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トラブル
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『どうしたの絢愛?』
絢愛のことだから、ただふざけて騒いでいるだけの可能性もあるけれど、明らかに慌て方が尋常じゃない。
聞き返すと、すぐさま絢愛から着信があった。
「すみません、電話が……」
「ん」
心羽先輩は行ってらっしゃいとばかりに廊下を指さしてくれたので、一旦廊下に出た私はとりあえず電話に出てみた。
「もしもし、タマ──」
『たまきん~!!!』
「ぶわっ……」
耳元で絢愛が叫んだので思わずスマホを取り落としそうになってしまった。
「そ、そんな大きな声出さなくても……」
『ごめん、でも大変なの!』
「なにがあったの?」
『椚坂のライブの情報、やっぱりどこかから漏れていたらしくて、ファンとか報道関係者とかが学校の周りに……』
「ええっ!?」
それはまずい。せっかくゆりりん先輩とかが配慮してくれたのに、そういう人たちに騒がれると学生はもちろん近隣住民にも迷惑がかかる。が、下手に警察沙汰なんかにすれば椚坂の活動や来年の文化祭の開催にも差し支える。
『高校生徒会とか企画委員の人達と一緒に対応してるけど、私たちはしばらくここを離れられそうになくて……』
「た、タマも行った方がいい?」
デートの途中なんだけど! という思いはあったけれど、大事になればデートどころの騒ぎじゃなくなるので、ここは涙を飲んで協力するしか……と思っていると、絢愛の返答は予想外のものだった。
『ううん、たまきんはいいの。来てもどうせオジサンたちのおもちゃにされるだけだし。──それよりもミスコンよ!』
「あっ……」
椚坂のライブの後のステージではミスコンが予定されている。出場予定の羚衣優もそれに向けて準備しなければいけない。でも、メイクやヘアアレンジを担当するはずだった生徒会の面々が手が離せないとすると……。
「む、無理だよタマはメイクもヘアアレンジも全然できないよ!?」
『大丈夫大丈夫。たまきんなら大丈夫!』
「タマは魔法使いじゃないからそんなこと言われても無理だよっ!」
『ごめん、そういうわけだから頼んだよたまきん!』
急いでいるのか、それだけ言われて電話は一方的に切られた。すぐさまかけ直したけれど繋がらない。本当に手が離せないらしい。言うだけ言って、都合のいいやつだ。
それにしても……。
「どうすればいいの……」
いつも羚衣優のツインテールを弄っているという茉莉を連れて行ってヘアアレンジはやらせればいいものの、メイクなんてナチュラルメイクが限界だ。舞台映えするメイクなんて分からないし、今から調べてやったとしても時間が……!
呆然としながらテーブルに戻ると、私の表情を見た心羽先輩がコメントしてきた。
「幽霊に魂抜かれてきたみたい」
「終わりました……と、とにかくタマはこれからミスコンのところに行かなきゃいけないので、申し訳ないですけどデートは……」
すると、心羽先輩にポンポンと頭を叩かれた。
「行ってきなよ。わたしのことは構わなくていいから」
「本当にごめんなさい! この埋め合わせは必ず……!」
「玲希も、ねーねみたいなこと言うんだね。本当に気にしてないから大丈夫だよ」
「心羽先輩……!」
心羽先輩の優しさに感動していると、バックヤードからまたしても茉莉が現れた。ちょうどいいや、このまま茉莉を連れて──
「タマちゃんせんぱいっ!」
「は、はいっ?」
「大変です! この後のシフトのあずにゃんが突然来れなくなったみたいで、あたし店番続けなきゃいけなくなりました!」
「えぇっ!?」
杏咲もやはり絢愛と一緒にファンや報道関係者の対応をやっているのだろうか。
「羚衣優せんぱいの髪はあたしじゃないと弄れないのに……というか羚衣優せんぱいがあたしにしか弄らせてくれないのに……」
「でしょうね」
私は深く頷く。独占欲の強い羚衣優ならありがちな話だ。と、見かねた心羽先輩が口を出してくる。
「店番を他の子に任せて行ったら?」
「あぁ、店番自体は二人でもなんとかなりそうなんですけど……真矢ちゃんもありすちゃんもあたしがいないと嬉々としてサボるんですよ……」
「それって中学生としてどうなの?」
「……というわけであたしはここを離れられません。残念ですけど」
「つまり、メイクもヘアアレンジもタマがやらないといけないってこと……?」
「手が空いてるのがタマちゃんせんぱいしかいないんです」
「タマが暇人みたいに言われても!」
確かに、一番無能だから暇しているという可能性も……いや、それしかない気がしてきた。絢愛も沙樹も茉莉も杏咲も、自分たちにしかできないようなことをやっているから替えがきかないんだ。それに引替え私は……!
