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会社を通さず一回100万円のギャラを貰うミヤは、確信犯!?

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 「テレビアサよ、本当に反社を番組に呼んでないのか?2015年10月の向上で、サンが言うてたやんかいさあ。この前のコンパの女呼んでたやろって!!」

 ベンベン

 「テレビアサをガサ入れしろーー!!」

 ベンベン!!

 「ギャラ100万円は、常識はずれの額。後輩は数万円で自分が100万円。どう思われますか?ブッチャケて」

 非番の税務署の方は、意を決して喋り始めた。

 「はい、はい、そうですね、追及する前に、納税したということで、今回はおとがめなしということで」

 「カカカカカカー!!あんた、商店街の店主には、今年は順番であなたのところを追徴しまーす。なんて、楽してぼったくるのに、ミヤには、おとがめなし?」

 「はあ、自主的に納税されたので」

 「カカカカカカー!!あんた一回だとおもうのですか!!一年で3回で300万円、3年で900万円!!あんた!!闇営業が一回だけだと言い切れるのですか!?調べろ調べろ!!
一般自営業並みに調べて調べて追徴しろ!!この腰抜け税務署野郎!!」

 非番の税務署の方は、職業柄か、冷静だった。


 「おっしゃる通りでございます。しかし、詐欺にあった人のお金に税金をかけるのもどうか、など不正なお金かどうかの判別も難しく、本来、もらったお金は、全額被害者に返金した方がスッキリするという思いもありまして」

 オレはなるほどと思った。神様の判定をせず、自らバケツの水をかぶりに行った。

 「ありがとうございました。非番の税務署の方のブッチャケに拍手を」

 非番の警視庁の方の時は、ためらいがちな拍手だったが、今回は、結構まとまった拍手がまきおこった。

 「それではヒテレビの方、カトの乱について」

 
 

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