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第1章:直江津王国から始まった
1-5 変革と移住
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変革の移住
2年、3年と経過すると、春日山の麓には弥生集落が、神殿、保存蔵、住民が住む小屋群、田んぼ等が、新たな集落として形を成していた。
山の奥にいた縄文部落は既に吸収され、混血も進み、かなりの人口になっていた。
集落では、管理する者と耕作労働を賄うものなど、階級のような位(くらい)が生まれており、集落の仕組みも進んでいた。
大陸にあったような方法が取られて大きな集団を動かしていたのである。
新たに生まれてくる子供たちは、共同で育てる方法が発展し、育児の死亡率が減り、しかも、米の耕作が進み食料事情もよくなり、爆発的に人口は、更に増えていった。
釜も改良され、焼き物が薄くなり、料理の作りも変わっていった。
こんな巨大な集落を縄文ネットワークを知る移動するグループ達は、直江津王国だな。と呼ぶようになっていた。
その移動するグループにも小さな変革が起きていた。ウラジオストークより北側の大陸から来た漂流者を助けた集落の混血児の若者が、グループに入ってきたのである。
彼らの移動は、広く日本海沿を歩き、日本の南側を回るグループ、山々を中心に浅間山系や八ヶ岳山系を歩くグループ、北は青森まで向かうグループ等、多種多様であった。
こうして直江津王国と呼ばるようになった春日山の新たな弥生集落は、色々な所に知れ渡ることになるのであった。
そして時代は進み、紀元前3世紀になろうとしていた。
人口増加していく。春日山の直江津王国では、住民からの不満があふれていたのである。
そこで直江津王国の10代目の国王は、まだ若く王に担がれたばかりであったが、民の欲求の高まりに悩んでいた。
浅間山系から八ヶ岳山系を歩く、縄文ネットワークの若者か、王の相談に乗って話し始めるのであった。
王は、今までの王族がやっていた移住しかないと思い、率直に聞いてみた。王は、素直な性格だったが、頭の回転が早く、周りに相談することができなかったのであった。
「わしは、他の地域の様子を知らない。キミらの移動する事で、この山奥の土地も知っているのだろう」
「はい、我々は妙高を超えて、野尻湖の先に大きな盆地が広がっている場所に案内できます」
「なるほど、平地には余り住民が住んでないからな。そこはどんなところなんだろうか?」
「そこなら、大きく集落を広げられます。近くに大きな川も流れており、田んぼも耕作できると思います」
移動するグループの若者は、物事の観察が好きで、よく直江津王国の田んぼを見ていたので、確信したようにいった。
「僕らが案内いたしますよ」
彼らは、馬を使い、彼らの食料を持ち運び、若い王国の住民を引き連れて向かうことになった。妙高から野尻湖までは山道を通ることになる。
野尻湖周辺では、荷を下ろししばらく休憩し、信濃町を通り、長野盆地へと進んでいった。
そんな話があって、移住が決まり、直江津王国の住民が長野盆地へ移り住み、弥生集落が2、3できることになるのであった。
そこでも中心は米作り、食料の不安はなく、集落は安定して成長した。
移住が上手くいったので、移動するグループの若者は、もう既によい年になっていたが、浅間山系と八ヶ岳山系の間にあった佐久平を移住の場所に考え、王に伝え、
「王よ、佐久平は、未だに人のはいらない場所で、あそこには大きな集落が出来上がると考えます」
その言葉に王は、疑うことなく、二つ返事で、佐久平への移住が決まったのであった。
2年、3年と経過すると、春日山の麓には弥生集落が、神殿、保存蔵、住民が住む小屋群、田んぼ等が、新たな集落として形を成していた。
山の奥にいた縄文部落は既に吸収され、混血も進み、かなりの人口になっていた。
集落では、管理する者と耕作労働を賄うものなど、階級のような位(くらい)が生まれており、集落の仕組みも進んでいた。
大陸にあったような方法が取られて大きな集団を動かしていたのである。
新たに生まれてくる子供たちは、共同で育てる方法が発展し、育児の死亡率が減り、しかも、米の耕作が進み食料事情もよくなり、爆発的に人口は、更に増えていった。
釜も改良され、焼き物が薄くなり、料理の作りも変わっていった。
こんな巨大な集落を縄文ネットワークを知る移動するグループ達は、直江津王国だな。と呼ぶようになっていた。
その移動するグループにも小さな変革が起きていた。ウラジオストークより北側の大陸から来た漂流者を助けた集落の混血児の若者が、グループに入ってきたのである。
彼らの移動は、広く日本海沿を歩き、日本の南側を回るグループ、山々を中心に浅間山系や八ヶ岳山系を歩くグループ、北は青森まで向かうグループ等、多種多様であった。
こうして直江津王国と呼ばるようになった春日山の新たな弥生集落は、色々な所に知れ渡ることになるのであった。
そして時代は進み、紀元前3世紀になろうとしていた。
人口増加していく。春日山の直江津王国では、住民からの不満があふれていたのである。
そこで直江津王国の10代目の国王は、まだ若く王に担がれたばかりであったが、民の欲求の高まりに悩んでいた。
浅間山系から八ヶ岳山系を歩く、縄文ネットワークの若者か、王の相談に乗って話し始めるのであった。
王は、今までの王族がやっていた移住しかないと思い、率直に聞いてみた。王は、素直な性格だったが、頭の回転が早く、周りに相談することができなかったのであった。
「わしは、他の地域の様子を知らない。キミらの移動する事で、この山奥の土地も知っているのだろう」
「はい、我々は妙高を超えて、野尻湖の先に大きな盆地が広がっている場所に案内できます」
「なるほど、平地には余り住民が住んでないからな。そこはどんなところなんだろうか?」
「そこなら、大きく集落を広げられます。近くに大きな川も流れており、田んぼも耕作できると思います」
移動するグループの若者は、物事の観察が好きで、よく直江津王国の田んぼを見ていたので、確信したようにいった。
「僕らが案内いたしますよ」
彼らは、馬を使い、彼らの食料を持ち運び、若い王国の住民を引き連れて向かうことになった。妙高から野尻湖までは山道を通ることになる。
野尻湖周辺では、荷を下ろししばらく休憩し、信濃町を通り、長野盆地へと進んでいった。
そんな話があって、移住が決まり、直江津王国の住民が長野盆地へ移り住み、弥生集落が2、3できることになるのであった。
そこでも中心は米作り、食料の不安はなく、集落は安定して成長した。
移住が上手くいったので、移動するグループの若者は、もう既によい年になっていたが、浅間山系と八ヶ岳山系の間にあった佐久平を移住の場所に考え、王に伝え、
「王よ、佐久平は、未だに人のはいらない場所で、あそこには大きな集落が出来上がると考えます」
その言葉に王は、疑うことなく、二つ返事で、佐久平への移住が決まったのであった。
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