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第20話 試食して、勧誘された。
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ザガードは皿とフォークを受け取ると、直ぐにリエリナの班の所に向かう。
何故、最初に来たのかと言うと、リエリナの作る物が食べても大丈夫かどうかの確認の為にだ。
幸い、ザガードがリエリナの班の調理台に着いても、まだリエリナのケーキは食べられた形跡はなかった。
ザガードはそれにホッと安堵の息を漏らすと、直ぐに顔を引き締めた。
「お嬢様」
「あら、ザガード。まずは、わたしのケーキを食べに来たの?」
「ええ、お嬢様のケーキを食べれると思うと、思わず」
「そうなの。嬉しいわ」
リエリナは満面の笑みを浮かべて、自分が作ったケーキを切り分けた。
それをザガードの皿に盛る。
「では、頂きます」
ザガードは一言そう言って、フォークでケーキを一口大に切って、口に入れた。
そして、咀嚼した瞬間。
「ぐふうううううううっ⁉‼」
ザガードは身体を痙攣させながら、凄い顔をした。
まるで、物語に出て来る毒林檎を食べた姫のような。
手が震えのあまりに、持っているフォークを床に落とした。
そして、膝をついた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、・・・・・・・」
ザガードは荒く呼吸をしだした。
それを見て、リエリナは自分のケーキが途轍もない味なのだと理解した。
「・・・・・あら?」
リエリナはポツリと零した。
それを聞いた周りの者は思った。
何で不思議そうな顔をしているのだろう? と。
「わたしが作ったケーキで悶絶するなんて、そんなに美味しかったのかしら?」
「「「「そんな訳ないでしょう⁉」」」」
この場にいる者は皆そう叫んだ。
周りの者にそう言われてもリエリナは首を傾げた。
何で、突っ込まれているのか分からないからだろう。
その頃になると、ザガードは立ち上がり事が出来るくらいには回復していた。
まだ足は笑っていたが、それでも構わずザガードは立った。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、・・・・・・み、みずを」
ザガードがそう言うと、近くに居たザガードと同じ班の女生徒がコップに水を注いでザガードに手渡した。
手渡されたコップに口をつけて、ザガードは水を喉に流し込んだ。
「はぁ~、ようやく一息つけた。ありがとうございます。」
ザガードはコップを持って来てくれた女生徒に笑顔で感謝を述べた。
その笑顔を見た女生徒は、顔を赤くさせて「い、いえ、たいしたことは・・・・・・」と小さい声で言った。
それを見て、リエリナは目を細めた。
「・・・・・・お嬢様。このケーキには何を入れたのですか?」
「へっ? そんなのリンゴと蜂蜜ですけど」
それが、何か問題でもと言いたげな顔をするリエリナ。
「・・・お嬢様。言い辛いのですが。お嬢様がケーキの中に入れたのは、リンゴではなく〝ファルソゥアップル〟です」
ザガードがそう告げると、リエリナは首を傾げた。
「ふ、ふぁるそぅあっぷる?」
料理の知識がないリエリナなので仕方が無いなと思い、ザガードは苦笑した。
「ファルソゥアップルはリンゴの近似種です。生でも焼いても食べれますが、蜂蜜と一緒に食べると、非常に不味くなります」
「えっ⁉ という事はっ」
「はい。非常に申し上げづらいのですが、かなり不味いです」
ザガードはキッパリと告げた。
リエリナは稲妻を受けたような顔をしていた。
「ところで、どうしてこのファルソゥアップルが入っているのですか。部長?」
ザガードはチゼッタを見ながら尋ねた。
「う~ん。これは、業者が間違って届けたようですね」
チゼッタもどうして紛れ込んで来たのか分からないという顔をしていた。
その顔を見て、ザガードはワザとではないという事が分かった。
「成程。では、仕方がないですね」
ザガードは深く追求しなかった。業者が間違えて届けたと言われたら、学生の身では何も言えないからだ。
「これは、わたし達の不手際ですね。すいません」
チゼッタは頭を下げて謝った。
