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第26話 言っている事は正しいのだけど
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「殿下。何かあったのですか?」
ライアンが落ち込んでいる所に、ローザアリアが現れた。
ローザアリアの背後には護衛のシオーネも当然の様に居る。
「誰、あの女?」
「ばかっ、知らないのか? クラ―トゲシャブ家の令嬢だよ」
「げっ、あのクラ―トゲシャブ家のっ⁉」
B組にはローザアリアを初めて見る者も居るからか、ローザアリアが誰なのかA組の者に訊ねていた。
「・・・・・・や、やぁ、ローザ」
ライアンは流石に地面に座ったままでは失礼だと思ったのか立ち上がり、尻に着いた埃などを払い落として、一礼しだした。
ローザアリアも返礼という意味で一礼した。
「御機嫌よう。ところで、殿下。何で地面に座っていたのですか?」
「あ、ああ。これは・・・・・・」
ライアンはどう言おうか悩んでいると。
「殿下は実技テストをして疲れたのですよ。ローザアリアさん」
カトリーヌが口を挟んだ。
それを聞いて、ライアンは渋い顔をした。
「実技テストで疲れたのですか?」
ローザアリアは確認の様に訊ねた。
「あ、ああ、その通りだ」
ライアンはカトリーヌの言に乗っかった。
それを聞いて、ローザアリアはジト目でライアンを見た。
「御自分で提案したのに?」
「うぐっ」
ライアンは言葉を詰まらせた。
「その実技テストに使う魔法道具に負けた事が、そんなに辛いのですか?」
「な、なんで知っている⁉」
「途中から観戦していました。どういう経緯でテストをする事になったかわ。最初から、見ていた者から聞きました」
ローザアリアは目を向ける。その視線の先にはテーブルと椅子が置かれていた。
其処には、A組B組の女生徒達が居た。
その中にはリエリナも居た。
リエリナもザガードがこちらを見ている事に気付いたのか、小さく手を振っている。
「・・・・・・最初から見ていたのか?」
「いいえ、途中からです。丁度、其処の『紫鮫騎士団』の団長の息子さんがテストを受ける所から見ました」
「つまり、俺の負けっぷりを見たという事だろう」
「そうなりますね」
ローザアリアはライアンの無様な負けを見たと認めた。
「くっ、テスト結果をしていて来るとは、わたしを笑いに来たのか?」
「そんな事しに来ません。わたしは婚約者として一言言おうと思いまして参りました」
「何が言いたいんだ?」
「テストの結果が悪いからと言って、そう不貞腐れるのは、王族としてどうかと思います」
「くっ」
ライアンは苦虫を噛んだ顔をした。
「これから研鑽するのも、それともこれを機に別の才能を発揮させるのも、殿下次第ですよ」
「・・・・・・そうだな」
次にローザアリアはカトリーヌを見る。
「貴女がカトリーヌ=フォン=トランバートリーね」
「は、はい。御機嫌よう。ローザアリア様」
ローザアリアの目力に尻込みしながら挨拶するカトリーヌ。
「貴女のクラスの者から聞いたのですけが、殿下と親しくしているとか」
「は、はい。殿下とは同じクラスになった縁で色々と教えてもらっています」
「左様ですか。しかし、殿下はわたしという婚約者が居ます。婚約者がいる方と親しくするのは、礼を失していると言えます。それを考えて、仲良くした方が、貴女の為だと思います」
「は、はい。分かりました」
「では、これで失礼。殿下も御機嫌よう」
ローザアリアは一礼して、その場を後にした。
シオーネも皆に一礼して、ローザアリアの後を付いて行った。
「・・・・・・・」
ライアンはローザアリアが居なくなると、何処かに行った。
「殿下、お待ちをっ」
カトリーヌはライアンの後を追いかけていった。
ザガードは二人を見送ると、ローザアリアが行った先を見た。
(言っている事は正しいのだが、きつい言い方だったな)
ザガードはそう思ってると、ライアンの会話を遠巻きで訊いていた同級生達は。
「うわぁ、キツイ言い方だな」
「あれが、殿下の婚約者か。殿下も大変そうだな」
