フェイトアスタリア

聖杯戦争

？　すまない、、、本当に、、、すまない、、、

～その言葉が何度も頭に響いていた、、、回りには倒れていた人が沢山いて助けを呼ぶ声も聞こえていた、、、～

？　君だけでも、、、

～そういうとその人は立ち上がり走ろうとしていた、、、～

？　そうだ、、、君にこれをあげよう、、、

～自分の首に着けていたネックレスを私に着けてくれた～

？　これが君を助けてくれるはずだ、、、君を巻き込んでしまった事は恨んでくれてもいい、、、だけど、、、生きて欲しい、、、これから君の、、、

～ここで私は意識を失い、気がつけば病院にいた、、残っていたのはあの人に貰ったネックレスだけだった、、、～

～5年後　冬木町～

神津（こうず）　照史（あきと）　あぁーーーんだよあの店長！？ちょっと手を出しただけでクビとか！？自分の娘だからってょぉーー！？

～やけになりその辺の物に八つ当たりしそうになった時右手に痛みが走った～

神津　照史　いっ！？んだこの痛み！？なんだって、、、

～その瞬間に頭に言葉が広がった～

？　おめでとう。君は選ばれた。

神津　照史　はっ！？なんにだよ！？

？　聖杯戦争のマスターに。

～冬木駅～

空斗（くうと）狼素（ろうす）　そ、うぅーーーう！！！久しぶりーー！！冬木ーー！！！

ランサー　マスター。

空斗　浪素　どうしたんだよ？ランサー？

ランサー　お腹が空いた。

空斗　狼素　はいはい。分かったよ。「今度は俺が守るぜ。この命に変えてもな。」

～とある室内～

木屑（きくず）　羅臼（らうす）　始まった、、、この日をずっと待っていた、、、

ライダー　おぃおぃマスターぁー？なんでそんなに聖杯戦争にこだわるんだよ？

木屑　羅臼　決まってるだろ。

ライダー　何がだよ？

木屑　羅臼　あの男を殺すためだ。

～今でもあの風景が頭に浮かぶ、、、忘れたくても忘れられない、、、そんな事を考えて私は今日を生きている、、、生きる理由もなく、、、～

花蓮（かれん）　美久（みく）　またあの夢だ、、、

～起きるたびに思い出すあの風景、、、忘れたくても忘れられない、、、あの記憶、、、～

花蓮　美久　学校行かないと、、

～忘れられないあの景色、、、決して記憶から消えない叫び、、、どうして自分だけが助かったのか、、、それだけが心に刻まれていた、、、、～

～私立帝都公立高校～

花蓮　美久　、、、

園美（そのび）　襟（えり）　おっはよー♩

～後ろから抱きつく～

花蓮　美久　、、、元気だね、、、

園美　襟　そりゃぁあたしだからねー♩

花蓮　美久　、、、

教室に向かって歩く美久

園美　襟　待ってよ～美久～

～昼休み～

花蓮　美久　昼ご飯どうしよ、、、

園美　襟　購買行く？

花蓮　美久　パン買おうかな。

園美　襟　それじゃレッゴー♩

？　おめでとう。

花蓮　美久　声、、、？

？　君は選ばれた。

花蓮　美久　何に、、、？

？　いずれ分かる。

花蓮　美久　分かる、、、？何が、、、？

～声は聞こえなくなった～

花蓮　美久　襟ちゃん声聞こえなかった、、、？

園美　襟　声？全く聞こえないけど？

花蓮　美久　なんだったんだろう今の、、、？

？　おめでとう、、、最後のマスター、、、

～放課後～

園美　襟　あぁ～～～♩やっと帰れる～～～♩

花蓮　美久　買い物しないと、、、

園美　襟　毎日大変だね～～～

花蓮　美久　私意外いないから、、、

園美　襟　、、、ごめん、、、

花蓮　美久　いいよ、、それじゃぁ、、、

園美　襟　美久ちゃん、、、

～スーパーひろし～

花蓮　美久　何作ろうかな、、、そうだ、、み、、、

自分の放った独り言で思い出してしまった、、、楽しかった日々を、、、

花蓮　美久　弁当買お、、、

～レジに行く～

定員　弁当480円1つ～

花蓮　美久　財布出さないと、、えっ、、

～どこからか殺気のような感覚を体に受けた～

花蓮　美久　、、なんだろ、、、

定員　お客様？お会計いいですか？

花蓮　美久　あっ、、すみません、、、

～お金を渡してスーパーひろしを出る美久～

～遠くから美久を監視するライダーと木屑　羅臼～

ライダー　マスターぁ？あんなのが最後の1人なんかよ？

木屑　羅臼　侮るなよ。ライダー。

ライダー　はいはい。

木屑　羅臼　殺せ。

ライダー　あいよ。

～その場を離れるライダー～

木屑　羅臼　お前に恨みはない。だが、、奴を殺すためだ、、、悪く思うな。

～暗い道を歩く美久～

花蓮　美久　寒い、、、そうだ、、カイロ、、！？

～背中が貫かれる感覚になりカイロを落とす～

ライダー　悪い。

～美久を槍で貫こうとした～

花蓮　美久　っ！？

～咄嗟に後ろに飛び避けるがカイロが貫かれた～

花蓮　美久　えっ、、、

ライダー　おぃおぃ？今の避けるとかマジかよ！？

～いきなり起こった出来事に理解が出来なかった、だけど1つだけ分かった～

ライダー　マスターの命令でな。

～自分は殺されると～

ライダー　殺すわ。

花蓮　美久　！？

～手に持っていた弁当を投げつけて走った～

ライダー　勿体ねぇ～～だが。

～一瞬で近づき腹を蹴る～

花蓮　美久　うっ！？

～吹き飛び倒れる～

花蓮　美久　誰か、、、

ライダー　無理無理！！マスターが結界はってるしな♩

木屑　羅臼　ライダー。

ライダー　おっと！！忘れてた！！！

～私死ぬんだ、、、まぁしょうがないか、、、もう楽になろう、、、～

？　これが君を助けてくれるはずだ、、、君を巻き込んでしまった事は恨んでくれてもいい、、、だけど、、、生きて欲しい、、、これから君の、、、

花蓮　美久　あっ、、、

～そうだ！！あの人は望んでくれた！！！私が生きるのを！！！だから私は！！！～

～そしてペンダントを握りしめて立ち上がった！！！～

花蓮　美久　私は、、、逃げない！！！

ライダー　そうか。なら、、、死ね！！！

木屑　羅臼　んっ？手に持ってるあれは、、、もしかして！？待て！？ライダー！？

ライダー　うぉぉおぉぉ！！！

～槍を振りかざす、、、美久の身体を貫こうとしたその瞬間ペンダントが光った～

花蓮　美久　何、、これ、、、？

ライダー　最後にこれかよ！？おもしれぇ！！！

木屑　羅臼　クックックッあっはっはっはっはぁ！！お前が来るとはなぁ！！セイバぁぁぁぁぁぁっーーーー！！！

～目の前に長身の男が現れた～

花蓮　美久　あなたは、、誰、、、？

セイバー　もちろんあなたの、、、いえ、、やはりこう言う時はこうなのでしょう。

花蓮　美久　えっ、、、？

セイバー　問いましょう！！！あなたが俺の、、、いや、、私のマスターなのですか？

この時の私の中で確かに何かが動き出した気がした、、、でもこれから始まる戦いのほんの序章だったのだろう、、、聖杯戦争の、、、