レッド・ティーチ

昔懐かし怖いハナシ

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1第目、出会い

4章

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 突然森の奥から、少し低く、透き通るような男性の声が聞こえた。とても聞きやすかったのは、誰でもだろう。日本人のような顔つきで、髪はサラッとしていた。
 「ん?見かけない顔の子供だ。どこから来たんだ?」
さっき助けてくれた男性が、ゆっくりと近づきながらこう言った。
 「あ…の。さっきまで…、別の世界にいたんですが、気付いたら…石の石像から出ていたんです。」
めちゃくちゃな事を言ったが、相手は納得したらしい!
 「本気まじそうなんだな。君は信じられないだろうが、ここは君の世界とは違う世界なんだ!」
 何言ってるのだろう?羅針は戸惑ったが、頭で整理しながら、質問をした。
「では、あなたはわかっていたのですか?こんな事があることを?」
 思ってるのと違う展開だった。普通は、相手が戸惑るはずなのに!!現実では思ってるのと違う事になるのは、当たり前なんだよね。
「まあ~、この世界のエネルギーのせいで空間が時々ネジ曲がる事があるから、こんな事があってもいいよね~」
気楽な人で、面白い人だなと思った。
 「あ、そうそう。僕はラッシュというんだ。あの屋敷で、先生をしているんだ。」
 細長いラッシュの指の先を見てみたら、山の上にある洋風な大きな屋敷だった。少し暗い雰囲気だったが、明るい光が窓から所々漏れていた。
「こんな事があると思ってね。こんなもの作ったんだ。見てくれよ!コレはすごいぞー」
 見るところ、薄暗い青の分厚い本が、シャツの内ポケットから出てきた。結構大きかったので、内ポケットは大きいのだろう。
「本…ですか?」
別に驚く事はなかった。なにせ、中学生になってから教科書を嫌というほど貰ったので、もう本は好きじゃなかった。小説もインターネットで読んでた。まさか、ここで授業が始まるのだろうか?うんざりだ。羅針はそう思った。
 すると、本を開いた瞬間、顔にスッと気持ちの良い風が吹いた。気付いたら、空に浮いていた。どこから声が聞こえた。
「この世界の事を知りたい人の為に教える。」
上から目線だなと思ったが、気にしなかった。
 「この世界にはアンジェットという鉱石があり、これがもし壊れたならば世界は大地震が起こると調べで分かっています」
急に場面が変わり、どこかの洞窟の中の赤くて大きな鉱石が目の前にはあった。これが、アンジェットだとすぐわかった。
 「しかし、今から1000年前の事、ある勢力(ブラックジス)の長がその鉱石を独り占めにするように、どこかに隠した。」
すると、黒っぽい服装の人が入ってきて、鉱石に手を触れただけでその人と共にぱっと消えた。
 「その鉱石には、あるエネルギーが必要である。そのエネルギーは、今私達が手にしている。だから今まで、何とか大地震は起こっていない。」
 気付いたら、目の前にはラッシュがいた。さっきの森の中にいた。
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