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夢に出てきたバク
なのか?
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その夜。夜九時半、つまり風呂に入った後、源気のスマホには非通知着信がきていた。
「もしもし。」
源気は、上半身裸だった。だから、部屋へ戻りながら、電話に出た。
「あの、奏斗の母ですが…」
あどうも、と源気は謙虚に話した。なにせ、初めて話すため、少し緊張していた。
「奏斗がまだ帰ってないんです。なにか、知りませんか?」
奏斗が?
「いや、今日は普通に帰ったと思いますけど。確か、転校生と一緒だったと思います。」
「転校生?」
母は、漠の事は知らなかったそうだった。
「中学生の時から、恋人だったらしいですけど。」
「…漠。すみません。学校の事を、あの子は話さないものですから。
でも、おかしいですね。そんな子は、居なかったと思いますけど。
卒業アルバムにも…見当たりませんね」
そうですか、とだけ答えた。
もし、奏斗から、知らせが来たら教えて下さいとだけ、伝えられて電話を切った。
「もしかしたら、せいまや蓮斗にも連絡来ているかもしれない。」
メールアプリを開き、話し合った。しかし、誰も奏斗の事は知らなかったし、何も分からなかった。
~次の日
今日は、久しぶりの雨。ここ最近、雨など降らなかったので、雨傘は久しぶりだった。
「君たち、ちょっと来なさい。」
先生に言われて、クラスに一番近い会議室に連れてこられた、三人。
多分、奏斗の事だろう。彼は、今日は来ていない。どこに行ったのだろう。
「奏斗の事なんだけど、多分昨日お母さんから聞かれたと思う。
詳しく、話してくれ。昨日の出来事。」
代表して、せいまが話した。
漠と奏斗は恋人同士だったこと。その後には、二人は正門で待ち合わせをした事。漠は奏斗が中学生の頃に、何故か居なかった事。
「そんな事があったのか。でも、小山が中学校にいなかったのは、不思議だな。奏斗は、中学生の頃に会っていたと言ったのに。」
その後、先生に言われ、クラスに戻った。
何も進展はしなかった。
ただ、先生に話すこと忘れた事が一つ。
「せいま。なんで昨日、漠の家が無かったこと、言わなかったのか?」
蓮斗は、帰り際に行った。廊下には、沢山の生徒が通っていた。三人だけは、明らかに暗い雰囲気だった。
「それを言ったら、絶対にややこしくなる。それは、言わなくても…」
その時、漠も先生に呼び出されたらしい、廊下ですれ違った。
蓮斗は、彼女を睨んだ。しかし、彼女は蓮斗達を見て笑っていた。他人事のように。
その日は、漠には話せなかった。家が無かったことを。どこに住んでいるのか、諸々の質問。彼女には、“人”とは違うなにかを感じた。
ただ、
「先生。昨日の住所は合ってますよね。」
「あぁ。あっているはず。登録された、住所通りに教えたからね。
あれ?持っていってくれたよね?」
個人情報の事は気にする余裕はなかった。
「大丈夫ですよ。」
源気は、笑顔を作って見せた。
三人は、困った。漠は、何者なのか?悪いけど、奏斗の心配よりも、漠の存在が気になっていた。
「おい、どうする?」
「どうしようにも、ないだろ。警察に頼んで、見つけてもらおう。」
「信用、出来ない。」
その考えは、満場一致だった。今回は、どうしても警察では頼りない気がする。
「おいおい。この街で、殺人事件が複数起きている事、知っているか?」
「朝、ニュースでみたよ。不思議だよね。だって、全員殺人の事を、覚えてないんだから。
なんかみんな、夢の中の女に騙されたって言っているんだって。」
「夢と現実をわきまえてほしいよな。怖いな。」
そんな会話が、クラスで聞こえてきた。三人は、ハッとした。もしかしたらそれも、漠が関わっているのではないか。
「夢の中の、漠。」
せいまは、ぼそっと言った。
「やっぱり、あの夢だよ。夢の中の漠。なにか関係があるかもしれない。」
「もしもし。」
源気は、上半身裸だった。だから、部屋へ戻りながら、電話に出た。
「あの、奏斗の母ですが…」
あどうも、と源気は謙虚に話した。なにせ、初めて話すため、少し緊張していた。
「奏斗がまだ帰ってないんです。なにか、知りませんか?」
奏斗が?
