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36話 同盟戦の条約
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――ピロン!
『お知らせ
【六区の迷宮】と【針葉樹の迷宮】が同盟を結びました!』
さっそく通知が来て、正式に同盟となった。
あの後のメッセージでのやり取りで、日付を指定してもらえれば、いつまでに何体の魔物が出せるかリストを送りますよ。と連絡した。
ちなみにアルミラージは自前で呼ぶので必要ないそうだ。ホーンラビットは出せるなら借りたいらしいが。
そして一週間後には『同盟戦』をやるらしい。
相手は『黄同盟』とも呼ばれる三つの迷宮。
【黄の迷宮】【海難の迷宮】【霧雨の迷宮】の三つだ。
全てがDランクで【黄の迷宮】は今年のプレオープンでDランクになった”今年最優”と呼ばれる迷宮の一つだ。
まぁ【六区の迷宮】も今年最優の迷宮なんだけどな。
【黄の迷宮】の他は数年前にダンジョンマスターになった【海難の迷宮】【霧雨の迷宮】。ダンジョンマスターの先輩方って奴だな。
数年前に出来たのにまだDランクか、と思うかもしれないが、これは人気の問題だな。
冒険者ってのは名前ばっかロマンにあふれてる感じがするが、大体が現実主義者だ。つまりは利益の少ない、攻略の難しいダンジョンには潜りたがらない。当然、海なんてのは難所だし、雨や霧の中の探査なんて面倒極まりない。
それでいてDランクになる前はFとEランクだ。当然、そんなランクの冒険者は探査技術も拙く、戦闘力も低い。
彼らが好き好んで、この二つの迷宮を探査する理由は無い訳だ。
そうなると最早DPの回収は自然回復や魔力での補給、そして迷宮決闘しかない訳だ。
バトルに関しても問題で、安くなる魔物が海や雨関連だと相手のダンジョンへ攻め込ませるのに向いている魔物は少ないんじゃないかと思える。
そう考えると数年たってもDランクってのは頷ける。
俺が海のダンジョンとかもらってたらどうなってたかな……
いや、もしかして<産卵>をもった魔物もいるのか? サケとかサメとか、結構卵産む奴は居そうだけど。でもクイーン以外だと居てもマザーフロッグみたいな感じになるか。
さて、一週間後と言われたので、少しだけ貸し出す魔物の数は増やせそうだ。
一週間後に【六区の迷宮】に貸し出す予定の魔物の数は。
◇
Fランク:ホーンラビット 20体
Eランク:ビーワーカー 500体
Dランク:ビーメイジ 330体
Dランク:ビーナイト 270体
Dランク:アーマーアント 170体
Cランク:ロングホーンビートル 90体
Bランク:スタッグビートル 1体
Bランク:ジャイアントビートル 1体
◇
という感じになった。
これでも俺の迷宮に居る戦力の半分だけどな。
半分の戦力はダンジョンの営業のために俺のダンジョンに残すつもりだからな。
ワーカーなんか消耗が激しいから露骨に渋ってるぜ。
残念ながらBランクのビートルは増えなかったので追加は無しだ。
ハチだけで1000体も居る訳だが、相手はDランクの迷宮三つ分の戦力だ。正直勝てるのか怪しいんだが。
「どう思うよ?」
「不安はありますが、そもそもが”賭け事”ですからね」
「絶対はないか」
そりゃそうだ。絶対に儲かります! なんて言われたら絶対に詐欺だと思うしな。
掛け金は膨大だが、負けても実質無料の戦力半分を失うだけ、命の危険がない。下手したらダンジョンの営業してる方が危険まであるな。
それで同盟戦の内容だが。
◇
・迷宮決闘の形式は『同盟戦』。
・【六区の迷宮】【針葉樹の迷宮】の同盟と【黄の迷宮】【海難の迷宮】【霧雨の迷宮】の同盟による『同盟戦』とする。
・同盟どうしは代表となる迷宮を出し合い、先に相手のダンジョンコアを破壊し、攻略した側の勝利となる。
・戦場となる二つの迷宮は【六区の迷宮】と【霧雨の迷宮】となる。
・代表の迷宮に同盟戦力の貸し出しを良しとする。
・勝敗の結果は同盟者全員に適用される。
・ただし、【六区の迷宮】と【針葉樹の迷宮】の同盟が敗北した場合は、破壊された【六区の迷宮】のみ敗北が適用され、消えることとする。
・【針葉樹の迷宮】はダンジョンマスターが戦闘に参加することを禁ずる。
・迷宮決闘を同盟者以外が見ることは出来ない。
◇
ってな感じにまとまったらしい。
いやぁ、俺にほぼデメリットが無い。どころか、他の迷宮の戦力の見学もできる。
相手としては【六区の迷宮】さえ、消せればいいんだろうな。
少し街に出て調べたら、ハヤミリアさんとこの事情はすぐにわかった。
国が亡びる寸前にダンジョンマスターになって延命。それを帝国に狙われてるってシンプルなもんだった。
俺としては戦力の貸し出ししか出来ないが、頑張ってくれ。
勝ってくれたら大儲けが確定してるってのもあるが、美人が消えるのはもったいないって気持ちもある。
