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第47話 女の裏の顔を見た
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カトリーヌ達が居る所は校舎の裏手で、登校する生徒達からは良く見えない場所になっていた。
裏手は馬車の停留所に近いので、偶々声が聞こえたのだろう。
「どうなさいますか?」
同級生に囲まれているカトリーヌを物陰で見ながら、ザガードはリエリナに訊ねる。
「・・・・・・」
どうするべきかリエリナも悩んでいるようだ。
そうしている間も、カトリーヌは口撃を浴びていた。
「婚約者がいる殿下と一緒にパーティー会場に行くなんて、はしたない」
「これだから男爵上がりの者は困りますわ。貴族の常識以前に人としての礼儀も弁えないのですから」
「まぁ、木こりをしていた家ですから、人付き合いが下手で、礼節も教えてくれる事もなかったのでしょうね。ほほほ」
女学生達は好き勝手に言っている。
聞いていて気分が良いものではないが、その言葉には一理あった。
この国の女性達は、婚約者が居る者にみだりに一緒に居てはいけないと教育されている。
それは身分が高ければ、より顕著に表れる。
なので、カトリーヌがローザアリアと婚約しているライアンと一緒にパーティーに入れば非難されても仕方がないと言えた。
女学生達はそう思いカトリーヌを非難しているようだが、ザガードとしては違った。
(王子の誘いを断ったら不敬罪にならないか?)
カトリーヌはそう考えて、仕方が無くライアン王子と一緒にパーティー会場に行ったのではと思うザガード。
と憶測を立てても実際は本当かどうか分からない。
(この件については、カトリーヌの口から訊ねるしかないな)
ライアン王子に訊いても教えてくれるとは思えない。
それに、何かあの王子は好きになれないと思うザガード。
「・・・・・・」
カトリーヌは何も言わない。
此処で何か言えば、余計に被害が酷くなると分かっているからだろう。
「あら、だんまりかしら?」
「ふん。黙った所で、貴女は女性としての倫理というものが無いという事が分かっているのよ」
「全く、これだから庶民上がりの貴族は嫌ね」
「そうですわね」
反応が無い事と言いたい事を言い終えてスッキリしたのか、女学生達は「今度このような事をしたら、相応の報いを受けると思いなさいねっ」と言って、女学生達は気分を荒げながら校舎へと向かった。
「・・・・・・正に女性の裏の顔を見たり、ですね」
「あんなの可愛い物よ。酷いのだったら、もっと凄い事をする人もいるのだから」
「はぁ、そうですか」
女は怖い物だと実感したザガード。
そして、カトリーヌを見る。
カトリーヌは顔を伏せて、全身を震わせていた。
ただ、王子と一緒にパーティーに行っただけで侮辱されたのだ。怒らない方がおかしい。
「・・・・・・教室に行くわよ」
「放っていいのですか?」
「こんな事でへこたれる様では、王子の伴侶になる事は難しいわ。社交界と言うのは、相手を威圧して如何に自分の立場を上げさせるかが大事なのよ。この程度の嫌味程度で辛いと思うのであれば、王子の傍に居る資格はないわ」
厳しいが正論であった。
リエリナが自分の教室に向かうので、ザガードもその後に付いて行く。
裏手は馬車の停留所に近いので、偶々声が聞こえたのだろう。
「どうなさいますか?」
同級生に囲まれているカトリーヌを物陰で見ながら、ザガードはリエリナに訊ねる。
「・・・・・・」
どうするべきかリエリナも悩んでいるようだ。
そうしている間も、カトリーヌは口撃を浴びていた。
「婚約者がいる殿下と一緒にパーティー会場に行くなんて、はしたない」
「これだから男爵上がりの者は困りますわ。貴族の常識以前に人としての礼儀も弁えないのですから」
「まぁ、木こりをしていた家ですから、人付き合いが下手で、礼節も教えてくれる事もなかったのでしょうね。ほほほ」
女学生達は好き勝手に言っている。
聞いていて気分が良いものではないが、その言葉には一理あった。
この国の女性達は、婚約者が居る者にみだりに一緒に居てはいけないと教育されている。
それは身分が高ければ、より顕著に表れる。
なので、カトリーヌがローザアリアと婚約しているライアンと一緒にパーティーに入れば非難されても仕方がないと言えた。
女学生達はそう思いカトリーヌを非難しているようだが、ザガードとしては違った。
(王子の誘いを断ったら不敬罪にならないか?)
カトリーヌはそう考えて、仕方が無くライアン王子と一緒にパーティー会場に行ったのではと思うザガード。
と憶測を立てても実際は本当かどうか分からない。
(この件については、カトリーヌの口から訊ねるしかないな)
ライアン王子に訊いても教えてくれるとは思えない。
それに、何かあの王子は好きになれないと思うザガード。
「・・・・・・」
カトリーヌは何も言わない。
此処で何か言えば、余計に被害が酷くなると分かっているからだろう。
「あら、だんまりかしら?」
「ふん。黙った所で、貴女は女性としての倫理というものが無いという事が分かっているのよ」
「全く、これだから庶民上がりの貴族は嫌ね」
「そうですわね」
反応が無い事と言いたい事を言い終えてスッキリしたのか、女学生達は「今度このような事をしたら、相応の報いを受けると思いなさいねっ」と言って、女学生達は気分を荒げながら校舎へと向かった。
「・・・・・・正に女性の裏の顔を見たり、ですね」
「あんなの可愛い物よ。酷いのだったら、もっと凄い事をする人もいるのだから」
「はぁ、そうですか」
女は怖い物だと実感したザガード。
そして、カトリーヌを見る。
カトリーヌは顔を伏せて、全身を震わせていた。
ただ、王子と一緒にパーティーに行っただけで侮辱されたのだ。怒らない方がおかしい。
「・・・・・・教室に行くわよ」
「放っていいのですか?」
「こんな事でへこたれる様では、王子の伴侶になる事は難しいわ。社交界と言うのは、相手を威圧して如何に自分の立場を上げさせるかが大事なのよ。この程度の嫌味程度で辛いと思うのであれば、王子の傍に居る資格はないわ」
厳しいが正論であった。
リエリナが自分の教室に向かうので、ザガードもその後に付いて行く。
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