ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた

ひまなひと

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第4話

 (くよくよしていてもキリがない)
 このままの気持ちではダメだと感じ、気持ちを切り替える。ユニーク職業であることから、先駆者が誰もいない。そのため、この職業が強いのか弱いのかもわからないのだ。

 スキルや職業のまとめサイトでは、おすすめの職業選択ビルドというものが存在している。それに沿って行えば問題ないというものだ。ゲームについて調べていると今のガチャはどれを引くべきといったものが書かれているサイトがあるだろう。それと似ており、初めてする初心者に教えるためのものだ。

 魔法使いのおすすめは、別の魔法使いを選ぶことになっている。また剣士とかならタンク系に行くのか、攻撃力に特化するのかで分岐点があるといった細かい仕様になっているようだ。

 だが、出てくるものはありふれたものだ。当然、ユニーク職業の情報は出てこない。

 (自分の思うがままに次の職業を選んだ方が良さそうだな……)

 このサイトは他にもパーティー募集の掲示板としても活用されている。寄せられた情報を基にダンジョンの階層情報も出ている。ダンジョンを調べ、一緒に潜りませんか?と掲示板であげている人もいる。

 固定したパーティーを持たない人にとっては、このサイトは重要なものになっている。そのため、多くの人が使うのだ。多くの人が使うということは、多くの情報が集まることになる。そのため信頼性が高く、ダンジョン関連のサイトの中で一番人気となっている。

「ステータス……」

 (昨日のことが夢でありますように)
 そう思いながらステータスを開くが何も変わらない。そしてスキルを見る。この世界の運要素その二だ。通常ならスキルが多くても三つ手に入れているのだ。最低でも二つは確定となる。

 (……二個か)
 ここでもハズレを引く。手に入れたスキルの名前は気配殺しと書かれている。その文字を触ると効果がわかるのだった。効果は「気配を断つことができる」、それだけだ。

 そして、職業の関係からユニークスキルを持っている。そこには「サブ職業獲得」と書かれたスキルだ。

 そのサイトでサブ職業と打ち込んでも出てこないのだからこの職業関連のものだろう。ゲームでもよくある生産職限定で使えるものか?サブ職業獲得のスキルの下には鉤括弧《かぎかっこ》で囲われた空白が存在している。

 その空白部分を触ると大量の職業が出てくるのだった。スクロールを一回しても端に辿り着くことはないほどの量だ。この中から職業を選べとか無理な話だろう。

(……どの職業を選択すべきなのだ)
感想 8

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