35 / 50
第35話 賭けるしかない!
しおりを挟む
なにかとは言ったものの、恐らく十中八九巣の主のドラゴンだろう。俺たちはそれぞれ武器を構えた。次の瞬間、洞穴の奥の方の壁が吹き飛び、巨大な影が姿を現した。
「……っ!?」
その姿を見て思わず言葉を失う。現れたのは紛れもなく本物の竜。体長およそ30メートル、全身は漆黒の鱗で覆われていて、背中には大きな翼が生えている。口元からは鋭い牙が覗いており、その口から放たれるのは熱気と、そして殺気。こいつはヤバい。
今までに相手にしてきたモンスターとは明らかに格が違う。こいつをなんとかできるとしたら……
「……ノエル、魔法は?」
ノエルは黙って首を振った。恐らくさっきのクリスティーナとの戦いで魔力を使い切ってしまっているのだろう。クロエは……どう見ても無理だ。彼女の攻撃力ではあの鱗を破れないだろう。『ライフドレイン』を使うにしても相手の隙を作る必要がある。──だとすれば、頼れる仲間といえば一人しかいないわけで……
「みんな下がってなさい。ここはアタシ、カロー公爵家の天才令嬢フローラ様が相手になってあげる」
「ちょ、ちょっとフローラさん!?」
「さっき散々惨めな思いをして、少し腹が立ってるのよね。ストレス発散に付き合ってもらうわよ、トカゲ野郎!!」
言うが早いか、フローラは赤髪ツインテールを振り乱し、二刀の炎剣を構えながらドラゴンに向かって駆け出した。
「待て! フローラ!!」
俺が叫ぶと同時に、フローラは両手の炎剣を振るい、ドラゴンに斬りかかった。だが、フローラの攻撃はその全てがドラゴンの爪によってあっさりと弾かれてしまう。それでも、諦めずに果敢に攻め続けるフローラ。
──強い。俺の目から見ても今のフローラは凄まじかった。サロモン侯爵家の庭でルナと対峙していた時とは見違えるほどだ。だが、それも全ては無駄に終わる。フローラの攻撃はやはりドラゴンに通じない。
「なんで……! どうして攻撃が通らないのよ……っ!」
苛立ちのこもった叫びを上げるフローラ。その隙を狙ってドラゴンが強烈な尻尾の一撃を繰り出した。
「きゃあっ!!」
間一髪で直撃を避けることはできたようだが、完全に回避することは叶わず、フローラは勢いよく後方に弾き飛ばされる。
──まずいな。このままじゃフローラが殺される!
俺は咄嗟に飛び出して、ドラゴンとフローラの間に割って入った。
「俺が相手だこのデカブツ!」
魔剣『リンドヴルム』を構えてドラゴンを睨みつける。すると、背後から声が聞こえてきた。
「──ダメだ! 君が戦っても、多分勝てない……」
アルフォンスだ。俺は振り返ることなく答える。
「そうかもしれない。でも、ここで何もせずにフローラが殺されるのを見ているのはポーション生成師の主義に反するんだよ!」
「それについては同感。僕も薬草師だからね。……だから僕にも手伝わせてくれないか?」
アルフォンスはそういうと腰につけていた剣を引き抜いた。
「──アルフォンスがやるなら、私もやらなきゃだよねぇ……」
「ノエル……」
「大丈夫、あと一回くらいなら魔法使えるし、自分の命削って撃つ魔法ならいくらでも──」
ノエルがそこまで言ったところで、アルフォンスはノエルの腕を掴んだ。
「それはダメだよ。ノエルは切り札なんだから、ギリギリまで温存する。それでいいね?」
「あぁ、できるだけ俺とアルフォンスで奴の気を引いてみる」
「私も、気を引くくらいならできるはず!」
クロエは短剣を握りしめながら叫んだ。
「よし、じゃあ行くぞ! 『月の雫』、戦闘開始!」
俺が合図を出すと三人は一斉に走り出す。回復スキルのないアルフォンスは少し後方で待機し、クロエは俺と共にドラゴンの前に飛び出した。
まずは、相手の動きを止めるところからだ。
「くらえッ!!」
俺は跳躍し、上空から『リンドヴルム』の力を解放してドラゴンにぶつける。魔力の塊が巨大なドラゴンの脳天に振り下ろされたが、しかし。
「なに……!?」
渾身の力を込めた斬撃だったが、全く効いていない。鱗に小さな傷がついた程度だ。くそっ、なんて硬さだ……
だが、俺が驚いている間にドラゴンは既に次の動きに移っていた。鋭い鉤爪のついた腕で地面を思い切り殴りつけたのだ。
「うおっ!?」
突然地面が揺れ、俺たちはバランスを崩す。そして、体勢を立て直す暇もなく巨大な尾が迫ってくる。
「危ねえ……っ!!」
なんとか間一髪で攻撃をかわした俺たちだったが、尾が近くの地面に打ち付けられた衝撃によって吹き飛ばされてしまった。そのまま洞窟の岩壁に激突してしまう。
「ぐっ……、つっ……!!」
「リッくん! しっかりして……っ!!」
クロエの声が聞こえる。全身を襲う激痛に思わず息が詰まる。身体を動かすことができなかった。頭からは血が流れていて視界が霞む。これは……ちょっと……マズいかもしれない。HPは『リジェネレーション』で回復できるが、視界はどうしようもない。
……それにしてもやはりドラゴン、想像以上の強さだ。さっさと撤退しておくべきだったか。いや、後悔している場合じゃない。なんとかしないと、みんな死ぬ。そんなことだけは避けなければ!
