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第4章
第16話
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「まずは古着屋の方に、もう一度、向かおうか。」
「うん、ステキなのが有ったら、ベミラサイが、カスティアクニになるかもだしね!」
滑る様に流れる電波。
その意味は、やっぱり分からないが、今は笑って隣に居られる。
これから、この調子でダダ漏れの電波にまみれて過ごす事になれば、色々と問題も起こるだろう。
でも、追々、慣れて行くさ。
死別という悲しい過去と戦っている彼女を支えると決めたんだから!
幾何か歩いたところで、ミクルちゃんの手が離れた。
どうしたんだろう? また何か見つけたんだろうか?
「どうした、ミクル?」
オレの問いかけに、ミクルちゃんは、神妙な顔をし……、
「いま、お兄ちゃんの存在力が他に移ったわ。もう、アナタはタダの器に戻った。だから、これ以上アナタと話す事は無いわ。」
まさかの変化球で返して来た⁉
「ハァッ⁉」
困惑するオレを尻目に……、
「さぁ、早く次のお兄ちゃんの存在力が宿った器を探さなきゃ。じゃないと、一億年と二千万年前に、遥かアンドロメダの彼方で、私を庇って目の前で命を散らせたランティス=スターロ=メディライ=アクネバルタの…その行為が無為になってしまう。そんな事になったら、ガイト=キンバネス=クエルト=サリバンも悲しむわ! だから私は世界を救うの!」
トルネード投法も真っ青な鋭利な変化球でKマークを重ねるッ⁉
ちょっと待て!
目の前で亡くなったのが一億と二千万年前とかアンドロメダの彼方って……ッ⁉
それって……『その話そのものが既に電波だった。』って事かッ⁉
「じゃあ、さようなら、一つ前のお兄ちゃんの器さん。タダの一般人に戻ったアナタと、また会う事は、もう無いと思うけどね。」
そのままスタスタと離れて行く。
もうオレには何の興味も無いと言わんばかりに、一度も振り返る事無く、その姿は遠くなって行った。
後には、ポツンと残されたオレだけが、寒空の景色に取り残されていた。
しばし、その場で放心していたが、徐々に笑いが込み上げて来る。
オレは、ずっと彼女を制御していたつもりだったが、はじめから彼女はオレの手の外に居たんだ。
というか、そもそもの前提からして間違っていたんだ。
「ハハ…ファンタジーは所詮、夢だからファンタジーなワケで…。現実として続いたら、それはノンフィクションっていう、日常的で、いつでも見れるツマラナイ物になるってこった! ま、極上のファンタジーが突然降ってきて、突然消えただけだな‼ なんともファンタジーらしい終わり方じゃねぇかッ‼」
寒空の中で、オレの空しい叫びが木霊する。
あ~しっかし、これで失恋回数一〇八回かよ……ッ⁉ 煩悩の数かってんだッ⁉
それとも何か?
この一〇八回で、全ての厄が落ちたって事なのか⁉
ハッ‼ 最後の厄はデカ過ぎだったな、オイッッ‼
「うん、ステキなのが有ったら、ベミラサイが、カスティアクニになるかもだしね!」
滑る様に流れる電波。
その意味は、やっぱり分からないが、今は笑って隣に居られる。
これから、この調子でダダ漏れの電波にまみれて過ごす事になれば、色々と問題も起こるだろう。
でも、追々、慣れて行くさ。
死別という悲しい過去と戦っている彼女を支えると決めたんだから!
幾何か歩いたところで、ミクルちゃんの手が離れた。
どうしたんだろう? また何か見つけたんだろうか?
「どうした、ミクル?」
オレの問いかけに、ミクルちゃんは、神妙な顔をし……、
「いま、お兄ちゃんの存在力が他に移ったわ。もう、アナタはタダの器に戻った。だから、これ以上アナタと話す事は無いわ。」
まさかの変化球で返して来た⁉
「ハァッ⁉」
困惑するオレを尻目に……、
「さぁ、早く次のお兄ちゃんの存在力が宿った器を探さなきゃ。じゃないと、一億年と二千万年前に、遥かアンドロメダの彼方で、私を庇って目の前で命を散らせたランティス=スターロ=メディライ=アクネバルタの…その行為が無為になってしまう。そんな事になったら、ガイト=キンバネス=クエルト=サリバンも悲しむわ! だから私は世界を救うの!」
トルネード投法も真っ青な鋭利な変化球でKマークを重ねるッ⁉
ちょっと待て!
目の前で亡くなったのが一億と二千万年前とかアンドロメダの彼方って……ッ⁉
それって……『その話そのものが既に電波だった。』って事かッ⁉
「じゃあ、さようなら、一つ前のお兄ちゃんの器さん。タダの一般人に戻ったアナタと、また会う事は、もう無いと思うけどね。」
そのままスタスタと離れて行く。
もうオレには何の興味も無いと言わんばかりに、一度も振り返る事無く、その姿は遠くなって行った。
後には、ポツンと残されたオレだけが、寒空の景色に取り残されていた。
しばし、その場で放心していたが、徐々に笑いが込み上げて来る。
オレは、ずっと彼女を制御していたつもりだったが、はじめから彼女はオレの手の外に居たんだ。
というか、そもそもの前提からして間違っていたんだ。
「ハハ…ファンタジーは所詮、夢だからファンタジーなワケで…。現実として続いたら、それはノンフィクションっていう、日常的で、いつでも見れるツマラナイ物になるってこった! ま、極上のファンタジーが突然降ってきて、突然消えただけだな‼ なんともファンタジーらしい終わり方じゃねぇかッ‼」
寒空の中で、オレの空しい叫びが木霊する。
あ~しっかし、これで失恋回数一〇八回かよ……ッ⁉ 煩悩の数かってんだッ⁉
それとも何か?
この一〇八回で、全ての厄が落ちたって事なのか⁉
ハッ‼ 最後の厄はデカ過ぎだったな、オイッッ‼
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