キモオタ レベル0★世界最弱のオタク高校生の僕だけレベルアップ!美女に囲まれハーレム青春物語

さかいおさむ

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 暗黒の学園生活。

 僕は授業を終え、いつものように部活へ行く。
 この学校では必ず部活に入らないとならないのだ。

 僕が最弱のレベル0とみんなが知っているこの学校では誰とも深く付き合いたくはない。
 もっとも、向こうも僕みたいなザコとは関わりたくなと思っているだろうが……


 誰とも関わりたくない僕は新しい部活を立ち上げた。
 部員は僕一人、アイドル研究部という部活だ。

 周りの目が気になる思春期の男子なら恥ずかしがる部活なんだろうが、レベル0の僕に恥なんてない。

 好きなアイドルのポスターや音楽に囲まれる空間、この部室だけが僕の心の癒しだった。
 部室の真ん中に張られた白野サクラちゃんのポスター。

「くうぅぅう! 可愛いよサクラちゃん!」
 ポスターにへばりつく僕。

「キャーーーッ!!」
 たまたま部室の外を通りかかった女子生徒から悲鳴が上がる。

 うん、ごめんね。キモイよね。時代が時代なら妖怪として語り継がれるよね。

 ◇

 今頃、番長 村田はダンジョンかな……
 同い年ながらダンジョンでモンスターと戦っているであろう村田。
「僕も……冒険者になりたいな……」

 さあ、帰るかな。本日の活動(ポスターにへばりつく)も終わったし。
 今夜は音楽番組に気になるアイドルグループが出演する。早く早く帰らなければ。


 『ガラガラ』

 その時、部室のドアが開く。
 え? 誰? この流れが新入部員か!?

「お、おい。木本……」
 振り向くと、そこには担任の先生が青あざめた顔で立っていた。

「なんだ、先生か。なんですか……? 入部希望ですか……?」

「お前……何をしたんだ?」

「え?」
 どうした?

「せ、政府の人がお前を探しに来てるぞ!?」

「政府!?」
 何が起こったのだ!? さっきの女子生徒が妖怪と勘違いしてモンスター駆除の依頼でも出したのかな?

 不安になりながら、僕は職員室へと向かう。

 ◇

「君が木本君かい?」
 職員室ではいかにも政府の役人といった雰囲気の黒スーツの男たちが待ち構えていた。

「は、はい……」
 怖そうな男たちだ。

「大事な話があるんだ。このあと私たちと来てくれるかな?」
 屈強な男たちに誘われる僕。

「ぼ、僕にですか?」

「ああ、君じゃないとダメなんだ! ずっと君を探していたよ」

 なんだ? 僕が何をしたっていうんだ!?
 政府の意向でレベル0の者は死刑になる制度でもできたのだろうか?

「あの……僕なんかやっちゃいましたか?」
泣きそうだ。嫌だ! まだ死にたくない!

「いや、木本君はなにも悪いことはしてないよ。我々を……日本を助けて欲しいんだ。」

 ……とてもミュージック〇テーションを見たいから帰りたいとは言えない雰囲気なことは間違いないようだ。
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