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オレの決意の誓約書。死んでも文句は言いません
しおりを挟む「本日は、ありがとうございました。芸能関係者テレビ関係者一般客の皆様、ひな壇の芸人の方々、会社の皆様、大阪を守って頂いていますベテラン芸人の皆様、私の会見は、あの名突っ込み、突っ込みの行き着くところの究極の突っ込みと考えているあの、ドロガメで今回は終了となります」
後ろの扉が開き、ブッチャケられないで退場した、ほとんどの人達が席に、戻ってきた。
「なお、すでに申し上げたとおり、私の失敗、不適切発言、その他行き届けなかった点など、都度、罰を受けておりますので、あれやこれや責めないで頂きたい」
後ろのひな壇には、オレの非難した芸人たちが集まっていた。
彼らは、オクのばら蒔いた紙を取り上げ、内容を確かめていた。
「オレ君。この紙には、誓約書として、たとえ命を失っても大怪我してもオレ自身の問題で、会社には関係ありません。とかいてありますが」重鎮のキョ師匠が、右手に持った紙を高く上げ、会場をゆっくり見渡しオレや上手のオカやフジに問いかけた。
「実は、それは、私の決意であり、もうひとつ、皆様にご報告することがあります。それを聞いて、皆様が、私に対して、どういう行動に出ようと、文句はいいませんと言うことです」
会場は、ほぼ最初の人数に戻っていた。オレは、ひとつ深呼吸をし、これから始まるであろう修羅場に備えた。
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