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【第2章】迷宮と少女編
32話(89話) 歪んだ祈り
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ルーカス神父がエドを招いたのは、領地内の一見何の変哲もない民家だった。
本当にここなのか、と疑い半分で扉をノックすると、中から現れたのは小柄な中年女性。諮られたか、と警戒したのも束の間、その女性は「合言葉は?」とエドに告げた。
——合言葉か。
どうやら場所自体はここで合っていたらしい。ただ、エドはルーカス神父から合言葉なんてものは聞いていなかった。「本物の占い師であるならそれくらいは見抜けて当然」とでも言いたいのだろう。
エドは極力他人の心を読むのは好きではないのだが、もうそんなことも言っていられない。仕方がないので、エドは扉の向こうにいる女性の心を読み、そこにあった合言葉を口にした。
「——真実を映すのは影のみ」
合言葉を唱えながら、少しずつ奴らの輪郭が見えてきているような気がした。女性は静かに頷き、エドを中に招き入れる。
「……新顔だね。どこでここを?」
「……旅の途中で訪れたところでして。ルーカス神父に招かれて参りました」
女性が部屋の奥に通じる扉を開けると、そこには地下に繋がる階段があった。どうやら集会はその下で行われるらしい。促されるままに、エドは階段を下った。
***
コツコツと靴音が響く暗い階段は湿っぽく、どこからか入った風で持たされた蝋燭の火が揺れる。徐々に人々の話し声が近付いてきて、辿り着いた扉を開くと、一気に視線が集中した。
「……」
品定めをするように無数の視線が突き刺さる。しかしそれはほんの一瞬のことで、そこにいた人々はすぐに目を逸らすと、各々にブツブツと何かを唱え、祈り始めた。なんとも異様な光景だ。心を読むまでもなく、彼らが全員何らかの救いを求めているであろうことがわかる。この組織はそういう人間の心の隙をつくようにして勢力を増やしているらしい。
全員が黒っぽいローブを羽織っていて顔はよく見えないが、ざっと見たところだと今集まっているのはほとんど平民のようだ。中には小貴族といっても差し支えないような金持ちの商人や地主もいるが、貴族は顔を出していない。彼らは皆一様にその揃いのローブを着て、手には何か聖書のようなものを持っている。それらにはなんだか特徴的な紋章が彫られていた。エドは怪しまれないようにコッソリとそれを観察し、記憶に焼き付ける。これが奴らのトレードマークなのだとすれば、これは大きな進展だ。他にも何か、手がかりになるものはないかとエドが周囲を見回していると、背後から扉の開く音がする。
「皆さま、お揃いのようですね」
そうなんとも聞き覚えのあるような台詞と共に登場したのは、ルーカス神父だった。彼は信徒たちの中にいるエドを見つけて一瞬目を見開き、その後感心したような表情を見せる。
「では、いつもの儀式に参りましょうか」
神父はそう言うと、エドには部屋の端で見ているようにと耳打ちし、円形に並ぶ信徒の中へと入っていった。
これまで人の多さでよく見えていなかったが、どうやら床にも紋章が書かれている。魔法陣とは少し異なるようで、何か実際に魔法を発動させるような効果はなさそうだ。彼らはその上へ並ぶと手を繋ぎ、ルーカス神父の合図で何か言葉を唱え始めた。
「我らが真の神に祈りを捧げます——」
彼らの祈りの言葉は、帝国を治めている教会で唱えられているものと一部共通する部分はあるものの、基本的には真逆の内容となっていた。帝国の教会であるルクス・デヴィナ教が光を讃えているのとは反対に、この異教徒は闇を讃えているらしい。これも何かの手がかりになるかもしれない、とエドは耳を澄ませた。
「血は鍵、闇は道真なる御方は門を開く。我らは門を叩く者、選ばれし影の民……」
蝋燭の火が揺れる。魔法を使う時に重要なのはイメージだ。魔法粒子の動きから察するに、神父を含め彼らの中に魔法使いはいないようだが、祈りのような集団の強い意思が魔法と似たような働きをするケースが、まったくないわけではない。特に、たとえばミラや魔法を使うことができる聖職者たちの使う系統の魔術は、それだけではないがそういう祈りの力を媒体にして発生させている。この異教徒がどんどん力を付ければ、今後そういった超自然的な力が発生する可能性もあるだろう。
「我らが仕えし御方に感謝いたします」
