レッド・ティーチ

昔懐かし怖いハナシ

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1第目、出会い

3章

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 突然、向こうの方からトットッと足音が聞こえてきた。どうやら、走っているようだ。
 すると現れたのは、6歳ぐらいの身長の男の子3人だった。どうやら、何かから逃げているようだ。だが、羅針はそんなことは気にする余裕はなく、本当にファンタジーの世界に入ったのだろうか、と興奮と困惑していた。
 この後、その興奮と困惑がすっと消えるような事が起きた。とても、びっくりしたようだった。
 10秒後、後ろから黒いマントを身に着け、全体的に黒っぽい服装の人が3人、さっきの男の子のあとを走っているのを目撃してしまった。サングラスの向こうには、赤いのが見えて、少し怖くなった。さっきの風はもう吹かなかった
 たぶん悪者だろうと察したが、何も考えずただ、石像の後ろから見ているだけだった。こんなにも、動けないものなのかと思った。だが、自分が助けたらいい事が起こるのではないか、と自分勝手な考えがフッと思いついた。
 とりあえず、追いかけた。そんなに早くはなかった。
 叫び声が聞こえる。
「あ~、助けを呼んでる。ここで助けると、主人公は私!!かっこいい!」
 当たり前なファンタジーの世界を、妄想しながら追いかけた。今思えば、最悪やねー。
 もう走り方が気持ち悪くなっているのに、本人は気づかない。両手を上に上げ、左右に揺れ、顔は笑いながら目を大きく開け、足は直角に曲げたり、まっすぐに伸ばしを繰り返ししながら走った。想像できるだろうか。さっきの黒い人よりも、羅針のほうが恐い事に、
 だが、男の子は、追いかける黒い人から逃げるのに必死だ。息があがっているようだ。また、距離もだんだんと縮まっている。
 すると、羅針の後ろから、丸いものがしゅっと、飛んできた。それで、われにかえった羅針は、素早く頭を下げた。自己防衛だけは、しっかりするようだ!
 気付いたら、黒い人の頭に当たり、3人ともきれいに倒れる姿があった。飛んできた玉は、空気の一部に戻るように、すっと消えた。黒い人は、下半身からくずれるように消えた。
 ここ10秒の事だったので、状況がよく飲み込めなかった。
 その後背後から一人の男の人が現れた、その人は、キャップ、笛を身に着け、現代の先生に似ているような格好だった。だが、耳に青い宝石のイヤリングをつけていた所は見たことがない光景だった。サラッと少し水分を含んだ風が、この人を包み込んだようだった。
 

 
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