「あーもう、わかったタマがなんとかする!」
「待って、わたしも行く」
その時、じっと私たちのやり取りを見ていた心羽先輩が声を上げた。
「心羽先輩?」
「わたし、ヘアアレンジならいつもやってるし得意なの。どんな髪型でもできるから任せて」
「心強いです!」
「待って勝手に話進めないで……」
混乱する私に対して、茉莉はというと、表情もパッと明るくなって俄然乗り気のようだった。
「ね、タマちゃんせんぱい! 手伝ってもらいましょうよ!」
「で、でも中学生徒会のことに関係ない高校生を巻き込むのは……」
「タマちゃんせんぱいのカノジョさんなんだから関係なくないですよ?」
「ばっ! だからそんなんじゃないって……!」
「とにかく、他に手がないんですよ。せっかく渡橋せんぱいもそう言ってくれてるんですから……」
「そうよ。好意を無下にするのは失礼よ」
「えぇ……なんで心羽先輩もそんなにノリノリなんですか……」
茉莉の言うとおり、他に手がないのも事実だ。メイクもヘアアレンジもからっきしの私なんかよりも、心羽先輩のほうが100倍頼りになりそうだし、ここはありがたく申し出を受けるべきだと思う。
「……分かりました。じゃあお願いします心羽先輩」
「まかせて」
「あたし、羚衣優せんぱいにもっと自信をつけてもらいたくてミスコンに出てもらったんです。最初で最後の機会だと思うのできっと……お願いしますね」
「そんなにプレッシャーかけないで!」
茉莉に要らないプレッシャーをかけられながらも、私は心羽先輩を連れて羚衣優が待つ生徒会室へと急ぐ。羚衣優はそこでメイク等を済ませてから体育館に直行する手筈になっていた。本来なら私や数人を除く中学生徒会総出でメイクやらヘアアレンジやらをするはずだったのだけれど、予定変更を強いられた。羚衣優はどんな顔をするだろう。私なんかが来てきっと不安かもしれない。
……でも。
心羽先輩の存在は心強い。頼りになる先輩がいてくれるだけでもいくらか心の支えになるのに、手伝ってくれるなんて……。
「心羽先輩、どうして手伝ってくれるんですか?」
「うーん、なんとなく? というか、理由がなきゃだめなの?」
「別にそういうわけじゃないですけど……」
「そうね。強いて言うなら……」
「……?」
「──玲希に恩返ししたかったから」
「えっ?」
ボソッと呟いた心羽先輩の声は、文化祭の喧騒に飲まれて上手く聞き取れなかった。それでも、なんか先輩が嬉しそうだったから、まあいいか。
「なんですか? よく聞こえなくて……」
「なんでもないー!」
「──でも、ありがとうございます心羽先輩」
「……べつに」
照れているのか返事はそっけないものだったけれど、それが心羽先輩らしくていいなと思った。
そうこうしているうちに、私たちは生徒会室にたどり着いた。
扉を開けると、人がいないせいでいつもより広く見える部屋の中に、ポツンと羚衣優が立ち尽くしていた。私に気づくと、縋るような視線を送ってくる。
「……タマちゃん、まっちゃんは……?」
「ごめん、づきちゃんは来れないって」
断腸の思いでそう告げると、羚衣優はその場で泣き崩れた。
絢愛のことだから、ただふざけて騒いでいるだけの可能性もあるけれど、明らかに慌て方が尋常じゃない。
聞き返すと、すぐさま絢愛から着信があった。
「すみません、電話が……」
「ん」
心羽先輩は行ってらっしゃいとばかりに廊下を指さしてくれたので、一旦廊下に出た私はとりあえず電話に出てみた。
「もしもし、タマ──」
『たまきん~!!!』
「ぶわっ……」
耳元で絢愛が叫んだので思わずスマホを取り落としそうになってしまった。
「そ、そんな大きな声出さなくても……」
『ごめん、でも大変なの!』
「なにがあったの?」
『椚坂のライブの情報、やっぱりどこかから漏れていたらしくて、ファンとか報道関係者とかが学校の周りに……』
