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1第目、出会い
13章 寂しさ
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ノックの音がなった。間があり、その後、男の子がラッシュと一緒に羅針の部屋に入って来た。
「こんにちは。」
あんまり声は低くなく、落ち着いた雰囲気だった。
「この子はねぇ、ランゲルと言う名前でね、羅針と同じ、異世界から来た子なんだ。あの時の見せた本はね、この子が来てから作った本なんだ。だから、すぐにこの世界の事を教える事が出来たんだ。」
この子もまた、異世界から来た子だというそうだ。あ~、だから準備が良かったんだ。
「初めまして、ランゲルといいます。すみません!怪我をさせませんでしたか?」
羅針には分からなかった。
どうやらランゲルは、離れていても、物理的力を働かせる事が出来るそうだ。例えば、離れた人を、その能力で打撃を与えることができる。ただ、まだ子供らしくそんなに力は出せないそうだ。
あの時敵に捕まりそうになったとき、敵が転びかけたのは、ランゲルの能力だった。ランゲルは、敵を見つけて助けようとしてくれた。だが、近くにいる羅針の事も敵とみなして、攻撃した。だが、その事は羅針は知らない。
「私の世界は戦争中でして、いつでも集中して過ごしていました。本当に、周りはめちゃくちゃに焼き焦げてしまったり、鉄の塊が散らばっています。だから、本当に自分が殺られてしまうのではないかという、不安感がありました。」
ランゲルの世界は、羅針の世界とは違うらしい。
「だが、ここは違った。最初は敵対心をむき出しにしていましたが、ここの住人がとても優しく、涙が出てくるほどでした。人の優しさ、これが本物なんだなぁっと思いました。あなたも、また別の世界から来た人だ。最初は驚いただろうね。でも、ここで過ごす時間は、本当に楽しいよ。」
ランゲルは嬉しそうに、ランゲルの世界の事を伝えた。
しかし、羅針はそれどころじゃなかった。羅針は、家族の事も考えてしまい、寂しく感じていた。温かい家庭が恋しい。最初は、興奮気味であった羅針であったが、それが冷めてしまい早く帰りたいと思い始めたときだった。なんだか、手も冷たくなってきた。
ポケットからカイロを出した。お母さんに、冬が近くなり肌寒く感じて来たときに、買ってきてもらったものだった。本当は今日、お父さんが海外出張から帰ってくるときだった。「たくさんのお土産待っとけよ。」お父さんの、力強い声が、心に残っていた。もしかしたら、もう帰れないかもしれない。ここで、一生暮らさないといけないかもしれない。あの街が恋しい。
中学生になり、自立心が芽生えるときでもあるが、まだ中一。家族と離れると、避けられない寂しさ。ラッシュが頭に右手を軽く載せた。
「大丈夫!帰ることが出来ないとは思わない。まだ分からないが、僕が最後までついているからら。安心してくれ。」
変わらない笑顔で、元気にしてくれた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 一人ではない、どこでも仲間はいる。ただ、気づかないだけだった。希望は、持ち続ける。信じ続ける。そういうものだ!!
「こんにちは。」
あんまり声は低くなく、落ち着いた雰囲気だった。
「この子はねぇ、ランゲルと言う名前でね、羅針と同じ、異世界から来た子なんだ。あの時の見せた本はね、この子が来てから作った本なんだ。だから、すぐにこの世界の事を教える事が出来たんだ。」
この子もまた、異世界から来た子だというそうだ。あ~、だから準備が良かったんだ。
「初めまして、ランゲルといいます。すみません!怪我をさせませんでしたか?」
羅針には分からなかった。
どうやらランゲルは、離れていても、物理的力を働かせる事が出来るそうだ。例えば、離れた人を、その能力で打撃を与えることができる。ただ、まだ子供らしくそんなに力は出せないそうだ。
あの時敵に捕まりそうになったとき、敵が転びかけたのは、ランゲルの能力だった。ランゲルは、敵を見つけて助けようとしてくれた。だが、近くにいる羅針の事も敵とみなして、攻撃した。だが、その事は羅針は知らない。
「私の世界は戦争中でして、いつでも集中して過ごしていました。本当に、周りはめちゃくちゃに焼き焦げてしまったり、鉄の塊が散らばっています。だから、本当に自分が殺られてしまうのではないかという、不安感がありました。」
ランゲルの世界は、羅針の世界とは違うらしい。
「だが、ここは違った。最初は敵対心をむき出しにしていましたが、ここの住人がとても優しく、涙が出てくるほどでした。人の優しさ、これが本物なんだなぁっと思いました。あなたも、また別の世界から来た人だ。最初は驚いただろうね。でも、ここで過ごす時間は、本当に楽しいよ。」
ランゲルは嬉しそうに、ランゲルの世界の事を伝えた。
しかし、羅針はそれどころじゃなかった。羅針は、家族の事も考えてしまい、寂しく感じていた。温かい家庭が恋しい。最初は、興奮気味であった羅針であったが、それが冷めてしまい早く帰りたいと思い始めたときだった。なんだか、手も冷たくなってきた。
ポケットからカイロを出した。お母さんに、冬が近くなり肌寒く感じて来たときに、買ってきてもらったものだった。本当は今日、お父さんが海外出張から帰ってくるときだった。「たくさんのお土産待っとけよ。」お父さんの、力強い声が、心に残っていた。もしかしたら、もう帰れないかもしれない。ここで、一生暮らさないといけないかもしれない。あの街が恋しい。
中学生になり、自立心が芽生えるときでもあるが、まだ中一。家族と離れると、避けられない寂しさ。ラッシュが頭に右手を軽く載せた。
「大丈夫!帰ることが出来ないとは思わない。まだ分からないが、僕が最後までついているからら。安心してくれ。」
変わらない笑顔で、元気にしてくれた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 一人ではない、どこでも仲間はいる。ただ、気づかないだけだった。希望は、持ち続ける。信じ続ける。そういうものだ!!
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