まぁそんだけの気持ちだ。実際に頑張るのは彼女自身だしな。俺みたいな一般人は邪魔せずに応援するだけさ。
『お知らせ
【六区の迷宮】と【針葉樹の迷宮】が同盟を結びました!』
さっそく通知が来て、正式に同盟となった。
あの後のメッセージでのやり取りで、日付を指定してもらえれば、いつまでに何体の魔物が出せるかリストを送りますよ。と連絡した。
ちなみにアルミラージは自前で呼ぶので必要ないそうだ。ホーンラビットは出せるなら借りたいらしいが。
そして一週間後には『同盟戦』をやるらしい。
相手は『黄同盟』とも呼ばれる三つの迷宮。
【黄の迷宮】【海難の迷宮】【霧雨の迷宮】の三つだ。
全てがDランクで【黄の迷宮】は今年のプレオープンでDランクになった”今年最優”と呼ばれる迷宮の一つだ。
まぁ【六区の迷宮】も今年最優の迷宮なんだけどな。
【黄の迷宮】の他は数年前にダンジョンマスターになった【海難の迷宮】【霧雨の迷宮】。ダンジョンマスターの先輩方って奴だな。
数年前に出来たのにまだDランクか、と思うかもしれないが、これは人気の問題だな。
冒険者ってのは名前ばっかロマンにあふれてる感じがするが、大体が現実主義者だ。つまりは利益の少ない、攻略の難しいダンジョンには潜りたがらない。当然、海なんてのは難所だし、雨や霧の中の探査なんて面倒極まりない。
それでいてDランクになる前はFとEランクだ。当然、そんなランクの冒険者は探査技術も拙く、戦闘力も低い。
彼らが好き好んで、この二つの迷宮を探査する理由は無い訳だ。
そうなると最早DPの回収は自然回復や魔力での補給、そして迷宮決闘しかない訳だ。
バトルに関しても問題で、安くなる魔物が海や雨関連だと相手のダンジョンへ攻め込ませるのに向いている魔物は少ないんじゃないかと思える。
そう考えると数年たってもDランクってのは頷ける。
俺が海のダンジョンとかもらってたらどうなってたかな……
いや、もしかして<産卵>をもった魔物もいるのか? サケとかサメとか、結構卵産む奴は居そうだけど。でもクイーン以外だと居てもマザーフロッグみたいな感じになるか。
さて、一週間後と言われたので、少しだけ貸し出す魔物の数は増やせそうだ。
一週間後に【六区の迷宮】に貸し出す予定の魔物の数は。
◇
Fランク:ホーンラビット 20体
Eランク:ビーワーカー 500体
Dランク:ビーメイジ 330体
Dランク:ビーナイト 270体
Dランク:アーマーアント 170体
Cランク:ロングホーンビートル 90体
Bランク:スタッグビートル 1体
Bランク:ジャイアントビートル 1体
◇
という感じになった。
これでも俺の迷宮に居る戦力の半分だけどな。
半分の戦力はダンジョンの営業のために俺のダンジョンに残すつもりだからな。
ワーカーなんか消耗が激しいから露骨に渋ってるぜ。
残念ながらBランクのビートルは増えなかったので追加は無しだ。
ハチだけで1000体も居る訳だが、相手はDランクの迷宮三つ分の戦力だ。正直勝てるのか怪しいんだが。
「どう思うよ?」
「不安はありますが、そもそもが”賭け事”ですからね」
「絶対はないか」
そりゃそうだ。絶対に儲かります! なんて言われたら絶対に詐欺だと思うしな。
掛け金は膨大だが、負けても実質無料の戦力半分を失うだけ、命の危険がない。下手したらダンジョンの営業してる方が危険まであるな。
それで同盟戦の内容だが。
◇
・迷宮決闘の形式は『同盟戦』。
・【六区の迷宮】【針葉樹の迷宮】の同盟と【黄の迷宮】【海難の迷宮】【霧雨の迷宮】の同盟による『同盟戦』とする。
・同盟どうしは代表となる迷宮を出し合い、先に相手のダンジョンコアを破壊し、攻略した側の勝利となる。
・戦場となる二つの迷宮は【六区の迷宮】と【霧雨の迷宮】となる。
・代表の迷宮に同盟戦力の貸し出しを良しとする。
・勝敗の結果は同盟者全員に適用される。
・ただし、【六区の迷宮】と【針葉樹の迷宮】の同盟が敗北した場合は、破壊された【六区の迷宮】のみ敗北が適用され、消えることとする。
・【針葉樹の迷宮】はダンジョンマスターが戦闘に参加することを禁ずる。
・迷宮決闘を同盟者以外が見ることは出来ない。
◇
ってな感じにまとまったらしい。
いやぁ、俺にほぼデメリットが無い。どころか、他の迷宮の戦力の見学もできる。
相手としては【六区の迷宮】さえ、消せればいいんだろうな。
少し街に出て調べたら、ハヤミリアさんとこの事情はすぐにわかった。
国が亡びる寸前にダンジョンマスターになって延命。それを帝国に狙われてるってシンプルなもんだった。
俺としては戦力の貸し出ししか出来ないが、頑張ってくれ。
勝ってくれたら大儲けが確定してるってのもあるが、美人が消えるのはもったいないって気持ちもある。
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