
座卓の上にはメモ帳の切れ端が散らばっている。全てが久川から聞いた話の覚え書きだ。
〝脱走の意志はない〟
〝中学二年までは通学〟
〝久田の死を受け入れている〟
……昨日彼女と会っていたのは三時間弱でも、初対面だったから多くを話した。
落葉は一枚のメモを取り上げた。
〝心を許している友人がいる〟
これは例の昔の友達ではない。退学して孤立しているだろう彼女とまだ交流が続いている現役の友人。
久川の友人は全身をローブで隠し、左手を群集の前で差し出すだけの仕事を請け負っている。手の甲に刻まれた影武者の刻印を見られる心配はいらず、信者達が手の届く範囲に近づくこともない。事情を知る内部の人間は刻印を見るまでもない。左腕以外はまったく別人の容姿なのだから。
近日中に件の友人は再び派遣される。依頼内容からして、さほど長い期間は派遣先に滞在しない。帰国してからでも構わなかったけれど、学校を辞めて影武者以外には何の肩書きも無くなった久川と唯一交流を持つ友人に、落葉はすぐにでも会ってみたかった。
夜になっても気持ちが変わらなければ、天音に相談してみようか。久川を導くうえで、彼女の友達と情報共有する行為は不自然ではないはず。
時刻は朝八時過ぎ。久川の家には八時半に着くと伝えてある。五着も支給された怪しい紫のスーツに着替え、玄関で革靴を履く。一分も経たないうちに革靴は歩きにくいのだと思い出し、もう少し余裕をもって家を出るべきだったと僅かに悔やんだ。
家を出る前に考えていたことは、五分も歩く頃には頭の片隅にまで追いやられていた。
◆
久川の家の前に知らない若い男が立っていた。彼女の家を眺めているから、落葉の到着を待っていたわけではない。かと言って久川に用があるかも怪しい。用があれば呼び鈴を押せば済むのに、男は微動せず佇立して道路から見える二階の窓の一点に視線を注ぐ。落葉の記憶に間違いがなければ、そこは久川の部屋だ。
「あのー、少しいいですか?」
不審に思い落葉は男の背中に声をかける。まるで警察官が職務質問する時のような切り出しだ。真似事をしているようで恥ずかしいが、慣れていないのだからしかたない。
男が振り返る。初めにシトラスの香りが鼻についた。逆立てた髪に使用した整髪料の匂いらしい。外見から絵に描いたようなガラの悪い男と推測した。怯まぬよう気を張る。
「何をされているか気になりまして。そこ、久川さんの自宅ですよね?」
「まだいいか悪いか答えてないだろ」
「いいか、悪いか?」
「お前が『少しいいですか?』って言ったんだろうが。せっかちだな。んなダセェ服着てよぉ」
せっかちなのはすぐに応えなかったからだろう。スーツがダサいのは同感だった。やっぱりそう思われていると知り、「少し太った?」と指摘された時くらい傷ついた。
「ダサいのはそうですが、ボクは目立っていたほうが都合のいい立場にいましてね。一応言っておきますが、私服ではありませんよ」
「制服でもそんな服ありえねぇよ。俺がお前なら、仕事よりプライドを優先するな」
「給料が悪くないんですよ、このお仕事はね」
賃金が目当てでもなければ、まだ支払われてすらいない。給料が悪くないのは嘘ではないから、あとからバレるその場しのぎの嘘でもない。
「ボクのお仕事、わかりますか?」
「あたりめぇだ。管理者だろ、俺たちの」
即答だった。イチ足すイチを問われることと大差ないくらいに。
落葉はわざとらしく「よかった」と呟いた。対面する男が見逃すまいと片眉をあげる。
「良くねぇよ。俺たちをダシに大金もらいやがって」
「お金の件ではないですよ。それも悪くはないですが、ボクがほっとしたのは、この目がチカチカするド派手なスーツを着ている意味があったと知れたからです。あなたのおかげでね」
「意味わかんねぇけど」
「まだ名乗ってもいないのに、ボクが管理者だってわかったじゃないですか。そのための服ですよ、これは」
