紀元前0世紀の物語

真田熊

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第3章:弥生の世界

3-1 弥生の世界の広がり

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弥生の世界の広がり

大陸には大きな戦乱があり、日本列島には、平地に人が住んでいなかった。必然的に行われた朝鮮半島からの脱出と移住は、紀元前5世紀頃から日本各地で行われ、大きな変革であった。

日本各地で、様々な交流があり、様々な動きがあったのだろうと思うが、直江津王国では、渡来人と縄文との融合が順調に済んだ。
1つは、縄文巫女との混血であり、もう一つには、移動するグループの存在であった。

縄文巫女は、支配者ではなかったし、調整役であった。縄文の世界は横のつながりを担っていた移動するグループは、情報を交流させていたことで、平和な世界を維持していた。

そこに渡来人達が来て、新しい技術を多くの人が集まって耕作していくと、働く者達や食料を管理するものが発達するのであった。

元々、争わない縄文を暮らす人々は、大勢の人間が溢れて、管理するものが生まれてきても、その仕組みに対して、素直に従っていった。

言葉は、縄文ベースに改まり、人口の増加とともに、支配するシステムも構築していったのである。

これが直江津王国の動きであった。

移動するグループは、長い年月の情報のやり取りで、これまでとは違う人数の多い、しかも集落の形も米を作り、支配階級の存在する直江津王国にも寛容であった。違いが顕著だったからである。

直江津王国は、発展していくことで、王国には、王族が生まれることになる。
移動するグループは、不定期ではあったが、交流が始まり、外の世界を知るものに対する興味が、王族の子供たちにも生まれることになった。

王族の世代が5代ぐらい進むと、人口も増え、近くの平地に新たな集落を形成できるという気運も高まってくるのであった。王族の分化が起きたのであった。

春日山の集落から北へ柏崎、長岡、そして新潟と米を作る文化を持って、移住して、新たな集落を広げることが、出来るようになった。
新たに出来た平地に住む、弥生期の集落は、その近くの縄文人との混血が進み広がっていったのであった。

この動きは、紀元前4世紀から3世紀にかけてと考えています。

そして、紀元前3世紀頃、王族の動きではなく、国王の決断により、管理するものと働く住民が、新たな土地を目指し、長野盆地へ移住することになります。
直江津王国の新領地の誕生でありました。

そこでは、王族としての分派ではなく、王国の新領地として、領地の拡張が行われるようになったのです。

そして、権威を維持するために王族の子どもが、巫女として君臨することになったのです。

長野盆地や佐久平の弥生集落は、初め、直江津王国の新領地であり、支配の構造が大きく成長することになるのでしたが、様相が変化します。

まず、柏崎、長岡、新潟での弥生集落での支配の構造がハッキリ生まれ、それぞれに王的な支配が生まれていった。
そして、長野盆地や佐久平での直江津王国の新領地でも、巫女が子供もを産み、新たな支配が生まれてくるのであった。
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