只の双子

天界

加護②と異世界説明？

決まるの早いな、1分も経ってないぞ。


「何になったの？」

「ジークとアーク。」
「どっちがどっち？」

「ジークが麗華、アークが私」

「了解」



これは後でもう少し喋れる様にしてもらわないと向こうに行った時に絶対に誤解が生じるな。


「次は私ですわね、私からは加護スキルの七つの美徳を差し上げますわ。」
「私も加護スキルの七つの大罪を上げるの！」

「加護スキルの説明をお願い出来ますか？」



「良いよ！七つの大罪はね、傲慢・憤怒・強欲・嫉妬・色欲・暴食・怠惰の七つが、」



「七つの美徳には、謙虚・忍耐・博識・親切・純愛・節制・勤勉の七つがあるの！」


「このスキルは貴女方の選んだ十四人に1人1つ授ける事が出来ます、そして、このスキルは基本一人にしか私達は授けられないので二人を一人として認識して加護を授けますね。」


あんまり良く分からなかったけど、つまりこのスキルは仲間を強くすることが出来ると言う事だな、なら多くの人を仲間にしなくても、小数精鋭で自分達の身は守れるな。


「ありがとうございます。」
「ありがとう。」




「俺とセアンからは、加護として妖精の寵愛と精霊の寵愛をやる、寵愛は精霊や妖精の愛子となる事だ、いつだって力を貸して貰えるぞ。」

精霊とか妖精って可愛いのかな、そして普通に便利そう。

「ありがとうございます。」
「ありがとう。」

うーん、チートになって行くなぁ。

最初はちょっと強いくらいで良いかぁ、くらいだったのになぁ。


「精霊と妖精の違いを教えて下さい。」


「うーん、簡単に言えば、妖精は人型で物質世界つまりは人間等の居る世界で暮らしています、精霊は精霊界に住んでいて、体は霊動物の姿を借りている事が多いですね。」


似たような物だと思っていたけど、妖精と精霊は姿も違えば、住む世界も違うんだな。


「大分違うんだね。」
「あら、そんなに違うかしら？まぁ、どちらもふわふわした存在なのは同じですわね。」


神がそんな感じで良いのかは、取り敢えず置いておいて。



「ねぇ、私達はどんな所に行くの？」

「お2人が行く世界ですが、未開拓地が多いんです。
その中に妖精の森、精霊の森が隣り合って出来た大森林サクレという森があります。」




何で人里近くに送ってくくれないんだろう。


「何で未開拓の地に送るの？」
「それは、貴女方には人の街に住むかそのまま森に住むか決めてもらう為です、街に住みますか？」

そんな、軽く変えられる物なのか？　


嫌、普通に考えて、いきなり町に家が現れたら変だもんね。
止めとくか。



「いや、最初は森に住もうかな、美穂もそれでいい？」
「うん」
「分かりました、では妖精の森に家を用意しておきますね。」

どんな家になるんだろうか、楽しみだな。


「それで学園って何処に有るの？」


「ブライトネス学園と言って一つの国のような物で、あの学園には何処の国の法も届きません、学園には学園の法があります、貴族でも王族でもその法を犯せば罰があります。」
「す、凄いところだね。」
「そうだね。」
「そうですか？日本の法律の様なものですよ。」


その事について言っているんじゃなくて、一つの学園が国と化してる事が凄いと言ってるんだけどな。

「他に学園はないの？」
「他にも三つほど在りますが、ブライトネス学園が一番レベルが高いんですよ。」

一番したのレベルで良いんだけどな、まぁ、勉強のレベル低いみたいだし多分大丈夫だろう。



「詳しくお願い、通貨とかも教えて。」
「そうですねぇ、こっちの世界には魔物や冒険者などがいます、大体貴女方の見ていた漫画の様な物です、そしてですね.......」



ここから1時間くらい自称神は自分の世界について話した。




いや....長くね？



自称神の話を纏めるとこうだ。


〇まず、この世界には魔王も居るし、ギルドや魔法もある。

〇通貨の単位は、大金貨・金貨・大銀貨・銀貨・大銅貨・銅貨百万円・十万円・1万円・千円・百円・一円
 
大金貨は王族や大貴族の様な貴族の中でも身分の高い方や稀に大商会などが持っている、とても珍しいもの。

大金貨は記念品のようなものでお金としても使えるがあまり流通していない。


〇向こうの世界には宗教が4つあり、全神教・魔神教・神王教(創造神の事)・セリオ教(自称神の事)

〇爵位は、公爵・侯爵・辺境伯・伯爵・子爵・男爵の六個だ。



お金に関しては分かりやすくて助かるな。
そして初めて知った、自称神の名前、思わず名前を宗教名にされて恥ずかしくないのか聞きそうになった。





あれ？



さっきから他の神の声が聞こえない様な、どこ行ったんだろう？