最弱のぼっちによる異世界物語!

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第1章 #4 《サバイバル生活かつ絶望の始まり》

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アキトは、目の前あった木に立ってみる。
そして、目の前の木を思いっきり殴ってみた。
当然の事ながら、木はびくともしないし、手が痛むだけだ。

『…………。さすがに、ゲームとは違うよね(笑)』

アキトは、木を叩いたら、もしかしたらどうにかなり、取れるかもという自分の馬鹿な考えに赤面した。

『まず、サバイバルで木を取るが取れないとなると、拠点探しか…』

辺りを見回す。
一方は、ただの森だ。入ったら殆どの確率で遭難するというほど、木があって奥が深そうだった。
もう一方は、平地だった。こっちはただ、少しの草木があるだけで、拠点にできそうな洞窟もない。

『取り敢えず、森の中でも探索してみるか☆』

後に、こんな無鉄砲な俺に後悔するとは思ってなかった。

夕方となり冷たい風が吹き付けることもあり寒いと思いつつも、

『早く、拠点を探して寝たい…』

そんな事、思いながら森へ入って行った。

20分後…

森の中に入ると、てっきりアキトは

『モンスターの1つ2つ出てくるのでは?』

と思ってた。だが、
一切モンスターとは会わなかった。
というより、肉眼では確認できなかった。
確かに、モンスターがいる気配はした気もするが、気にしすぎたのかもしれない。

60分後………

『ゼェゼェ…』

早くもバテ始める俺……

『帰宅部には、この複雑な道といい、気温といいハードすぎだろ!』

一応、コートを来ていたアキトだが、寒さで耳がやられる。
アキトは、ポケットからスマホを取り出すと、ダウンロードしてあった、音楽を聴く。

『ぼっちで、学校はやる事がない時に音楽で暇潰してたから、たくさん音楽ダウンロードしてあったんだ♪』

スマホの充電も配慮しつつ、音楽で疲れを少しでも紛らわす。

さらに時間は過ぎて… 

辺りは、すっかり暗くなり、さらに寒くなる

未だかつて、味わったこともない疲労を覆いながら歩き続けていたアキトは、洞窟をみつけた。

『?!おっ、洞窟じゃん!今夜はここで夜を過ごそう!』

そう言いつつ、近くにあった先が少し鋭い長めの棒を拾い洞窟に入る。

『洞窟の中に、モンスターがいるかもしれないからな。』

洞窟は、ほんの先で行き止まりだった。

『以外に、ここにもモンスターいないな。』

少し、モンスターを見てみたかった好奇心があったが、それより早く寝たいので安心感の方が多かった。

風を、避けれたためか洞窟の中は暖かかった。

『以外と、中は暖かいな。よし、ここを拠点にしていこう!』

そう言うと、横になる。

アキトは、ポケットから取り出したスマホに目をやった。

時刻は、日本時間で9時……
だけど、歩き回ったせいか睡魔が襲う。

『今日の授業で寝たはずなのに、眠いな~。もう少し拠点をレベルアップさせたいけど、寝るか』

アキトは、横になる。勿論、布団などの上級アイテムはない。
お腹も空いてたけど、それより睡眠だ。





翌朝………

とてつもない咆哮と悲鳴でアキトは飛び起きた。
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