祈りの言葉が終わり、円から抜けたルーカス神父が今度は彼らの真ん中に立つ。目を瞑って俯いていた信徒たちが顔を上げて、一斉に神父へと視線を向けた。それから、神父の説教が始まる。自分たちが讃えている神が如何に偉大であるか。地上では今、どんな酷いことが起こっているのか。信徒の一人一人に語りかけるように、時にはうち一人が最近不幸に見舞われたが、この新たな神に救われたというようなエピソードを交えて熱狂を煽る。
「——そのようなことを、偽りの神はしてくださるでしょうか? かの神、そして大聖堂は一部の王侯貴族のみを贔屓する、腐敗した教会に過ぎません」
信徒たちの目は疑いを知らず、キラキラと希望に満ちていた。神父は野心家なだけあり演説が上手く、聴衆の心をしっかりつかんでいるようだ。そうして観察を続けていたエドを、ルーカス神父は手招きする。エドは怪しまれないように親しみやすい表情を作り、輪の中、神父の隣へと歩み寄った。
「さて、本日は皆さまに新たな迷える徒をご紹介します。彼はかの御方から神託を受け、我らの運命を見ることができるそうです」
神父の言葉に、入ってきた時とは種類の違う視線がエドの方へと向いた。半分以上は疑いの、そして残りは好奇心の滲んだ表情だ。疑いを向けてきたうちの一人、大柄な男が「本当か?」と声を上げる。神父が「試してみますか」と聞くので、エドはデモンストレーションとして彼を占うことにした。
「そうですね、貴方は……迷っている。生きるための糧としていたものと——愛する者を同時に失い、導きを求めている。違いますか?」
職と子どもを同時に喪ったらしい身の上を仄めかせば、彼は簡単にエドのことを信じた。どうやらそのことは信徒の中にも伝わっているようで、疑いの目がだんだんと減っていく。完全に無くなることはなかったが、ある程度の信頼は勝ち取ったと見て良いだろう。次は自分が、と信徒たちがざわめきだすのを神父が制止し、ふたたび説教へと戻る。
「新たな同志と共に、我らが神の素晴らしい教えを皆に広めて行きましょう」
そう言って、彼はエドにローブと聖書を手渡した。恭しくそれを受け取り、身に着ける。聖書からはわずかに魔力の気配がした。
「真の神は我らを選んだ!」
「真の神は我らを選んだ!」
神父の言葉を、信徒たちが復唱する。
「救いは大聖堂にはあらず! ただ闇の中にこそある!」
「救いは大聖堂にはあらず! ただ闇の中にこそある!」
重なって不協和音を奏でるその声が、暗く湿った地下室に不気味に響いた。
本当にここなのか、と疑い半分で扉をノックすると、中から現れたのは小柄な中年女性。諮られたか、と警戒したのも束の間、その女性は「合言葉は?」とエドに告げた。
——合言葉か。
どうやら場所自体はここで合っていたらしい。ただ、エドはルーカス神父から合言葉なんてものは聞いていなかった。「本物の占い師であるならそれくらいは見抜けて当然」とでも言いたいのだろう。
エドは極力他人の心を読むのは好きではないのだが、もうそんなことも言っていられない。仕方がないので、エドは扉の向こうにいる女性の心を読み、そこにあった合言葉を口にした。
「——真実を映すのは影のみ」
合言葉を唱えながら、少しずつ奴らの輪郭が見えてきているような気がした。女性は静かに頷き、エドを中に招き入れる。
「……新顔だね。どこでここを?」
「……旅の途中で訪れたところでして。ルーカス神父に招かれて参りました」
女性が部屋の奥に通じる扉を開けると、そこには地下に繋がる階段があった。どうやら集会はその下で行われるらしい。促されるままに、エドは階段を下った。
***
コツコツと靴音が響く暗い階段は湿っぽく、どこからか入った風で持たされた蝋燭の火が揺れる。徐々に人々の話し声が近付いてきて、辿り着いた扉を開くと、一気に視線が集中した。
「……」
品定めをするように無数の視線が突き刺さる。しかしそれはほんの一瞬のことで、そこにいた人々はすぐに目を逸らすと、各々にブツブツと何かを唱え、祈り始めた。なんとも異様な光景だ。心を読むまでもなく、彼らが全員何らかの救いを求めているであろうことがわかる。この組織はそういう人間の心の隙をつくようにして勢力を増やしているらしい。
全員が黒っぽいローブを羽織っていて顔はよく見えないが、ざっと見たところだと今集まっているのはほとんど平民のようだ。中には小貴族といっても差し支えないような金持ちの商人や地主もいるが、貴族は顔を出していない。彼らは皆一様にその揃いのローブを着て、手には何か聖書のようなものを持っている。それらにはなんだか特徴的な紋章が彫られていた。エドは怪しまれないようにコッソリとそれを観察し、記憶に焼き付ける。これが奴らのトレードマークなのだとすれば、これは大きな進展だ。他にも何か、手がかりになるものはないかとエドが周囲を見回していると、背後から扉の開く音がする。