「お嬢様。部長も謝っているようですし、此処は許してあげてはいかがですか?」
ザガードはリエリナに訊ねる。
「・・・・・・。別に良いですよ。用意したのは、この部に品物を運んで来た業者ですから。部長に怒るのは筋違いというものです」
リエリナは少し不満げな顔をしていたが、別にチゼッタにどうこうと言う事はしないようだ。
それを聞いて、チゼッタはホッと安堵の息を漏らした。
「さぁ、皆さん。リエリナさんには悪いですが。他の人が作ったケーキを試食しましょう」
チゼッタが気を取り戻すために手を叩きながら言う。
そう言われて、皆、ケーキの試食を再開しだした。
「う~ん。美味しいわ。これはチョコが入っているのね。チョコが甘苦くて、ケーキをより美味しくさせているわ」
「こっちは、オレンジのジュースを入れたのね。オレンジの良い匂いが花をくすぐるわ」
「このシンプルに何も入れてないのも、食べていて飽きないわ」
皆、自分以外のケーキを食べて舌鼓を打っていた。
そんな中で、ある班のケーキを食べて、皆言葉を失っていた。
「まぁ・・・・・・」
「これは、凄いです・・・・・・」
「本当に」
試食した女生徒達は手にはフォークを持ち目を見開かせてながら、口をもう片方の手で隠していた。
それほど驚くほどの美味なのだろう。
チゼッタも気になり、その班のケーキを一つ一つ試食している。
(う~ん。最初の三つは、どれも普通の味ね。最後のこれは・・・・・うんっ⁉)
チゼッタは最後のケーキを食べると、驚いていた。
「何て、美味しいのかしら・・・・・・」
顔をトロンとさせながら、頬に手を当てる。
あまりに美味しいのでそんな顔をしているチゼッタ。
「この花の香りが凄いわ。それも一つじゃなくて幾つもの香りがするわ。それでいて、どの香りも喧嘩しないで見事に調和されている。隠し味の塩を入れていているから、ケーキの甘みが引き立てている」
チゼッタはケーキの味のコメントする。
そのコメントを聞いて、食べた皆達は、その通りとばかりに頷く。
「このケーキを作ったのは、どなたかしら?」
チゼッタはそう尋ねると、その班の者が手で示した。
「えっと、あの人です」
女生徒が手で示した先には、ザガードが居た。ザガードはリエリナと話しをしていた。
皆、ザガードを見る。
その視線で、周りの人達が自分を見ている事に気付き、リエリナとの話を打ち切る。
「え、えっと、なにか?」
「貴方が。このケーキを作ったの?」
チゼッタはザガードが作ったケーキを指差す。
「はい。その通りです」
「そう。ちなみにどういう風に作ったのか教えてくれるかしら?」
「簡単ですよ。普通に焼いたケーキに、食用花のシロップ漬けに浸しただけです」
「シロップ漬けに浸しただけで、こんなに美味しくなったの⁉」
「重要なのは、花の種類と量と火加減です。それだけキッチリ量ればしたら、これと同じ味は作れます」
ザガードは胸を張って言った。
最初、このケーキを作れと師匠に言われた作った際には、食えた物ではなかった。
それから試行錯誤の末に、出来たのがこのケーキだ。
チゼッタはそれを聞いて、もう一度ケーキを食べる。
今度は顔を緩ませたりはしないで、目をつぶり良く味わおうと咀嚼する。
そして、飲み込み、チゼッタは皿を台に置き、ザガードの方を向いて、ザガードの手を取った。
「貴方。うちの部に入らない?」
「はい?」
ザガードは目をパチクリさせた。
「これだけ美味しいケーキを作れるなら、色々と作れるでしょう」
「え、ええ、まぁ、それなりに」
「その腕を、料理部で使ってみる気はない。今なら、特典として料理部の部員を彼女に選び放題よ」
「いや、それは」
「駄目ですっ‼」
ザガードが困惑していると、リエリナが声を大にして叫んだ。
「わたしの護衛が、仕事を放棄して、料理部に入るなんて言語道断ですっ」
リエリナはプリプリと怒っている。
怒っているリエリナを見て、チゼッタは顔を寄せて耳元で囁く。
「・・・・・・っ‼」
話しを聞いているとリエリナは、突然身体をビクッと震わせた。
「そ、それもいいですね」
「でしょう。どうです?」
「……ザガード」
「はい。わたしはこの部に入ります。貴方も入りなさい」
「は、はぁ、分かりました」
ザガードは何とも言えない顔をしながら、リエリナの命令を了承した。