「いや、今日は普通に帰ったと思いますけど。確か、転校生と一緒だったと思います。」
「転校生?」
母は、漠の事は知らなかったそうだった。
「中学生の時から、恋人だったらしいですけど。」
「…漠。すみません。学校の事を、あの子は話さないものですから。
でも、おかしいですね。そんな子は、居なかったと思いますけど。
卒業アルバムにも…見当たりませんね」
そうですか、とだけ答えた。
もし、奏斗から、知らせが来たら教えて下さいとだけ、伝えられて電話を切った。
「もしかしたら、せいまや蓮斗にも連絡来ているかもしれない。」
メールアプリを開き、話し合った。しかし、誰も奏斗の事は知らなかったし、何も分からなかった。
~次の日
今日は、久しぶりの雨。ここ最近、雨など降らなかったので、雨傘は久しぶりだった。
「君たち、ちょっと来なさい。」
先生に言われて、クラスに一番近い会議室に連れてこられた、三人。
多分、奏斗の事だろう。彼は、今日は来ていない。どこに行ったのだろう。
「奏斗の事なんだけど、多分昨日お母さんから聞かれたと思う。
詳しく、話してくれ。昨日の出来事。」
代表して、せいまが話した。
漠と奏斗は恋人同士だったこと。その後には、二人は正門で待ち合わせをした事。漠は奏斗が中学生の頃に、何故か居なかった事。
「そんな事があったのか。でも、小山が中学校にいなかったのは、不思議だな。奏斗は、中学生の頃に会っていたと言ったのに。」
その後、先生に言われ、クラスに戻った。
何も進展はしなかった。
ただ、先生に話すこと忘れた事が一つ。
「せいま。なんで昨日、漠の家が無かったこと、言わなかったのか?」
蓮斗は、帰り際に行った。廊下には、沢山の生徒が通っていた。三人だけは、明らかに暗い雰囲気だった。
「それを言ったら、絶対にややこしくなる。それは、言わなくても…」
その時、漠も先生に呼び出されたらしい、廊下ですれ違った。
蓮斗は、彼女を睨んだ。しかし、彼女は蓮斗達を見て笑っていた。他人事のように。
その日は、漠には話せなかった。家が無かったことを。どこに住んでいるのか、諸々の質問。彼女には、“人”とは違うなにかを感じた。
ただ、
「先生。昨日の住所は合ってますよね。」
「あぁ。あっているはず。登録された、住所通りに教えたからね。
あれ?持っていってくれたよね?」
個人情報の事は気にする余裕はなかった。
「大丈夫ですよ。」
源気は、笑顔を作って見せた。
三人は、困った。漠は、何者なのか?悪いけど、奏斗の心配よりも、漠の存在が気になっていた。
「おい、どうする?」
「どうしようにも、ないだろ。警察に頼んで、見つけてもらおう。」
「信用、出来ない。」
その考えは、満場一致だった。今回は、どうしても警察では頼りない気がする。
「おいおい。この街で、殺人事件が複数起きている事、知っているか?」
「朝、ニュースでみたよ。不思議だよね。だって、全員殺人の事を、覚えてないんだから。
なんかみんな、夢の中の女に騙されたって言っているんだって。」
「夢と現実をわきまえてほしいよな。怖いな。」
そんな会話が、クラスで聞こえてきた。三人は、ハッとした。もしかしたらそれも、漠が関わっているのではないか。
「夢の中の、漠。」
せいまは、ぼそっと言った。
「やっぱり、あの夢だよ。夢の中の漠。なにか関係があるかもしれない。」
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