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73 公爵令嬢は夢を語る
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リリーちゃんから話を聞いた後、夜も遅くなったからと一緒のベッドで眠った。
そして私は、リリーちゃんの欠点を初めて見つけた。
リリーちゃん、寝相悪い!
殴る蹴るとかの暴れる系ではなく、抱きつく系の寝相なんだけど、パワーが容赦ない。
最初は腕に抱きついて脚を絡めてくる位だったんだけど、段々移動してきて最終的にヘッドロックされた。
正直、寝たのか失神したのかわからなかった。
あと、抱きつかれて分かったけど、リリーちゃんはちゃんと成長していた。
ちくしょう! ちくしょう!!
朝寝技を決められて目が覚めて、改めて考えたけど、私結構むちゃくちゃ言ってたなぁ。
「最後まで話をさせて」と言ってきたリリーちゃんの言葉を遮って「これ以上侮辱すると許さない」とか言っちゃってるし、「全力で支える」って言ってたけど、本当に支えられてたかは分かんないし、結果的に私の言葉がきっかけで元気なくしちゃってたし。
あ、リリーちゃん起きた。
「おはよう、よく眠れた?」
「あわわわ! ご、ごめんなさい!
私、寝相が悪かったのに、一緒に寝てしまって!」
「あ、うん、もう大丈夫。
リリーちゃんこそ、気分はどう?
体調悪くない?」
「あ、いえ、ちょっと目がヒリヒリしますけど、大丈夫です。
あの、昨日は本当に、ありがとうございました。」
「え? 私、お礼を言われるような事何も出来てないわよ?
むしろ、リリーちゃんを困らせてただなんて知らなくて、本当にごめんなさい。」
「えっと、なんでフラン様は私に謝るのですか?」
「私が病気の元から治さないと悪化するかもって言ったから、リリーちゃん辛くなっちゃったんじゃないの?」
「あの、それなんですけど、失礼な発言してしまって本当にごめんなさい。
言われたその時は不安になりましたが、フラン様のおかげでもっと多くの方を救えるようになったんです。
昨日の夜は感情がコントロール出来なくなっちゃって、あんな言い方してしまいましたが、あの時言って頂けて良かったと思ってるんです。」
「そ、そうだったの?」
「はい!
フラン様のおかげで、自分の事が好きになれそうです!
本当に、ありがとうございます!!」
激しく手を握りしめて、キラキラとした瞳で私を見るリリーちゃん。
相変わらず美少女だなぁ。
でもまあ、昨日までより随分顔色が良くなったし、元気になれたみたいで良かった!
「あ、申し訳ないんだけど、ちょっとお願いしたい事があるの。」
「はい、何でしょうか?」
「昨日夜寝違えちゃったみたいで首が痛いの、治癒魔法で治せる?」
「治せます!ごめんなさいぃ!!」
今日は一日医療現場にいた。
レベッカちゃん、執刀までしてた。
「この子めちゃくちゃ良いよ、早くて丁寧で正確で、近年まれに見る名執刀医になれるよ。」
レベッカちゃん、料理人やめて執刀医になる?
