1 / 1
今度は俺が
しおりを挟む
俺たちは小さい頃から何をするのも一緒だった。
そんなある日一度だけあいつに言われたことがある。
「僕、君の事好きだよ!」
その時、俺の中で1番の親友だと思ってたあいつにそう言われて純粋に嬉しかった。
それから随分時間が経ち大人になった俺たち。
相変わらず俺の隣にはあいつがいる。
お互い仕事で忙しくしてるものの、暇さえあればいつも一緒だ。
そんなある日、俺は気づいてしまった。
俺はあいつのことが恋愛的に好きなこと。
気づいてしまった日からどうしても意識してしまう。
何をするにも一緒にいるだけでドキドキしてしまいそれを隠そうと素っ気なくなってしまう。
そんな日々を過ごすうちに、あいつにもそれが伝わってしまったのか、あまり会わなくなってしまった。
このままではダメだと思い俺はあいつを呼び出した。
少し気まずさが漂う部屋の中、俺は話し出した。
もうこの際嫌われても良いやという思いと勘違いして欲しくないという思いで気づいたら全て話していた。
そんな俺の話を静かに聞いてくれていたあいつはそっと口を開く。
「そうだったんだ」
そう言った表情は何を考えているのかよくわからなかった。
ただ、気持ち悪がられたと思った俺は
「ごめん、きもいよね、忘れて」
と、少し早口で言った。
するとあいつは驚いたような少し悲しそうな表情を浮かべながら
「ううん、そんなことない、むしろその逆。俺、お前のこと小さい時からずっと好きだったよ。俺の初恋はお前。今も変わらない」
そう言ってきた。意外だった。
俺がお前のことを好きになるよりずっと前から俺のこと好きだったことを知って嬉しかったと同時にそれに気付けなかった自分に嫌気がさした。
「ごめん、今まで気付けなくて」
そういう俺にお前は
「お前が謝る必要ないよ、俺が勝手に好きになっただけだから。それに、男同士だから気持ち悪がられると思って俺も言えなかった」
少し笑いながらも悲しそうな顔でそう言った。
その顔はすごく辛そうだった。
好きな人にこんな顔して欲しくないのに、そうさせたのは間違いなく俺だった。
これからは俺が幸せにする。
そう誓った。
だから、今度は俺が
「俺、お前のこと好きだよ」
その日から俺たちはただの幼なじみという関係から恋人へと昇格した。
そんなある日一度だけあいつに言われたことがある。
「僕、君の事好きだよ!」
その時、俺の中で1番の親友だと思ってたあいつにそう言われて純粋に嬉しかった。
それから随分時間が経ち大人になった俺たち。
相変わらず俺の隣にはあいつがいる。
お互い仕事で忙しくしてるものの、暇さえあればいつも一緒だ。
そんなある日、俺は気づいてしまった。
俺はあいつのことが恋愛的に好きなこと。
気づいてしまった日からどうしても意識してしまう。
何をするにも一緒にいるだけでドキドキしてしまいそれを隠そうと素っ気なくなってしまう。
そんな日々を過ごすうちに、あいつにもそれが伝わってしまったのか、あまり会わなくなってしまった。
このままではダメだと思い俺はあいつを呼び出した。
少し気まずさが漂う部屋の中、俺は話し出した。
もうこの際嫌われても良いやという思いと勘違いして欲しくないという思いで気づいたら全て話していた。
そんな俺の話を静かに聞いてくれていたあいつはそっと口を開く。
「そうだったんだ」
そう言った表情は何を考えているのかよくわからなかった。
ただ、気持ち悪がられたと思った俺は
「ごめん、きもいよね、忘れて」
と、少し早口で言った。
するとあいつは驚いたような少し悲しそうな表情を浮かべながら
「ううん、そんなことない、むしろその逆。俺、お前のこと小さい時からずっと好きだったよ。俺の初恋はお前。今も変わらない」
そう言ってきた。意外だった。
俺がお前のことを好きになるよりずっと前から俺のこと好きだったことを知って嬉しかったと同時にそれに気付けなかった自分に嫌気がさした。
「ごめん、今まで気付けなくて」
そういう俺にお前は
「お前が謝る必要ないよ、俺が勝手に好きになっただけだから。それに、男同士だから気持ち悪がられると思って俺も言えなかった」
少し笑いながらも悲しそうな顔でそう言った。
その顔はすごく辛そうだった。
好きな人にこんな顔して欲しくないのに、そうさせたのは間違いなく俺だった。
これからは俺が幸せにする。
そう誓った。
だから、今度は俺が
「俺、お前のこと好きだよ」
その日から俺たちはただの幼なじみという関係から恋人へと昇格した。
10
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
僕の幸せは
春夏
BL
【完結しました】
【エールいただきました。ありがとうございます】
【たくさんの“いいね”ありがとうございます】
【たくさんの方々に読んでいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます!】
恋人に捨てられた悠の心情。
話は別れから始まります。全編が悠の視点です。
声なき王子は素性不明の猟師に恋をする
石月煤子
BL
第一王子である腹違いの兄から命を狙われた、妾の子である庶子のロスティア。
毒薬によって声を失った彼は城から逃げ延び、雪原に倒れていたところを、猟師と狼によって助けられた。
「王冠はあんたに相応しい。王子」
貴方のそばで生きられたら。
それ以上の幸福なんて、きっと、ない。
【完】君に届かない声
未希かずは(Miki)
BL
内気で友達の少ない高校生・花森眞琴は、優しくて完璧な幼なじみの長谷川匠海に密かな恋心を抱いていた。
ある日、匠海が誰かを「そばで守りたい」と話すのを耳にした眞琴。匠海の幸せのために身を引こうと、クラスの人気者・和馬に偽の恋人役を頼むが…。
すれ違う高校生二人の不器用な恋のお話です。
執着囲い込み☓健気。ハピエンです。
【BL】無償の愛と愛を知らない僕。
ありま氷炎
BL
何かしないと、人は僕を愛してくれない。
それが嫌で、僕は家を飛び出した。
僕を拾ってくれた人は、何も言わず家に置いてくれた。
両親が迎えにきて、仕方なく家に帰った。
それから十数年後、僕は彼と再会した。
来世はこの人と関りたくないと思ったのに。
ありま氷炎
BL
前世の記憶を持つ、いずる。
彼は前世で主人だった三日月と、来世で関わらない事を願った。
しかし願いは叶わず、幼馴染として生まれ変わってしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる