92 / 191
75 公爵令嬢は三度目のお祭りをする 1
しおりを挟む
第三回フィアンマ男爵領秋祭り。
今回も3日間の開催。
御神輿が領内を駆け巡り、屋台がそこらかしこに立ち込める。
今回私達子供7人組は、屋台は出さず。
去年めちゃくちゃ大変な目にあったから、今回は自粛した。
その代わり、あるものを用意していた。
それは、大広間にある特設ステージ。
今回、男子3人とリリーちゃんは観光客の立場として参加してもらう予定だったんだけど、「「「「自分たちも参加させて」」」」という事で企画準備をお願いしていた。
初日と二日目は午後のみ実施で、前半が一般参加ステージ、後半が企画ステージ、最終日は終日企画ステージ。
最初の計画では企画ステージだけしようかと思ったんだけど、一般参加募集してみると結構多くの人が集まってくれたから予定を変更した。
秋祭り当日。
領主である私の開会の挨拶で、お祭りが始まる!
各地域に向けて御神輿が出発!
結構御神輿について行く人が多くて、交代で担いでるみたい。
領外から来た観光客も、時々御神輿を担がせてもらっていて楽しそうだった。
今日のステージは午後からだから、私達も少し屋台を回ってお祭りを楽しもう。
お祭りでお馴染みになってきたお好み焼き、タコ焼き、焼きそば、うどんに加えて、去年私達がした鯛焼き、ベビーカステラ、揚げパン、綿菓子、クレープ、今年から新登場のイカ焼き、揚げタコ、エビせんべいなど、主食からおかず、甘味も盛り沢山。
お祭り初体験のリリーちゃんがやたら興奮してて、
「あれは何ですか?」「これってどんな味ですか?」
「わぁ!美味しそう!」「え!これも食べられるんですか!?」
と、誰よりも屋台を楽しんでいた。
一番気に入ったのは綿菓子みたいで、「キラキラしてキレイ」といって、チビチビ食べていた。
あんまり時間が経つと綿菓子萎んじゃうよ、と教えてあげたら、ちょっと寂しそうに急いで食べてた。
各々好きなものを食べてお腹を満たしたら、午後からのステージに向けて用意して行く。
前半は一般参加の出演者の確認、出演準備や片付け、タイムキーパー等をやっていった。
私達以外にもスタッフはいるけど、結構皆んなテキパキ動いてくれる。
一般参加ステージで披露されていたのは、ほとんど大道芸。
この大道芸を教えたの、実は私。
ジャグリングや簡単な手品を塾でやって見せたのがきっかけで、男爵領内で密かに流行っていた。
投げる物の種類や個数、人数がどんどん増えていって、かなりオリジナル性の強いジャグリングになっていった。
因みに、5つまでならお手玉ジャグリング出来るんだけど、「運動神経悪いのに何でそんな事出来るの?」と皆んなに言われた。
パントマイムやアクロバットは、もちろん私には出来ない。
説明したら出来た人がいて、後はご自由に。て感じで、これまたどんどんアレンジされていった。
ステージで披露された大道芸はどれもレベルが高く、もう芸人で食べていけるんじゃね?て思っちゃったほど。
観光客にもめちゃめちゃ受けてた。
後半は、企画ステージ。
初日の企画ステージは、アームレスリング大会。
この大会用のテーブルを、皆んなで作りました。
ほとんど私の錬金魔法なんだけど。
ルールは、地球のアームレスリングと一緒。
相手の手の甲をパットにつけたら勝ち。
「勝ち抜き戦で、勝者は次の挑戦者と戦え、敗者はここで敗退。
連勝記録の一番多い人が優勝!
優勝者には高級リゾート施設二泊三日ペア宿泊券!