とローザアリアの事を話しだした。
ザガードはその話しの中に入らず、リエリナの下に行った。
ライアンが落ち込んでいる所に、ローザアリアが現れた。
ローザアリアの背後には護衛のシオーネも当然の様に居る。
「誰、あの女?」
「ばかっ、知らないのか? クラ―トゲシャブ家の令嬢だよ」
「げっ、あのクラ―トゲシャブ家のっ⁉」
B組にはローザアリアを初めて見る者も居るからか、ローザアリアが誰なのかA組の者に訊ねていた。
「・・・・・・や、やぁ、ローザ」
ライアンは流石に地面に座ったままでは失礼だと思ったのか立ち上がり、尻に着いた埃などを払い落として、一礼しだした。
ローザアリアも返礼という意味で一礼した。
「御機嫌よう。ところで、殿下。何で地面に座っていたのですか?」
「あ、ああ。これは・・・・・・」
ライアンはどう言おうか悩んでいると。
「殿下は実技テストをして疲れたのですよ。ローザアリアさん」
カトリーヌが口を挟んだ。
それを聞いて、ライアンは渋い顔をした。
「実技テストで疲れたのですか?」
ローザアリアは確認の様に訊ねた。
「あ、ああ、その通りだ」
ライアンはカトリーヌの言に乗っかった。
それを聞いて、ローザアリアはジト目でライアンを見た。
「御自分で提案したのに?」
「うぐっ」
ライアンは言葉を詰まらせた。
「その実技テストに使う魔法道具に負けた事が、そんなに辛いのですか?」
「な、なんで知っている⁉」
「途中から観戦していました。どういう経緯でテストをする事になったかわ。最初から、見ていた者から聞きました」
ローザアリアは目を向ける。その視線の先にはテーブルと椅子が置かれていた。
其処には、A組B組の女生徒達が居た。
その中にはリエリナも居た。
リエリナもザガードがこちらを見ている事に気付いたのか、小さく手を振っている。
「・・・・・・最初から見ていたのか?」
「いいえ、途中からです。丁度、其処の『紫鮫騎士団』の団長の息子さんがテストを受ける所から見ました」
「つまり、俺の負けっぷりを見たという事だろう」
「そうなりますね」
ローザアリアはライアンの無様な負けを見たと認めた。
「くっ、テスト結果をしていて来るとは、わたしを笑いに来たのか?」
「そんな事しに来ません。わたしは婚約者として一言言おうと思いまして参りました」
「何が言いたいんだ?」
「テストの結果が悪いからと言って、そう不貞腐れるのは、王族としてどうかと思います」
「くっ」
ライアンは苦虫を噛んだ顔をした。
「これから研鑽するのも、それともこれを機に別の才能を発揮させるのも、殿下次第ですよ」
「・・・・・・そうだな」
次にローザアリアはカトリーヌを見る。
「貴女がカトリーヌ=フォン=トランバートリーね」
「は、はい。御機嫌よう。ローザアリア様」
ローザアリアの目力に尻込みしながら挨拶するカトリーヌ。
「貴女のクラスの者から聞いたのですけが、殿下と親しくしているとか」
「は、はい。殿下とは同じクラスになった縁で色々と教えてもらっています」
「左様ですか。しかし、殿下はわたしという婚約者が居ます。婚約者がいる方と親しくするのは、礼を失していると言えます。それを考えて、仲良くした方が、貴女の為だと思います」
「は、はい。分かりました」
「では、これで失礼。殿下も御機嫌よう」
ローザアリアは一礼して、その場を後にした。
シオーネも皆に一礼して、ローザアリアの後を付いて行った。
「・・・・・・・」
ライアンはローザアリアが居なくなると、何処かに行った。
「殿下、お待ちをっ」
カトリーヌはライアンの後を追いかけていった。
ザガードは二人を見送ると、ローザアリアが行った先を見た。
(言っている事は正しいのだが、きつい言い方だったな)
ザガードはそう思ってると、ライアンの会話を遠巻きで訊いていた同級生達は。
「うわぁ、キツイ言い方だな」
「あれが、殿下の婚約者か。殿下も大変そうだな」
とローザアリアの事を話しだした。
ザガードはその話しの中に入らず、リエリナの下に行った。
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