「リック、これを!」
そう言いながらアルフォンスが投げてよこしてくれたのは、なにか黒っぽい粉末状のものだ。
「これは?」
「視野デバフを解除する薬。僕が薬草から調合したんだ」
デバフ? あぁ、状態異常のことか。それがこの粉の効果ということだろう。
俺は迷わずそれを口に入れた。直後、一気に頭痛が引いて、視界がクリアになる。
「助かった! ありがとな、アル!」
「薬草師のこと、少しは見直しただろ?」
得意げな表情を浮かべるアルフォンスに親指を立てて返すと、すぐにドラゴンに向き直る。今度はこちらの番だ。皆を信じて、やるしかない。
「みんな頼む。俺に合わせてくれ!」
「うん」
「言われなくても!」
「了解」
「わ、わかったわ!」
俺は意識を集中させる。
「倒すのは諦める。相手を退かせてこちらの逃げる時間を稼ぐんだ」
ドラゴンに有効打を与えられるのは恐らくクロエの『ライフドレイン』とノエルの黒魔術くらいだろう。後者が連打できない以上、もうクロエに賭けるしかない。
「クロエ!」
俺が呼びかけると俺の意図を察したのか、彼女は静かに目を閉じる。そして数秒の後。
「……任せて」
その言葉と同時に俺たちは駆け出した。対するドラゴンは口を大きく広げて炎を吐きかけてきた。──回避している余裕はない。
「……っ!?」
その姿を見て思わず言葉を失う。現れたのは紛れもなく本物の竜。体長およそ30メートル、全身は漆黒の鱗で覆われていて、背中には大きな翼が生えている。口元からは鋭い牙が覗いており、その口から放たれるのは熱気と、そして殺気。こいつはヤバい。
今までに相手にしてきたモンスターとは明らかに格が違う。こいつをなんとかできるとしたら……
「……ノエル、魔法は?」
ノエルは黙って首を振った。恐らくさっきのクリスティーナとの戦いで魔力を使い切ってしまっているのだろう。クロエは……どう見ても無理だ。彼女の攻撃力ではあの鱗を破れないだろう。『ライフドレイン』を使うにしても相手の隙を作る必要がある。──だとすれば、頼れる仲間といえば一人しかいないわけで……
「みんな下がってなさい。ここはアタシ、カロー公爵家の天才令嬢フローラ様が相手になってあげる」
「ちょ、ちょっとフローラさん!?」
「さっき散々惨めな思いをして、少し腹が立ってるのよね。ストレス発散に付き合ってもらうわよ、トカゲ野郎!!」
言うが早いか、フローラは赤髪ツインテールを振り乱し、二刀の炎剣を構えながらドラゴンに向かって駆け出した。
「待て! フローラ!!」
俺が叫ぶと同時に、フローラは両手の炎剣を振るい、ドラゴンに斬りかかった。だが、フローラの攻撃はその全てがドラゴンの爪によってあっさりと弾かれてしまう。それでも、諦めずに果敢に攻め続けるフローラ。
──強い。俺の目から見ても今のフローラは凄まじかった。サロモン侯爵家の庭でルナと対峙していた時とは見違えるほどだ。だが、それも全ては無駄に終わる。フローラの攻撃はやはりドラゴンに通じない。
「なんで……! どうして攻撃が通らないのよ……っ!」
苛立ちのこもった叫びを上げるフローラ。その隙を狙ってドラゴンが強烈な尻尾の一撃を繰り出した。
「きゃあっ!!」
間一髪で直撃を避けることはできたようだが、完全に回避することは叶わず、フローラは勢いよく後方に弾き飛ばされる。
──まずいな。このままじゃフローラが殺される!
