『え?みんな弱すぎない?』現代では俺の魔法は古代魔法で最強でした!100年前の勇者パーティーの魔法使いがまた世界を救う

さかいおさむ

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第三章 エルフの森

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 アルカンタラたちは姫に連れられて、エルフ王の容体を見に行くことに。
 エルフの城、最上階の王室だ。王室と言ってもアムハイナ王国の王室とは違い、あくまで自然の木や草などで作られた部屋で豪華絢爛という雰囲気ではなかった。これもエルフのという種族の科学を寄せ付けない生態を感じさせた。

 エルフ王はベッドの上で王は横になっていた。

 大きな体、300歳を超えても衰えていない盛り上がった筋肉。アルカンタラにとっては100年ぶりの再会だが、寝ていること以外、当時とあまり変わっている様子はなかった。

「お父様……あのアルカンタラがきましたよ……フフ、ダメか」
 呼びかけるが反応はない。姫は小さく苦笑いをする。

「……相変わらずデケェおっさんだな」
 目を閉じ、寝ているエルフ王を見てアルカンタラは昔を思い出していた。
 勇者パーティーで訪れ、かつての魔王を倒すためエルフの秘薬を譲ってくれたりなど協力をしてくれた王だ。

「あの……お医者さんとかは?」
 ミルリーフは姫に尋ねる。

「ここには医者はいない。そもそもエルフは医学には頼らないんだ。ワタクシたちが使うのは自然の薬草だけだし、怪我や病気の回復は神に祈るだけだ」

「……そう。自然を信仰するエルフたちの気持ちもわかるけど……なんとかしたいわね。病名だけでもわかれば何か手段があると思うんだけど……」
 ミルリーフ悔しそうに唇をかんだ。
 その時、ミルリーフは王の皮膚に浮かぶ紫色の斑点に気づいた。

「あら? この斑点……どこかで見たことあるような?」

「ああ、その斑点か。少し前からお父様の皮膚に現れてな。体力の低下と加齢によるものだと思うが」

「斑点……」
 何か思い出せそうだが思い出せず、頭をひねるミルリーフだった。

「さあ、とりあえず今夜は宴を開くぞ。アルカンタラが戻ってきたんだからな。
 お父様が元気でも宴を開いたはずだ。いつまでも暗くしていてもしょうがないぞ。こんな時だからこそ宴をする。我々エルフは客人を大切にするんだ」

「……どこが大切にするのよ」
 ミルリーフは姫を睨みつける。

「おいミルリーフとやら、キサマもアルカンタラに免じて命は勘弁してやる。宴にも参加させてやろう。エルフの中には勇者のファンも多い。アルカンタラとワタクシの席からは遠い席を用意してやるぞ?」
 ミルリーフを見下し、得意げな表情のエルフの姫。

「くっ、この女……いい加減にしなさいよ! 別にアンタがアルカンタラとどうなろうと知ったこっちゃないわよ!」

「……めんどくせぇな」
 アルカンタラは一人うつむいていた。

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