(部長は、いったい、何と言ってお嬢様を。部に入れたのだろう)
と思いながら。
何故、最初に来たのかと言うと、リエリナの作る物が食べても大丈夫かどうかの確認の為にだ。
幸い、ザガードがリエリナの班の調理台に着いても、まだリエリナのケーキは食べられた形跡はなかった。
ザガードはそれにホッと安堵の息を漏らすと、直ぐに顔を引き締めた。
「お嬢様」
「あら、ザガード。まずは、わたしのケーキを食べに来たの?」
「ええ、お嬢様のケーキを食べれると思うと、思わず」
「そうなの。嬉しいわ」
リエリナは満面の笑みを浮かべて、自分が作ったケーキを切り分けた。
それをザガードの皿に盛る。
「では、頂きます」
ザガードは一言そう言って、フォークでケーキを一口大に切って、口に入れた。
そして、咀嚼した瞬間。
「ぐふうううううううっ⁉‼」
ザガードは身体を痙攣させながら、凄い顔をした。
まるで、物語に出て来る毒林檎を食べた姫のような。
手が震えのあまりに、持っているフォークを床に落とした。
そして、膝をついた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、・・・・・・・」
ザガードは荒く呼吸をしだした。
それを見て、リエリナは自分のケーキが途轍もない味なのだと理解した。
「・・・・・あら?」
リエリナはポツリと零した。
それを聞いた周りの者は思った。
何で不思議そうな顔をしているのだろう? と。
「わたしが作ったケーキで悶絶するなんて、そんなに美味しかったのかしら?」
「「「「そんな訳ないでしょう⁉」」」」
この場にいる者は皆そう叫んだ。
周りの者にそう言われてもリエリナは首を傾げた。
何で、突っ込まれているのか分からないからだろう。
その頃になると、ザガードは立ち上がり事が出来るくらいには回復していた。
まだ足は笑っていたが、それでも構わずザガードは立った。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、・・・・・・み、みずを」
ザガードがそう言うと、近くに居たザガードと同じ班の女生徒がコップに水を注いでザガードに手渡した。
手渡されたコップに口をつけて、ザガードは水を喉に流し込んだ。
「はぁ~、ようやく一息つけた。ありがとうございます。」
ザガードはコップを持って来てくれた女生徒に笑顔で感謝を述べた。
その笑顔を見た女生徒は、顔を赤くさせて「い、いえ、たいしたことは・・・・・・」と小さい声で言った。
それを見て、リエリナは目を細めた。
「・・・・・・お嬢様。このケーキには何を入れたのですか?」
「へっ? そんなのリンゴと蜂蜜ですけど」
それが、何か問題でもと言いたげな顔をするリエリナ。
「・・・お嬢様。言い辛いのですが。お嬢様がケーキの中に入れたのは、リンゴではなく〝ファルソゥアップル〟です」
ザガードがそう告げると、リエリナは首を傾げた。
「ふ、ふぁるそぅあっぷる?」
料理の知識がないリエリナなので仕方が無いなと思い、ザガードは苦笑した。
「ファルソゥアップルはリンゴの近似種です。生でも焼いても食べれますが、蜂蜜と一緒に食べると、非常に不味くなります」
「えっ⁉ という事はっ」
「はい。非常に申し上げづらいのですが、かなり不味いです」
ザガードはキッパリと告げた。
リエリナは稲妻を受けたような顔をしていた。
「ところで、どうしてこのファルソゥアップルが入っているのですか。部長?」
ザガードはチゼッタを見ながら尋ねた。
「う~ん。これは、業者が間違って届けたようですね」
チゼッタもどうして紛れ込んで来たのか分からないという顔をしていた。
その顔を見て、ザガードはワザとではないという事が分かった。
「成程。では、仕方がないですね」
ザガードは深く追求しなかった。業者が間違えて届けたと言われたら、学生の身では何も言えないからだ。
「これは、わたし達の不手際ですね。すいません」
チゼッタは頭を下げて謝った。
「お嬢様。部長も謝っているようですし、此処は許してあげてはいかがですか?」
ザガードはリエリナに訊ねる。
「・・・・・・。別に良いですよ。用意したのは、この部に品物を運んで来た業者ですから。部長に怒るのは筋違いというものです」