リリーちゃんは、今日は新しい挑戦をするのだと。
光魔法で体の内部を見るというのだ。
私が朝「エックス線を体に当ててフィルムに焼き付けて、体内を可視化する技術がある」という、レントゲンの話をしたところ、自分でどうにか挑戦してみるらしい。
実験段階だから、動物で練習するらしいけど、上手くいけば本当に体内のどんな病気も治せるようになっちゃうから、ぜひ期待したいね。
私は、輸血と麻酔技術をあげたいと思っていた。
この世界では、血液型の概念がまだないらしく、輸血自体されていない。
だから、手術中に失血死してしまう事も結構あるんだと。
なので、研究員や医者、患者の血液サンプルをとって、ABO式血液型が出来ないか研究しているところだ。
三者三様で医学に関わってきて、自分の得意分野が出てきた。
やっぱ、医療は奥深い。
夕方、公爵館に帰ってきてから、3人で話をした。
将来、何になりたいかという話題になった。
「私は、お医者様を目指します。
私でないと助からない人たちを、助けてあげたいです!」
「うーん、私はちょっと考えてる。
専属料理人ってすごく魅力的なんだけど、医者の素晴らしさを今実感しちゃってるから。」
「私は今まで通り、美味しいものをたくさん作り続けるわよ。
そのために私は生まれてきたと言っても過言じゃないもの。
ただ、やりたい事は沢山あるから、それは全部するわよ。」
「わー、フランちゃん欲張りー。」
「ふふっ、フラン様らしいですね。」
「あ、やりたいことの前にやらなきゃいけない事があるわ。
10歳になるまでに、ダンスが出来るようにならないと!」
「大丈夫ですよ、徐々に形になってきてるじゃないですか。」
「そうそう、段々面白く無くなってきてるから、大丈夫!」
その言い方、失礼しちゃうわ。
「そういえば、今日リリー様はよく笑ってらっしゃいますね、何があったんですか?」
「ふふっ、レベッカさんには秘密です。」
「え、私にはって、フランちゃんは知ってるの!?」
知ってるけど、言うべきじゃないよなー。
「あ、えーと、うーん、昨日夜二人で一緒に寝たから……なのかな?」
「え!? そんな事したの!?
じゃあ今日は、私がフランちゃんと一緒に寝る!」
「わかったから、そこまでしがみつかなくても。」
「うふふ。
フラン様、私はフラン様が大好きです。
ずっと一緒に、いさせてください。」
ずっきゅーん!
その笑顔でそんなこと言われたら、メロメロになっちゃうって!
あー、この子のハートを射止めて、この言葉を合わせる事が出来るのは誰になるのかな?
「私だって!地の果てまでついていくから!」
私、地の果てへ行く予定ないよ。
「私も、地獄の底までついて行きますからね。」
地獄に行くような事してないから、リッカ!
そして私は、リリーちゃんの欠点を初めて見つけた。
リリーちゃん、寝相悪い!
殴る蹴るとかの暴れる系ではなく、抱きつく系の寝相なんだけど、パワーが容赦ない。
最初は腕に抱きついて脚を絡めてくる位だったんだけど、段々移動してきて最終的にヘッドロックされた。
正直、寝たのか失神したのかわからなかった。
あと、抱きつかれて分かったけど、リリーちゃんはちゃんと成長していた。
ちくしょう! ちくしょう!!
朝寝技を決められて目が覚めて、改めて考えたけど、私結構むちゃくちゃ言ってたなぁ。
「最後まで話をさせて」と言ってきたリリーちゃんの言葉を遮って「これ以上侮辱すると許さない」とか言っちゃってるし、「全力で支える」って言ってたけど、本当に支えられてたかは分かんないし、結果的に私の言葉がきっかけで元気なくしちゃってたし。
あ、リリーちゃん起きた。
「おはよう、よく眠れた?」
「あわわわ! ご、ごめんなさい!
私、寝相が悪かったのに、一緒に寝てしまって!」
「あ、うん、もう大丈夫。
リリーちゃんこそ、気分はどう?
体調悪くない?」
「あ、いえ、ちょっと目がヒリヒリしますけど、大丈夫です。
あの、昨日は本当に、ありがとうございました。」
「え? 私、お礼を言われるような事何も出来てないわよ?
むしろ、リリーちゃんを困らせてただなんて知らなくて、本当にごめんなさい。」
「えっと、なんでフラン様は私に謝るのですか?」
「私が病気の元から治さないと悪化するかもって言ったから、リリーちゃん辛くなっちゃったんじゃないの?」
「あの、それなんですけど、失礼な発言してしまって本当にごめんなさい。
言われたその時は不安になりましたが、フラン様のおかげでもっと多くの方を救えるようになったんです。
昨日の夜は感情がコントロール出来なくなっちゃって、あんな言い方してしまいましたが、あの時言って頂けて良かったと思ってるんです。」
「そ、そうだったの?」
「はい!
