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合宿最終日。
僕らは次々とモンスターと倒す。
アスカさんのもレベルこそ上がっていないものの身のこなしが軽やかになっているようだ。
「キモオタ君、次はキングガーゴイルを50体です!」
「うおおお」
『ザンッ』
一振りでキングガーゴイルは弾け飛ぶ。
「すごいな……あの数のキングガーゴイルを一撃か……」
「へへへ」
キングガーゴイルの群れも今の僕には相手にはならない。
「木本君はいまレベルだ?」
「キモオタ君はなんと……レベル48です!」
「よ、48!?」
僕も驚いた。最近はひたすらガイドの案内通りにモンスターを倒すだけでレベルを忘れていたのだ。
「すごいじゃないか木本君! レベル48といったら日本でも10人もいないだろう」
「そ、そんなにですか……!?」
この世界ではほぼ生まれつきでレベルが決まる。
僕はこの合宿でトップ冒険者のレベルまで成長した。
「48か……もう私と変わらないな……」
アスカさんは少し悔しそうに微笑む。
ガイドの案内通りにモンスターを倒す僕と違って、アスカさんは向かって来るモンスターを倒し続けている。
僕の10倍以上の数のモンスターを倒しただろう。
それでもアスカさんはレベルアップしていない。
精霊のガイドがレベルアップの案内をしてくるありがたさを再認識した。
「ネクロマンサーを倒すにはレベル50は必要です! もう少し頑張ってくださいね!」
「よし! ラストスパート気合い入れていくぞ!」
「はい!」
高レベルになればなるほど、レベルアップに必要な経験値は多くなる。
最後のあたりはボスクラスのモンスターをひたすら斬り続けた。
「キモオタ君! レベル50です! おめでとうございます!」
「はぁはぁ、よくやったぞ二人とも!」
「はぁはぁ、アスカさんも……お疲れさまでした……」
長かった合宿もいよいよ終わりを迎えた。
さすがにクタクタだ……。
◇
「ただいま……」
「あらオタフク! 合宿はどうだったの?」
「いやぁ疲れたよ……今日はもう寝るね」
家族にはこの夏休みは部活の合宿といって家を空けていた。
アイドル研究部に合宿があるのかは分からないが両親はなにも疑っていなかった。
「あらあら、ハードな合宿だったのね。おやすみ」
「おやすみ」
「……なんかあの子雰囲気変わったわね……?」
両親は僕の顔を不思議そうな顔で見る。
「あー、疲れたなぁ」
「私もさすがに疲れましたよ」
「ガイドもお疲れ様」
僕はレベル50になった。
日本、いや世界でも有数の冒険者だろう。
来週はいよいよネクロマンサーのダンジョンへ行く。
僕の力は通用するのだろうか……?
「あ、明日から学校ですね」
「!! 忘れていた……」
この夏は青春イベントは何もなかったな……いつもか……?
思い出すのは粉々に吹き飛ぶモンスターの顔だけだ。
その日は泥のように眠った僕であった。
僕らは次々とモンスターと倒す。
アスカさんのもレベルこそ上がっていないものの身のこなしが軽やかになっているようだ。
「キモオタ君、次はキングガーゴイルを50体です!」
「うおおお」
『ザンッ』
一振りでキングガーゴイルは弾け飛ぶ。
「すごいな……あの数のキングガーゴイルを一撃か……」
「へへへ」
キングガーゴイルの群れも今の僕には相手にはならない。
「木本君はいまレベルだ?」
「キモオタ君はなんと……レベル48です!」
「よ、48!?」
僕も驚いた。最近はひたすらガイドの案内通りにモンスターを倒すだけでレベルを忘れていたのだ。
「すごいじゃないか木本君! レベル48といったら日本でも10人もいないだろう」
「そ、そんなにですか……!?」
この世界ではほぼ生まれつきでレベルが決まる。
僕はこの合宿でトップ冒険者のレベルまで成長した。
「48か……もう私と変わらないな……」
アスカさんは少し悔しそうに微笑む。
ガイドの案内通りにモンスターを倒す僕と違って、アスカさんは向かって来るモンスターを倒し続けている。
僕の10倍以上の数のモンスターを倒しただろう。
それでもアスカさんはレベルアップしていない。
精霊のガイドがレベルアップの案内をしてくるありがたさを再認識した。
「ネクロマンサーを倒すにはレベル50は必要です! もう少し頑張ってくださいね!」
「よし! ラストスパート気合い入れていくぞ!」
「はい!」
高レベルになればなるほど、レベルアップに必要な経験値は多くなる。
最後のあたりはボスクラスのモンスターをひたすら斬り続けた。
「キモオタ君! レベル50です! おめでとうございます!」
「はぁはぁ、よくやったぞ二人とも!」
「はぁはぁ、アスカさんも……お疲れさまでした……」
長かった合宿もいよいよ終わりを迎えた。
さすがにクタクタだ……。
◇
「ただいま……」
「あらオタフク! 合宿はどうだったの?」
「いやぁ疲れたよ……今日はもう寝るね」
家族にはこの夏休みは部活の合宿といって家を空けていた。
アイドル研究部に合宿があるのかは分からないが両親はなにも疑っていなかった。
「あらあら、ハードな合宿だったのね。おやすみ」
「おやすみ」
「……なんかあの子雰囲気変わったわね……?」
両親は僕の顔を不思議そうな顔で見る。
「あー、疲れたなぁ」
「私もさすがに疲れましたよ」
「ガイドもお疲れ様」
僕はレベル50になった。
日本、いや世界でも有数の冒険者だろう。
来週はいよいよネクロマンサーのダンジョンへ行く。
僕の力は通用するのだろうか……?
「あ、明日から学校ですね」
「!! 忘れていた……」
この夏は青春イベントは何もなかったな……いつもか……?
思い出すのは粉々に吹き飛ぶモンスターの顔だけだ。
その日は泥のように眠った僕であった。
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