「ええっ!?」
それはまずい。せっかくゆりりん先輩とかが配慮してくれたのに、そういう人たちに騒がれると学生はもちろん近隣住民にも迷惑がかかる。が、下手に警察沙汰なんかにすれば椚坂の活動や来年の文化祭の開催にも差し支える。
『高校生徒会とか企画委員の人達と一緒に対応してるけど、私たちはしばらくここを離れられそうになくて……』
「た、タマも行った方がいい?」
デートの途中なんだけど! という思いはあったけれど、大事になればデートどころの騒ぎじゃなくなるので、ここは涙を飲んで協力するしか……と思っていると、絢愛の返答は予想外のものだった。
『ううん、たまきんはいいの。来てもどうせオジサンたちのおもちゃにされるだけだし。──それよりもミスコンよ!』
「あっ……」
椚坂のライブの後のステージではミスコンが予定されている。出場予定の羚衣優もそれに向けて準備しなければいけない。でも、メイクやヘアアレンジを担当するはずだった生徒会の面々が手が離せないとすると……。
「む、無理だよタマはメイクもヘアアレンジも全然できないよ!?」
『大丈夫大丈夫。たまきんなら大丈夫!』
「タマは魔法使いじゃないからそんなこと言われても無理だよっ!」
『ごめん、そういうわけだから頼んだよたまきん!』
急いでいるのか、それだけ言われて電話は一方的に切られた。すぐさまかけ直したけれど繋がらない。本当に手が離せないらしい。言うだけ言って、都合のいいやつだ。
それにしても……。
「どうすればいいの……」
いつも羚衣優のツインテールを弄っているという茉莉を連れて行ってヘアアレンジはやらせればいいものの、メイクなんてナチュラルメイクが限界だ。舞台映えするメイクなんて分からないし、今から調べてやったとしても時間が……!
呆然としながらテーブルに戻ると、私の表情を見た心羽先輩がコメントしてきた。
「幽霊に魂抜かれてきたみたい」
「終わりました……と、とにかくタマはこれからミスコンのところに行かなきゃいけないので、申し訳ないですけどデートは……」
すると、心羽先輩にポンポンと頭を叩かれた。
「行ってきなよ。わたしのことは構わなくていいから」
「本当にごめんなさい! この埋め合わせは必ず……!」
「玲希も、ねーねみたいなこと言うんだね。本当に気にしてないから大丈夫だよ」
「心羽先輩……!」
心羽先輩の優しさに感動していると、バックヤードからまたしても茉莉が現れた。ちょうどいいや、このまま茉莉を連れて──
「タマちゃんせんぱいっ!」
「は、はいっ?」
「大変です! この後のシフトのあずにゃんが突然来れなくなったみたいで、あたし店番続けなきゃいけなくなりました!」
「えぇっ!?」
杏咲もやはり絢愛と一緒にファンや報道関係者の対応をやっているのだろうか。
「羚衣優せんぱいの髪はあたしじゃないと弄れないのに……というか羚衣優せんぱいがあたしにしか弄らせてくれないのに……」
「でしょうね」
私は深く頷く。独占欲の強い羚衣優ならありがちな話だ。と、見かねた心羽先輩が口を出してくる。
「店番を他の子に任せて行ったら?」
「あぁ、店番自体は二人でもなんとかなりそうなんですけど……真矢ちゃんもありすちゃんもあたしがいないと嬉々としてサボるんですよ……」
「それって中学生としてどうなの?」
「……というわけであたしはここを離れられません。残念ですけど」
「つまり、メイクもヘアアレンジもタマがやらないといけないってこと……?」
「手が空いてるのがタマちゃんせんぱいしかいないんです」
「タマが暇人みたいに言われても!」
確かに、一番無能だから暇しているという可能性も……いや、それしかない気がしてきた。絢愛も沙樹も茉莉も杏咲も、自分たちにしかできないようなことをやっているから替えがきかないんだ。それに引替え私は……!