「皆さま、お揃いのようですね」
そうなんとも聞き覚えのあるような台詞と共に登場したのは、ルーカス神父だった。彼は信徒たちの中にいるエドを見つけて一瞬目を見開き、その後感心したような表情を見せる。
「では、いつもの儀式に参りましょうか」
神父はそう言うと、エドには部屋の端で見ているようにと耳打ちし、円形に並ぶ信徒の中へと入っていった。
これまで人の多さでよく見えていなかったが、どうやら床にも紋章が書かれている。魔法陣とは少し異なるようで、何か実際に魔法を発動させるような効果はなさそうだ。彼らはその上へ並ぶと手を繋ぎ、ルーカス神父の合図で何か言葉を唱え始めた。
「我らが真の神に祈りを捧げます——」
彼らの祈りの言葉は、帝国を治めている教会で唱えられているものと一部共通する部分はあるものの、基本的には真逆の内容となっていた。帝国の教会であるルクス・デヴィナ教が光を讃えているのとは反対に、この異教徒は闇を讃えているらしい。これも何かの手がかりになるかもしれない、とエドは耳を澄ませた。
「血は鍵、闇は道真なる御方は門を開く。我らは門を叩く者、選ばれし影の民……」
蝋燭の火が揺れる。魔法を使う時に重要なのはイメージだ。魔法粒子の動きから察するに、神父を含め彼らの中に魔法使いはいないようだが、祈りのような集団の強い意思が魔法と似たような働きをするケースが、まったくないわけではない。特に、たとえばミラや魔法を使うことができる聖職者たちの使う系統の魔術は、それだけではないがそういう祈りの力を媒体にして発生させている。この異教徒がどんどん力を付ければ、今後そういった超自然的な力が発生する可能性もあるだろう。
「我らが仕えし御方に感謝いたします」
祈りの言葉が終わり、円から抜けたルーカス神父が今度は彼らの真ん中に立つ。目を瞑って俯いていた信徒たちが顔を上げて、一斉に神父へと視線を向けた。それから、神父の説教が始まる。自分たちが讃えている神が如何に偉大であるか。地上では今、どんな酷いことが起こっているのか。信徒の一人一人に語りかけるように、時にはうち一人が最近不幸に見舞われたが、この新たな神に救われたというようなエピソードを交えて熱狂を煽る。
「——そのようなことを、偽りの神はしてくださるでしょうか? かの神、そして大聖堂は一部の王侯貴族のみを贔屓する、腐敗した教会に過ぎません」
信徒たちの目は疑いを知らず、キラキラと希望に満ちていた。神父は野心家なだけあり演説が上手く、聴衆の心をしっかりつかんでいるようだ。そうして観察を続けていたエドを、ルーカス神父は手招きする。エドは怪しまれないように親しみやすい表情を作り、輪の中、神父の隣へと歩み寄った。
「さて、本日は皆さまに新たな迷える徒をご紹介します。彼はかの御方から神託を受け、我らの運命を見ることができるそうです」
神父の言葉に、入ってきた時とは種類の違う視線がエドの方へと向いた。半分以上は疑いの、そして残りは好奇心の滲んだ表情だ。疑いを向けてきたうちの一人、大柄な男が「本当か?」と声を上げる。神父が「試してみますか」と聞くので、エドはデモンストレーションとして彼を占うことにした。
「そうですね、貴方は……迷っている。生きるための糧としていたものと——愛する者を同時に失い、導きを求めている。違いますか?」
職と子どもを同時に喪ったらしい身の上を仄めかせば、彼は簡単にエドのことを信じた。どうやらそのことは信徒の中にも伝わっているようで、疑いの目がだんだんと減っていく。完全に無くなることはなかったが、ある程度の信頼は勝ち取ったと見て良いだろう。次は自分が、と信徒たちがざわめきだすのを神父が制止し、ふたたび説教へと戻る。
「新たな同志と共に、我らが神の素晴らしい教えを皆に広めて行きましょう」
そう言って、彼はエドにローブと聖書を手渡した。恭しくそれを受け取り、身に着ける。聖書からはわずかに魔力の気配がした。
「真の神は我らを選んだ!」
「真の神は我らを選んだ!」
神父の言葉を、信徒たちが復唱する。
「救いは大聖堂にはあらず! ただ闇の中にこそある!」
「救いは大聖堂にはあらず! ただ闇の中にこそある!」
重なって不協和音を奏でるその声が、暗く湿った地下室に不気味に響いた。
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