ユメモのガタリ

昔懐かし怖いハナシ

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人の記憶が奏斗をつなぐ

探し

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「早く奏斗を見つけなければ。」
 源気は、焦った。
「俺の、おじいちゃんに聞こう。昔から神主で、この街のことよく知ってるんだ。」
せいまは提案したが、二人は少し心配だった。本当に頼りになるのか、と。
    放課後三人は、急いでせいまのじいさんの所へ行った。
 
~その三人が走り去るのを正門で見ていた、漠。彼女も、この日を境にしてみんなの前に現れなくなった。どこへ消えてしまったのか。それは、、

「ここが、せいまの家か。十分良い家じゃん。」
源気は、褒め称えた。
「いや、違うんだ。」
そして、家と家の通路へと案内させられた。二人は、暗くジメジメとした道を通り、その奥の家に来た。
「ほお、隠れ家だな。」
蓮斗はそう言った。そして、せいまは戸を右に開いた。ガラガラという聞き慣れない音が、響いた。
 上がれ、とせいまに言われ、おじいさんに会いに行く。
 奥のリビングには、おじいさんがソファーに座っていた。
「おじいちゃん。聞きたいことがあるの。」
せいまは、急いで聞いた。
「おや、友達かい?こんにちは。」
二人はお辞儀をして、どうも、と言った。
「“バク”って知ってる?」
「…。」
一瞬、間が空いた。無言の代わりにおじいちゃんは、お茶を人数分出してくれた。
「友達が、行方不明者なんだ。その漠っていう、女が関係あるんだ。教えてくれないか。」
「…。バクは、人なのか。本の話なら知っているが。」
「本?なんの?」
蓮斗は疑問に思った。
「この街に、住んでいる“カナト”という男の人から聞いた話に、バクっていたな。」
なんだ小説なのか、と思った。関係ないと思いつつも、気になった。カナトという名前も奏斗と同じ名前だったからだ。
「話変わるけど、最近嫌な物がこの街に入り込んでいる。気のせいならいいが。
 お前達も気をつけた方がいい。混乱や死をもたらすかもしれん。」
源気はせいまに、何を言ってるのか、と聞いたが、
「じいちゃんは霊感があるんだ。見えない者がたまに見える。」
と言った。源気は本当に見えるのかと疑問に思った。
「その人どこに居るか、教えて欲しい。」
せいま達は、手がかりがそれ以上ないことを知り、その男の家に行く事にした。




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