俺は咄嗟に飛び出して、ドラゴンとフローラの間に割って入った。
「俺が相手だこのデカブツ!」
魔剣『リンドヴルム』を構えてドラゴンを睨みつける。すると、背後から声が聞こえてきた。
「──ダメだ! 君が戦っても、多分勝てない……」
アルフォンスだ。俺は振り返ることなく答える。
「そうかもしれない。でも、ここで何もせずにフローラが殺されるのを見ているのはポーション生成師の主義に反するんだよ!」
「それについては同感。僕も薬草師だからね。……だから僕にも手伝わせてくれないか?」
アルフォンスはそういうと腰につけていた剣を引き抜いた。
「──アルフォンスがやるなら、私もやらなきゃだよねぇ……」
「ノエル……」
「大丈夫、あと一回くらいなら魔法使えるし、自分の命削って撃つ魔法ならいくらでも──」
ノエルがそこまで言ったところで、アルフォンスはノエルの腕を掴んだ。
「それはダメだよ。ノエルは切り札なんだから、ギリギリまで温存する。それでいいね?」
「あぁ、できるだけ俺とアルフォンスで奴の気を引いてみる」
「私も、気を引くくらいならできるはず!」
クロエは短剣を握りしめながら叫んだ。
「よし、じゃあ行くぞ! 『月の雫』、戦闘開始!」
俺が合図を出すと三人は一斉に走り出す。回復スキルのないアルフォンスは少し後方で待機し、クロエは俺と共にドラゴンの前に飛び出した。
まずは、相手の動きを止めるところからだ。
「くらえッ!!」
俺は跳躍し、上空から『リンドヴルム』の力を解放してドラゴンにぶつける。魔力の塊が巨大なドラゴンの脳天に振り下ろされたが、しかし。
「なに……!?」
渾身の力を込めた斬撃だったが、全く効いていない。鱗に小さな傷がついた程度だ。くそっ、なんて硬さだ……
だが、俺が驚いている間にドラゴンは既に次の動きに移っていた。鋭い鉤爪のついた腕で地面を思い切り殴りつけたのだ。
「うおっ!?」
突然地面が揺れ、俺たちはバランスを崩す。そして、体勢を立て直す暇もなく巨大な尾が迫ってくる。
「危ねえ……っ!!」
なんとか間一髪で攻撃をかわした俺たちだったが、尾が近くの地面に打ち付けられた衝撃によって吹き飛ばされてしまった。そのまま洞窟の岩壁に激突してしまう。
「ぐっ……、つっ……!!」
「リッくん! しっかりして……っ!!」
クロエの声が聞こえる。全身を襲う激痛に思わず息が詰まる。身体を動かすことができなかった。頭からは血が流れていて視界が霞む。これは……ちょっと……マズいかもしれない。HPは『リジェネレーション』で回復できるが、視界はどうしようもない。
……それにしてもやはりドラゴン、想像以上の強さだ。さっさと撤退しておくべきだったか。いや、後悔している場合じゃない。なんとかしないと、みんな死ぬ。そんなことだけは避けなければ!
「リック、これを!」
そう言いながらアルフォンスが投げてよこしてくれたのは、なにか黒っぽい粉末状のものだ。
「これは?」
「視野デバフを解除する薬。僕が薬草から調合したんだ」
デバフ? あぁ、状態異常のことか。それがこの粉の効果ということだろう。
俺は迷わずそれを口に入れた。直後、一気に頭痛が引いて、視界がクリアになる。
「助かった! ありがとな、アル!」
「薬草師のこと、少しは見直しただろ?」
得意げな表情を浮かべるアルフォンスに親指を立てて返すと、すぐにドラゴンに向き直る。今度はこちらの番だ。皆を信じて、やるしかない。
「みんな頼む。俺に合わせてくれ!」
「うん」
「言われなくても!」
「了解」
「わ、わかったわ!」
俺は意識を集中させる。
「倒すのは諦める。相手を退かせてこちらの逃げる時間を稼ぐんだ」
ドラゴンに有効打を与えられるのは恐らくクロエの『ライフドレイン』とノエルの黒魔術くらいだろう。後者が連打できない以上、もうクロエに賭けるしかない。
「クロエ!」
俺が呼びかけると俺の意図を察したのか、彼女は静かに目を閉じる。そして数秒の後。
「……任せて」
その言葉と同時に俺たちは駆け出した。対するドラゴンは口を大きく広げて炎を吐きかけてきた。──回避している余裕はない。
14
あなたにおすすめの小説
社畜の異世界再出発
U65
ファンタジー
社畜、気づけば異世界の赤ちゃんでした――!?