袖を伸ばして服の存在感を主張する。男は気勢が削がれたようで、がくんと首を折った。機嫌は損ねたらしいが、敵意も薄くなった。
「人違いでしたら申し訳ありませんが」
保険として断りをいれておく。
「あなた、春久さんですか?」
男の口がぽかんと空いて、一瞬だけ静止した。何を言っているんだ、こいつは。そんな感情が漏れているようにも見える。人違いだったか。
「……やっぱ管理者なんだな、おまえ」
それが落葉の質問への明瞭な回答だった。管理者は影武者全員の顔と名前を記憶していると考える人は多い。天音いわく、実際には微妙に違っていて、街ですれ違って名前を言い当てられるのは担当している数人くらいで、全員を把握しているのは自分だけとも豪語していた。
「てか見たことねぇ顔だな。いつ来たんだよ」
「昨日からですよ。昨日初めて、ここに来ました」
「そりゃタイムリーだな。昨日の今日で会ったこともねぇ俺の顔を覚えたなんて、管理者の人間は半端ねぇエリート様なんだな」
「偶然ですよ、ボクの場合はね。ネタばらしすると、君の顔は写真でも見たことなくて、ここで初めてお目にかかりました」
声にこそ出ていなかったが、春久の口元は「はぁ?」と同じ形をしていた。
「俺の、ストーカー?」
自信なさげに弱々しく吐かれた憶測に、落葉は耐えられなかった。頬が緩み、肩から力が抜ける。くつくつと抑えた笑い方に、春久は頬を紅潮させぶっきらぼうに声をあげた。
「てめぇがわけわかんねぇ話するからだろうがっ! ちげぇんならさっさと説明しろよっ!」
「すみません、ほんとうに。こちらも探り探りだったのでくっくっ」
「いつまでウケてんだっ! てか笑い方キモいぞてめぇ!」
笑い方に難があるのは一緒に住んでいた武林からも言われた。いずれ好意を寄せる相手ができた時に足枷になるだろうと。肝心の好意を寄せる相手ができる予定がないから問題を先送りにしている。
ふぅ、と呼吸を整え、落葉は興奮の余韻が残る春久を見た。
「ボクたちが同時期に何人かの影武者を管理するのは、きっとご存知ですよね。基本的には、昼夜問わず付き添うのではなく、定期的に会うくらいですが」
「おまえが俺の担当になったのか?」
「そうであっても大歓迎でしたが、ボクの担当する影武者は別にいます。ここにボクが来たのは、そういうことです」
背後にそびえる家の二階に目をやり、落葉へと視線を戻す。
明らかに、春久の表情は沈んでいた。
「おまえが楓ちゃんの面倒をみるってわけか。天音みたく、家庭教師もすんのか?」
「そのつもりです。あなたの話も聞きましたよ。友達なんですよね?」
「そう思ってんなら、そうなんだろうよ」
「興味を惹く答え方をしますね。隠したい理由でも?」
「そう察したならいちいち声にすんなよ」
「ごもっとも。失言でした。すみません」
言葉遣いに難があるけれど、春久も久川と同じく頭の回転が遅いタイプには見えない。乱暴な喋り方をしているのは好んでいるためか、演技か。あるいは落葉を個人的に憎んでいるからか……その可能性は無いだろう。恨みを買うような言動に覚えはない。
互いの呼吸音さえ耳に届きそうな沈黙。春久は久川の家に顔を向け、落葉のほうを見ようとしない。怒っているより、興味を失ったと言いたげな背中を晒す。残念ながら、そうはいかない。目と鼻の先にある家で待つ久川楓を監視の名目で家庭教師することが落葉の仕事なのだ。第三者が遠ざけたいと願っても、聞き入れるわけにはいかない。
――それは、説明を求められた際に伝える表向きの理由だけど。
自分を疎ましく思う春久にも興味がある。選ぶことを許されない非常な運命に、彼はどう向きあっているのか知りたかった。
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