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突然、部屋の引き出しの中に現れた謎の入り口。
「間違いない、これはダンジョンだ……どうして俺に部屋に……?」
ダンジョンの数は多くはない。
たまに新しいダンジョンが出現し、大ニュースになることがある。
ダンジョンはレアアイテムや鉱物が取れるため、国の管理下に置かれることも少なくない。
まさか自分の部屋にダンジョンの入り口が現れるとは……アキラは驚いた。
「どうしよう……警察に連絡!? いや……まてよ……?」
この家はアキラと両親、妹の4人が暮らしている。
「ダンジョンの入り口が出来ました!」なんて通報したらすぐにこの家に政府のダンジョン管理課が飛んでくるだろう。
「うーん? この家は没収されるかな? 立ち退き費用はもらえるのかな……? まあまだ報告はやめておこう」
民間人の家にダンジョンの入り口が出来たのは恐らく初めてだろう。
アキラもどうすればいいのか分からず困惑する。
「……せっかくだしちょっと入ってみようかな……?」
普段は行動力のないアキラだが、妙な興奮状態ということもありダンジョンに入ってみることにする。
引き出しに入るとハシゴがあった。
アキラはハシゴをゆっくりと降りていく。
10段ほどのハシゴを降りると薄暗い洞窟のような細長い空間が広がっていた。
「これがダンジョン…… ん? この扉はなんだ?」
アキラは壁に並ぶ扉に気づいた。
洞窟の壁には、扉が奇麗に並んでいる。
レベル1、レベル2,レベル3……と順番に書かれている扉が何十枚と。
「レベル1……レベル2……? この扉がダンジョンの入り口なのか!?」
配信者ファンのアキラも自分がダンジョンに入るのは初めてだ。
「うーん……ダンジョン配信は何度も見たけど……こんな扉あったかな?
レベル1なら……俺でも大丈夫だよな?
でも冒険者の資格もないけど……ま、まあここは我が家だし! うん! セーフだろう!」
独自の謎理論の展開し、アキラは憧れていたダンジョンの扉(レベル1)を開く。
「あ、待てよ……? せっかくなら……」
アキラはスマートフォンを手に取り、ダンジョン配信アプリを開く。
毎日開くアプリだが今日は視聴者ではない、配信者としてアプリを開くのだ。
「んー……顔を出すのはまずいよな……」
そもそも勝手にダンジョンに入ることがマズいのだが、アキラはインターネットでの個人情報を守る大切さを理解するモラルはあった。
「えーっと、アカウント名は……うーん九アキラだから『アキラちゃんねる』……でいいか……」
しかし、さっそく個人情報を晒してしまうアキラであった。
「さて、配信開始……っと!」
ダンジョン配信者はまだ多くはない。すぐに視聴者が集まる。
「えー、ゴホン! ハ、ハロー……!」
5人の視聴者へ向けて初めての挨拶をするアキラ。
◆コメント欄◆
『名無し なんだ? 新人か?』
『名無し 知らねぇ名前だな……アキラ?』
『名無し アキラって、いつも『まどかチャンネル』にいるキモい奴か!?』
『名無し いや、あのアキラはチップ200円しか投げられない貧乏人だ。ダンジョンの入場料なんて払えねぇよ』
(……ひどい言われようだ……)
辛辣なコメント欄に心が折れそうになるアキラ。
「えーっと……今日は初めてダンジョンに入ってみまーーす!」
アキラはスマートフォンを手に持ち、レベル1と書かれた扉を映す。
◆コメント欄◆
『名無し なんだこの扉?』
『名無し どこのダンジョンだ? こんな入り口初めて見たぞ』
『名無し あー、はいはい、このダンジョンね。昔よく行ったわ、うん』
『名無し 嘘乙。ダンジョン配信古参だけど初めて見たぞ』
『名無し 声がキモいな ブロックするわ』
「ほー、珍しいタイプのダンジョンなのかな?」
アキラは扉を開く。中も薄暗い空間だ。気のせいかジメジメとしている。
「さぁ! ダンジョンに入りましたよー!」
あたりスマートフォンのライトで照らす。
「んー……モンスターの姿は見えませんね……ん!?」
アキラは足元にヌルリとした感触を感じた。
「痛たたた! な、なんだ!?」
足元を照らすと、そこにはこぶし大の球体がアキラの足を噛みついている。
◆コメント欄◆
『名無し スライムかよ』
『名無し レベル1のダンジョンにならこんなもんか』
『名無し あー死んだわコイツ』
『名無し スライムとかw ガキの頃倒したわwww』
「スライムか! どうやって倒せば……?」
◆コメント欄◆
『名無し スライムは踏みつぶせば倒せるぞ』
『名無し スライムは食うと美味いぞ』
『名無し はよボス行けよ』
「ふむふむ……」
このコメントは初心者にはありがたかった。
アキラはコメント欄を読み、スライムを踏みつぶす。
グニャっとした感触を残して、スライムは砕け散った。
「おー! みなさん! 『アキラちゃんねる』のモンスター初討伐ですよ!!」
『名無し スライムで威張んな』
「……くっ」
その後もアキラは襲い掛かるスライムを踏みつぶしダンジョンを進む。
「レベル1のダンジョンはさすがに弱いな……お、そろそろボスかな?」
ダンジョンの最深部に着いたアキラの目の前にはコロシアムのようなステージが現れる。
「みなさん! いよいよボス戦ですよ!」
初配信のアキラだったが、今まで見てきた配信者のマネをしながら視聴者を飽きさせないよう頑張っていた。
