レッド・ティーチ

昔懐かし怖いハナシ

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1第目、出会い

9章

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 ※今から、子供達の事はあまり文には表しませんが、ラッシュと一緒にいる事となっています。ご了承くださいませ。
「なんだよ!急に。君も、この世界に始めて来たんだから、戸惑うのも無理はないよね。それを助けるのは、この世界の者として当たり前さ!アハハ。」
 と、笑い飛ばした。相変わらず、呑気な人だった。
 「この世界に、乗り物とかない?」
結構デコボコした道を歩いてきた、いつも歩き慣れていないことで、疲れていた。
 「あるけどね、、」
ポケットに手を突っ込み、手のひらにコインを出して数え始めた。いつもよりも、テンションが下がっていた。
「金…欠?」
まさか、この世界でも、私を悩ませるものがあるのか!?羅針は、いつも金欠で悩んでいた。しかし、乗り物があるなら、乗ってみたい!そういう気持ちが出てきた。
 「乗りた…いか?」
恐る恐る、ラッシュは聞いた。
 羅針は、笑顔でうなずいた。表情には、初めてみた希望が現れた。
 しかし、ラッシュは肩を落とし、別の道に方向を変えた。その先には、
「あれが、その乗り物。」
ラッシュの目線の先には、ゴーカートみたいな車が道の両脇にたくさん並んでいた、しかし、タイヤやハンドルはなく、シートが前に2席、後ろに2席並んでいた。
 羅針は、初めて見るかのようにワクワクした。(ま、初めて見るのですが)ラッシュを越して、すぐに走り寄った。いろんな色の車があり、迷った。だが、ラッシュは、羅針を越して、一番前の車に近づいた。
「早く、乗りなよ」
そっちかよと思った。色は紫であった。まだ、ラッシュはテンションが下がっていた。
 すぐに羅針も子供達も乗り込んだ。どうなるのだろう。
 ラッシュは、一番前の席に座り、赤いボタンを押した。
「どちらまで?」
明るいアナウンスが流れ、近くにあるマイクに喋った。「学校。」と暗い声で言ったあと、ポケットから出した札を一枚入れた。
 「あぁ、心が痛い!」
ラッシュにはかわいそうだと思ったが、これも私の経験のためだ、と思いワクワクしていた。経験はしたほうがいいよね。てか、どう動くのだろう?少し恐かったので、手すりにしっかり掴まった。
 「少しだけ大人しくしといてね。」
そう言った後、機体は動き始めた。
「??」
なんだか、浮いてない?そう、ゆっくり浮き始めていた。外を覗いてみると、建物が下に見えた。あまり揺れることなく、また音もなく前に進み始めた。
 すごく気持ち良かった。風も感じる事ができ、清々しかった。
 目の前には、山の上にある、大きな石造りの学校が見えていた。
 

 
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