フラン様のおかげで、自分の事が好きになれそうです!
本当に、ありがとうございます!!」
激しく手を握りしめて、キラキラとした瞳で私を見るリリーちゃん。
相変わらず美少女だなぁ。
でもまあ、昨日までより随分顔色が良くなったし、元気になれたみたいで良かった!
「あ、申し訳ないんだけど、ちょっとお願いしたい事があるの。」
「はい、何でしょうか?」
「昨日夜寝違えちゃったみたいで首が痛いの、治癒魔法で治せる?」
「治せます!ごめんなさいぃ!!」
今日は一日医療現場にいた。
レベッカちゃん、執刀までしてた。
「この子めちゃくちゃ良いよ、早くて丁寧で正確で、近年まれに見る名執刀医になれるよ。」
レベッカちゃん、料理人やめて執刀医になる?
リリーちゃんは、今日は新しい挑戦をするのだと。
光魔法で体の内部を見るというのだ。
私が朝「エックス線を体に当ててフィルムに焼き付けて、体内を可視化する技術がある」という、レントゲンの話をしたところ、自分でどうにか挑戦してみるらしい。
実験段階だから、動物で練習するらしいけど、上手くいけば本当に体内のどんな病気も治せるようになっちゃうから、ぜひ期待したいね。
私は、輸血と麻酔技術をあげたいと思っていた。
この世界では、血液型の概念がまだないらしく、輸血自体されていない。
だから、手術中に失血死してしまう事も結構あるんだと。
なので、研究員や医者、患者の血液サンプルをとって、ABO式血液型が出来ないか研究しているところだ。
三者三様で医学に関わってきて、自分の得意分野が出てきた。
やっぱ、医療は奥深い。
夕方、公爵館に帰ってきてから、3人で話をした。
将来、何になりたいかという話題になった。
「私は、お医者様を目指します。
私でないと助からない人たちを、助けてあげたいです!」
「うーん、私はちょっと考えてる。
専属料理人ってすごく魅力的なんだけど、医者の素晴らしさを今実感しちゃってるから。」
「私は今まで通り、美味しいものをたくさん作り続けるわよ。
そのために私は生まれてきたと言っても過言じゃないもの。
ただ、やりたい事は沢山あるから、それは全部するわよ。」
「わー、フランちゃん欲張りー。」
「ふふっ、フラン様らしいですね。」
「あ、やりたいことの前にやらなきゃいけない事があるわ。
10歳になるまでに、ダンスが出来るようにならないと!」
「大丈夫ですよ、徐々に形になってきてるじゃないですか。」
「そうそう、段々面白く無くなってきてるから、大丈夫!」
その言い方、失礼しちゃうわ。
「そういえば、今日リリー様はよく笑ってらっしゃいますね、何があったんですか?」
「ふふっ、レベッカさんには秘密です。」
「え、私にはって、フランちゃんは知ってるの!?」
知ってるけど、言うべきじゃないよなー。
「あ、えーと、うーん、昨日夜二人で一緒に寝たから……なのかな?」
「え!? そんな事したの!?
じゃあ今日は、私がフランちゃんと一緒に寝る!」
「わかったから、そこまでしがみつかなくても。」
「うふふ。
フラン様、私はフラン様が大好きです。
ずっと一緒に、いさせてください。」
ずっきゅーん!
その笑顔でそんなこと言われたら、メロメロになっちゃうって!
あー、この子のハートを射止めて、この言葉を合わせる事が出来るのは誰になるのかな?
「私だって!地の果てまでついていくから!」
私、地の果てへ行く予定ないよ。
「私も、地獄の底までついて行きますからね。」
地獄に行くような事してないから、リッカ!
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