いよいよアキラ初めてのボス戦が始まる。
「間違いない、これはダンジョンだ……どうして俺に部屋に……?」
ダンジョンの数は多くはない。
たまに新しいダンジョンが出現し、大ニュースになることがある。
ダンジョンはレアアイテムや鉱物が取れるため、国の管理下に置かれることも少なくない。
まさか自分の部屋にダンジョンの入り口が現れるとは……アキラは驚いた。
「どうしよう……警察に連絡!? いや……まてよ……?」
この家はアキラと両親、妹の4人が暮らしている。
「ダンジョンの入り口が出来ました!」なんて通報したらすぐにこの家に政府のダンジョン管理課が飛んでくるだろう。
「うーん? この家は没収されるかな? 立ち退き費用はもらえるのかな……? まあまだ報告はやめておこう」
民間人の家にダンジョンの入り口が出来たのは恐らく初めてだろう。
アキラもどうすればいいのか分からず困惑する。
「……せっかくだしちょっと入ってみようかな……?」
普段は行動力のないアキラだが、妙な興奮状態ということもありダンジョンに入ってみることにする。
引き出しに入るとハシゴがあった。
アキラはハシゴをゆっくりと降りていく。
10段ほどのハシゴを降りると薄暗い洞窟のような細長い空間が広がっていた。
「これがダンジョン…… ん? この扉はなんだ?」
アキラは壁に並ぶ扉に気づいた。
洞窟の壁には、扉が奇麗に並んでいる。
レベル1、レベル2,レベル3……と順番に書かれている扉が何十枚と。
「レベル1……レベル2……? この扉がダンジョンの入り口なのか!?」
配信者ファンのアキラも自分がダンジョンに入るのは初めてだ。
「うーん……ダンジョン配信は何度も見たけど……こんな扉あったかな?
レベル1なら……俺でも大丈夫だよな?
でも冒険者の資格もないけど……ま、まあここは我が家だし! うん! セーフだろう!」
独自の謎理論の展開し、アキラは憧れていたダンジョンの扉(レベル1)を開く。
「あ、待てよ……? せっかくなら……」
アキラはスマートフォンを手に取り、ダンジョン配信アプリを開く。
毎日開くアプリだが今日は視聴者ではない、配信者としてアプリを開くのだ。
「んー……顔を出すのはまずいよな……」
そもそも勝手にダンジョンに入ることがマズいのだが、アキラはインターネットでの個人情報を守る大切さを理解するモラルはあった。
「えーっと、アカウント名は……うーん九アキラだから『アキラちゃんねる』……でいいか……」
しかし、さっそく個人情報を晒してしまうアキラであった。
「さて、配信開始……っと!」
ダンジョン配信者はまだ多くはない。すぐに視聴者が集まる。
「えー、ゴホン! ハ、ハロー……!」
5人の視聴者へ向けて初めての挨拶をするアキラ。
◆コメント欄◆
『名無し なんだ? 新人か?』
『名無し 知らねぇ名前だな……アキラ?』
『名無し アキラって、いつも『まどかチャンネル』にいるキモい奴か!?』
『名無し いや、あのアキラはチップ200円しか投げられない貧乏人だ。ダンジョンの入場料なんて払えねぇよ』
(……ひどい言われようだ……)
辛辣なコメント欄に心が折れそうになるアキラ。
「えーっと……今日は初めてダンジョンに入ってみまーーす!」
アキラはスマートフォンを手に持ち、レベル1と書かれた扉を映す。
◆コメント欄◆
『名無し なんだこの扉?』
『名無し どこのダンジョンだ? こんな入り口初めて見たぞ』
『名無し あー、はいはい、このダンジョンね。昔よく行ったわ、うん』
『名無し 嘘乙。ダンジョン配信古参だけど初めて見たぞ』
『名無し 声がキモいな ブロックするわ』
「ほー、珍しいタイプのダンジョンなのかな?」
アキラは扉を開く。中も薄暗い空間だ。気のせいかジメジメとしている。
「さぁ! ダンジョンに入りましたよー!」
あたりスマートフォンのライトで照らす。
「んー……モンスターの姿は見えませんね……ん!?」
アキラは足元にヌルリとした感触を感じた。
「痛たたた! な、なんだ!?」
足元を照らすと、そこにはこぶし大の球体がアキラの足を噛みついている。
◆コメント欄◆
『名無し スライムかよ』
『名無し レベル1のダンジョンにならこんなもんか』
『名無し あー死んだわコイツ』
『名無し スライムとかw ガキの頃倒したわwww』
「スライムか! どうやって倒せば……?」
◆コメント欄◆
『名無し スライムは踏みつぶせば倒せるぞ』
『名無し スライムは食うと美味いぞ』
『名無し はよボス行けよ』
「ふむふむ……」
このコメントは初心者にはありがたかった。
アキラはコメント欄を読み、スライムを踏みつぶす。
グニャっとした感触を残して、スライムは砕け散った。
「おー! みなさん! 『アキラちゃんねる』のモンスター初討伐ですよ!!」
『名無し スライムで威張んな』
「……くっ」
その後もアキラは襲い掛かるスライムを踏みつぶしダンジョンを進む。
「レベル1のダンジョンはさすがに弱いな……お、そろそろボスかな?」
ダンジョンの最深部に着いたアキラの目の前にはコロシアムのようなステージが現れる。
「みなさん! いよいよボス戦ですよ!」
初配信のアキラだったが、今まで見てきた配信者のマネをしながら視聴者を飽きさせないよう頑張っていた。
いよいよアキラ初めてのボス戦が始まる。
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