俺は受けにも総受けにもなりたくない!!

雪音

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新たな人生

06

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「兄様」

「ん?どうしたんだいルイス」

「王子様がめっちゃ見てくる」

「気にしなくていいよ空気だと思おう」

「いいんですかそんなことして」

「リード様だから」

「酷いなぁ君たち」

やれやれ……とため息をつく。
顔はいいからさ。王子様。ため息つく姿も様になっちゃうんだよね。おかしいな……顔の違いって……不平等だな……。

「ルイス~結婚しよう~」

「嫌です」

堂々と兄様が答える。するとはて、と王子様は首を傾げる。
兄様ステキ。かっこいい。兄様だいすき

「アノスに聞いていないのだけれど」

「ルイス、王子様と一生一緒にいるか、?もう兄様と一緒はいやか、?」

いやいやいや、そんなの絶対嫌なんですけどっ!?

「そんなことないっ!!!!」

「ほら」

「それは卑怯だろ」

俺の中では今兄様が1番なんだよ!さっき会った王子様よりも兄様だろ。兄様しか勝たん。兄様だいすき

「重いと嫌われるぞ」

「ルイス、兄様のこと嫌いか、?」

「そんなわけないでしょうっ!?」

俺は兄様がこの世で1番なんだから!!!!
俺はブラコンになってもいい、兄様は自由に生きてくれ

「俺は兄様のこと、だーいすきですよっ!!」

「ん゛ッ…………」

アノスが何かを抑えるように下を向く。
どうしたんだろう。体調が悪いのだろうか。

「アノス、少々気持ち悪いぞ」

「……アノス?おーい聞いてるか?おーい」

王子様が何度か兄様に声をかけるが、ピシッと固まっているので声は届いてないようだ。
反応を見るに兄様には一回もちゃんと言っていなかったのかもしれないな……。兄様はちゃんと俺に言ってくれていたのだから。俺もちゃんとこれから先は思ったことを伝えよう。
いつ死ぬのか分からないのが人間だし!!

「これからは沢山伝えますねっ!!」

そう俺が言うと王子様はやれやれ……と何かを諦めたかのような仕草をする。なぜ。

「ルイス、アノスのHPはもうゼロだ。やめてあげよう。」

「え」

兄様なににそんなHP削られたん……??
え俺なんかしたかな……精神攻撃気づかないうちにしちゃったかな……
ごめんね、兄様。

「それにしてもこの兄弟は意味がわからないな」

いやいやどこにでもいる普通のブラコン兄と普通のブラコン弟なだけですが???

「なぜですか?」

「人前でいちゃいちゃしすぎだぞ」

「駄目なんですか!?」

人前でいちゃいちゃしちゃ駄目なの……!?!?
まぁでも人前で駄目だとしても王子様ならいっかな……

「いや駄目という訳では……というより君僕ならいいかとか考えたでしょ。」

駄目じゃないんかい。
というかなんでわかった!?!?
まさか頭の中を覗ける能力とか……あったり??

「……超能力ですか?」

「そんなに間があって言うことがそんな事だとはな」

そんな事とはなんだ。超能力者だったならちょっっとすごいなって思っただけで。別に羨ましい訳じゃなくてね。決してそんなことはないんだけど。

「顔に書いてあるからだ」

え、俺そんな分かりやすいかな?




____________________________________

どうも。雪音です。お聞きしたいのですが、
1000文字強で更新頻度高めと
2000文字弱で更新頻度遅め、どちらがいいでしょうか?
参考までにお聞きしたいです😊


これからも、「俺は受けにも総受けにもなりたくない!!」をよろしくお願いいたします🙇‍♀️

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