「あーもう、わかったタマがなんとかする!」
「待って、わたしも行く」
その時、じっと私たちのやり取りを見ていた心羽先輩が声を上げた。
「心羽先輩?」
「わたし、ヘアアレンジならいつもやってるし得意なの。どんな髪型でもできるから任せて」
「心強いです!」
「待って勝手に話進めないで……」
混乱する私に対して、茉莉はというと、表情もパッと明るくなって俄然乗り気のようだった。
「ね、タマちゃんせんぱい! 手伝ってもらいましょうよ!」
「で、でも中学生徒会のことに関係ない高校生を巻き込むのは……」
「タマちゃんせんぱいのカノジョさんなんだから関係なくないですよ?」
「ばっ! だからそんなんじゃないって……!」
「とにかく、他に手がないんですよ。せっかく渡橋せんぱいもそう言ってくれてるんですから……」
「そうよ。好意を無下にするのは失礼よ」
「えぇ……なんで心羽先輩もそんなにノリノリなんですか……」
茉莉の言うとおり、他に手がないのも事実だ。メイクもヘアアレンジもからっきしの私なんかよりも、心羽先輩のほうが100倍頼りになりそうだし、ここはありがたく申し出を受けるべきだと思う。
「……分かりました。じゃあお願いします心羽先輩」
「まかせて」
「あたし、羚衣優せんぱいにもっと自信をつけてもらいたくてミスコンに出てもらったんです。最初で最後の機会だと思うのできっと……お願いしますね」
「そんなにプレッシャーかけないで!」
茉莉に要らないプレッシャーをかけられながらも、私は心羽先輩を連れて羚衣優が待つ生徒会室へと急ぐ。羚衣優はそこでメイク等を済ませてから体育館に直行する手筈になっていた。本来なら私や数人を除く中学生徒会総出でメイクやらヘアアレンジやらをするはずだったのだけれど、予定変更を強いられた。羚衣優はどんな顔をするだろう。私なんかが来てきっと不安かもしれない。
……でも。
心羽先輩の存在は心強い。頼りになる先輩がいてくれるだけでもいくらか心の支えになるのに、手伝ってくれるなんて……。
「心羽先輩、どうして手伝ってくれるんですか?」
「うーん、なんとなく? というか、理由がなきゃだめなの?」
「別にそういうわけじゃないですけど……」
「そうね。強いて言うなら……」
「……?」
「──玲希に恩返ししたかったから」
「えっ?」
ボソッと呟いた心羽先輩の声は、文化祭の喧騒に飲まれて上手く聞き取れなかった。それでも、なんか先輩が嬉しそうだったから、まあいいか。
「なんですか? よく聞こえなくて……」
「なんでもないー!」
「──でも、ありがとうございます心羽先輩」
「……べつに」
照れているのか返事はそっけないものだったけれど、それが心羽先輩らしくていいなと思った。
そうこうしているうちに、私たちは生徒会室にたどり着いた。
扉を開けると、人がいないせいでいつもより広く見える部屋の中に、ポツンと羚衣優が立ち尽くしていた。私に気づくと、縋るような視線を送ってくる。
「……タマちゃん、まっちゃんは……?」
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