リエリナは少し不満げな顔をしていたが、別にチゼッタにどうこうと言う事はしないようだ。
それを聞いて、チゼッタはホッと安堵の息を漏らした。
「さぁ、皆さん。リエリナさんには悪いですが。他の人が作ったケーキを試食しましょう」
チゼッタが気を取り戻すために手を叩きながら言う。
そう言われて、皆、ケーキの試食を再開しだした。
「う~ん。美味しいわ。これはチョコが入っているのね。チョコが甘苦くて、ケーキをより美味しくさせているわ」
「こっちは、オレンジのジュースを入れたのね。オレンジの良い匂いが花をくすぐるわ」
「このシンプルに何も入れてないのも、食べていて飽きないわ」
皆、自分以外のケーキを食べて舌鼓を打っていた。
そんな中で、ある班のケーキを食べて、皆言葉を失っていた。
「まぁ・・・・・・」
「これは、凄いです・・・・・・」
「本当に」
試食した女生徒達は手にはフォークを持ち目を見開かせてながら、口をもう片方の手で隠していた。
それほど驚くほどの美味なのだろう。
チゼッタも気になり、その班のケーキを一つ一つ試食している。
(う~ん。最初の三つは、どれも普通の味ね。最後のこれは・・・・・うんっ⁉)
チゼッタは最後のケーキを食べると、驚いていた。
「何て、美味しいのかしら・・・・・・」
顔をトロンとさせながら、頬に手を当てる。
あまりに美味しいのでそんな顔をしているチゼッタ。
「この花の香りが凄いわ。それも一つじゃなくて幾つもの香りがするわ。それでいて、どの香りも喧嘩しないで見事に調和されている。隠し味の塩を入れていているから、ケーキの甘みが引き立てている」
チゼッタはケーキの味のコメントする。
そのコメントを聞いて、食べた皆達は、その通りとばかりに頷く。
「このケーキを作ったのは、どなたかしら?」
チゼッタはそう尋ねると、その班の者が手で示した。
「えっと、あの人です」
女生徒が手で示した先には、ザガードが居た。ザガードはリエリナと話しをしていた。
皆、ザガードを見る。
その視線で、周りの人達が自分を見ている事に気付き、リエリナとの話を打ち切る。
「え、えっと、なにか?」
「貴方が。このケーキを作ったの?」
チゼッタはザガードが作ったケーキを指差す。
「はい。その通りです」
「そう。ちなみにどういう風に作ったのか教えてくれるかしら?」
「簡単ですよ。普通に焼いたケーキに、食用花のシロップ漬けに浸しただけです」
「シロップ漬けに浸しただけで、こんなに美味しくなったの⁉」
「重要なのは、花の種類と量と火加減です。それだけキッチリ量ればしたら、これと同じ味は作れます」
ザガードは胸を張って言った。
最初、このケーキを作れと師匠に言われた作った際には、食えた物ではなかった。
それから試行錯誤の末に、出来たのがこのケーキだ。
チゼッタはそれを聞いて、もう一度ケーキを食べる。
今度は顔を緩ませたりはしないで、目をつぶり良く味わおうと咀嚼する。
そして、飲み込み、チゼッタは皿を台に置き、ザガードの方を向いて、ザガードの手を取った。
「貴方。うちの部に入らない?」
「はい?」
ザガードは目をパチクリさせた。
「これだけ美味しいケーキを作れるなら、色々と作れるでしょう」
「え、ええ、まぁ、それなりに」
「その腕を、料理部で使ってみる気はない。今なら、特典として料理部の部員を彼女に選び放題よ」
「いや、それは」
「駄目ですっ‼」
ザガードが困惑していると、リエリナが声を大にして叫んだ。
「わたしの護衛が、仕事を放棄して、料理部に入るなんて言語道断ですっ」
リエリナはプリプリと怒っている。
怒っているリエリナを見て、チゼッタは顔を寄せて耳元で囁く。
「・・・・・・っ‼」
話しを聞いているとリエリナは、突然身体をビクッと震わせた。
「そ、それもいいですね」
「でしょう。どうです?」
「……ザガード」
「はい。わたしはこの部に入ります。貴方も入りなさい」
「は、はぁ、分かりました」
ザガードは何とも言えない顔をしながら、リエリナの命令を了承した。
(部長は、いったい、何と言ってお嬢様を。部に入れたのだろう)
と思いながら。
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