ブラック企業に心身を削られ、人生リタイアした社畜が目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界。
前世では死ぬほど働いた。今度は、笑って生きたい。
けれどこの世界、穏やかに生きるには……ちょっと強くなる必要があるらしい。
神眼のカードマスター 〜パーティーを追放されてから人生の大逆転が始まった件。今さら戻って来いと言われてももう遅い〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「いいかい? 君と僕じゃ最初から住む世界が違うんだよ。これからは惨めな人生を送って一生後悔しながら過ごすんだね」
Fランク冒険者のアルディンは領主の息子であるザネリにそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
父親から譲り受けた大切なカードも奪われ、アルディンは失意のどん底に。
しばらくは冒険者稼業をやめて田舎でのんびり暮らそうと街を離れることにしたアルディンは、その道中、メイド姉妹が賊に襲われている光景を目撃する。
彼女たちを救い出す最中、突如として【神眼】が覚醒してしまう。
それはこのカード世界における掟すらもぶち壊してしまうほどの才能だった。
無事にメイド姉妹を助けたアルディンは、大きな屋敷で彼女たちと一緒に楽しく暮らすようになる。
【神眼】を使って楽々とカードを集めてまわり、召喚獣の万能スライムとも仲良くなって、やがて天災級ドラゴンを討伐するまでに成長し、アルディンはどんどん強くなっていく。
一方その頃、ザネリのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
ダンジョン攻略も思うようにいかなくなり、ザネリはそこでようやくアルディンの重要さに気づく。
なんとか引き戻したいザネリは、アルディンにパーティーへ戻って来るように頼み込むのだったが……。
これは、かつてFランク冒険者だった青年が、チート能力を駆使してカード無双で成り上がり、やがて神話級改変者〈ルールブレイカー〉と呼ばれるようになるまでの人生逆転譚である。
散々利用されてから勇者パーティーを追い出された…が、元勇者パーティーは僕の本当の能力を知らない。
アノマロカリス
ファンタジー
僕こと…ディスト・ランゼウスは、経験値を倍増させてパーティーの成長を急成長させるスキルを持っていた。
それにあやかった剣士ディランは、僕と共にパーティーを集めて成長して行き…数々の魔王軍の配下を討伐して行き、なんと勇者の称号を得る事になった。
するとディランは、勇者の称号を得てからというもの…態度が横柄になり、更にはパーティーメンバー達も調子付いて行った。
それからと言うもの、調子付いた勇者ディランとパーティーメンバー達は、レベルの上がらないサポート役の僕を邪険にし始めていき…
遂には、役立たずは不要と言って僕を追い出したのだった。
……とまぁ、ここまでは良くある話。
僕が抜けた勇者ディランとパーティーメンバー達は、その後も活躍し続けていき…
遂には、大魔王ドゥルガディスが収める魔大陸を攻略すると言う話になっていた。
「おやおや…もう魔大陸に上陸すると言う話になったのか、ならば…そろそろ僕の本来のスキルを発動するとしますか!」
それから数日後に、ディランとパーティーメンバー達が魔大陸に侵攻し始めたという話を聞いた。
なので、それと同時に…僕の本来のスキルを発動すると…?
2月11日にHOTランキング男性向けで1位になりました。
皆様お陰です、有り難う御座います。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
スキル『倍加』でイージーモードな異世界生活
怠惰怠man
ファンタジー
異世界転移した花田梅。
スキル「倍加」により自分のステータスを倍にしていき、超スピードで最強に成り上がる。
何者にも縛られず、自由気ままに好きなことをして生きていくイージーモードな異世界生活。
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
1つだけ何でも望んで良いと言われたので、即答で答えました
竹桜
ファンタジー
誰にでもある憧れを抱いていた男は最後にただ見捨てられないというだけで人助けをした。
その結果、男は神らしき存在に何でも1つだけ望んでから異世界に転生することになったのだ。
男は即答で答え、異世界で竜騎兵となる。
自らの憧れを叶える為に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる