ある日突然感じれるようになった俺の日常

外道

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亀様

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夢を見た。

目の前には小学生の時に教室で育てていた亀がいる。ゼニガメだ。

なぜ小学生の時に育てていたか分かるのかというと、亀の甲羅には3年2組とマイネームで書かれていたからだ。

「久し振りよのぉマナよ」

「え、喋った」


真っ白な世界。目の前には喋る亀。なんちゅー夢見たんだ俺は。夢だと分かっているからかすんなりと喋ることを受け入れる。


「もうさっそくセックスしたんじゃなぁマナよ」

なんでそれを!?あぁ、俺の夢だしこの亀も俺が作り出したんだろう。

「あ、うん。まさかの田宮と。覚えてる?田宮」

俺がそう言うと、亀は黙ってしまった。表情がわからないからどう、声をかけたらいいか分からない。

「…うむ。幼馴染は今もマナを心から愛しておるのじゃな…」

「え、なんて??」

なんて言ったか聞こえなかった。

「そうそうマナよ。我の与えた力はどうじゃ?」

「力…?」


「そうじゃ!我がマナに与えた力じゃ!」

え!そんな力俺いつもらったの?俺の夢だファンタジー。

「はぁ…まだ分からんか。…ある日突然、マナは尻で快楽を得られるようになったじゃろ?」

「あーそれね。亀のおかけだったの。」

「フォフォフォ。そうじゃそうじゃ。ってマナよ、信じていないじゃろ?まあいい。それだけじゃないぞ」

「まじ?他にはどんな力を授けてくれたの?」


「それはお楽しみじゃ」

なんだよーってか妙にリアルな夢だな。なんか不思議な感じがする。

「ってかどうしてそんな力を俺にくれるの?」

俺が亀に問うと亀は優しい声で言った。


「ん?それは恩返しじゃよ。マナが我に与えてくれたものの恩返しじゃ」

恩返し…確かに小学生の時生き物委員だった俺はその一年ひたすら亀の世話をしていた。
といっても、その頃らへんから友達が減っていたので自然と亀に意識がいっただけだ。


亀は俺が小学3年から4年生に進級するときに死んでしまった。寿命だったのだ。
あの時の俺は亀が死んでしまったショックで寝る前に毎晩泣いていたんだ。懐かしい。

「我の存在を知っている人間はいたが、こんなに愛されなかった。初めて愛情をくれた。それがマナじゃ。本当に最後までありがとう」

「…おう」

なんとも都合のいい夢を見てるんだ俺は。


「これからの人生、我が与えた力で存分に楽しむがいい!」



あ、あれ、目が霞んできた…


「…時間切れじゃ…また会おう」




目の前が真っ白になった。



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