上位三人には、表彰とメダルを贈呈いたします!」
希望者殺到。
時間の限り戦いたまえ。
色んな人が参加してるけど、領民では力仕事してる漁師やビール職人が強かった。
と思ったら、女の人が屈強な男たちをバタバタと倒していく。
引き締まったいい腕してたけど、倒してた男の人は倍ぐらい太い腕してたよ。
多分、力の使い方が上手いんだろうな。
結局この女性、全部で13人勝ち抜いてた。
途中、骨折者発生。
そうなると思って、準備していたのがリリーちゃん。
その場で治癒魔法をかけて、ほら元通り。
ちゃんとどんな骨折の仕方かを光魔法で確認して治してるから、安心安全問題なし。
一瞬不安がっていた参加希望者も、安心して参加するようだ。
ちょっと、参加希望者の中に、見覚えのある人がいるんだけと。
まず、ロナウド王子。
いつの間に参加者に混じってた?
「見てたら面白そうだったから。」
ロナウド王子の記録は7人。
中々やるねぇ。
次に、お兄様。
ロナウド王子倒したの、お兄様だった。
「僕もメダルが欲しいんだよ。」
お兄様は18人抜き。
え、国王様も参加?
あ、めちゃ強い。
騎士団長様と対決!?
今日一番盛り上がる。
長らく拮抗して、最終的に騎士団長様の勝ち。
ただ、騎士団長様は対国王様で力を使い果たしたのか、次の人に負けてた。
大いに盛り上がったアームレスリング大会は、二位がお兄様、三位が国王様という、身内まみれの結果となった。
メダルをもらって喜ぶ国王様、お茶目かよ。
あと二日お祭りがあるけど、明日も盛り上がるかな?
「明日と明後日は参加出来ないのが、すごく辛い。」
ちゃんと公務を行ってください、国王様!
今回も3日間の開催。
御神輿が領内を駆け巡り、屋台がそこらかしこに立ち込める。
今回私達子供7人組は、屋台は出さず。
去年めちゃくちゃ大変な目にあったから、今回は自粛した。
その代わり、あるものを用意していた。
それは、大広間にある特設ステージ。
今回、男子3人とリリーちゃんは観光客の立場として参加してもらう予定だったんだけど、「「「「自分たちも参加させて」」」」という事で企画準備をお願いしていた。
初日と二日目は午後のみ実施で、前半が一般参加ステージ、後半が企画ステージ、最終日は終日企画ステージ。
最初の計画では企画ステージだけしようかと思ったんだけど、一般参加募集してみると結構多くの人が集まってくれたから予定を変更した。
秋祭り当日。
領主である私の開会の挨拶で、お祭りが始まる!
各地域に向けて御神輿が出発!
結構御神輿について行く人が多くて、交代で担いでるみたい。
領外から来た観光客も、時々御神輿を担がせてもらっていて楽しそうだった。
今日のステージは午後からだから、私達も少し屋台を回ってお祭りを楽しもう。
お祭りでお馴染みになってきたお好み焼き、タコ焼き、焼きそば、うどんに加えて、去年私達がした鯛焼き、ベビーカステラ、揚げパン、綿菓子、クレープ、今年から新登場のイカ焼き、揚げタコ、エビせんべいなど、主食からおかず、甘味も盛り沢山。
お祭り初体験のリリーちゃんがやたら興奮してて、
「あれは何ですか?」「これってどんな味ですか?」
「わぁ!美味しそう!」「え!これも食べられるんですか!?」
と、誰よりも屋台を楽しんでいた。
一番気に入ったのは綿菓子みたいで、「キラキラしてキレイ」といって、チビチビ食べていた。
あんまり時間が経つと綿菓子萎んじゃうよ、と教えてあげたら、ちょっと寂しそうに急いで食べてた。
各々好きなものを食べてお腹を満たしたら、午後からのステージに向けて用意して行く。
前半は一般参加の出演者の確認、出演準備や片付け、タイムキーパー等をやっていった。
私達以外にもスタッフはいるけど、結構皆んなテキパキ動いてくれる。
一般参加ステージで披露されていたのは、ほとんど大道芸。
この大道芸を教えたの、実は私。
ジャグリングや簡単な手品を塾でやって見せたのがきっかけで、男爵領内で密かに流行っていた。
投げる物の種類や個数、人数がどんどん増えていって、かなりオリジナル性の強いジャグリングになっていった。
因みに、5つまでならお手玉ジャグリング出来るんだけど、「運動神経悪いのに何でそんな事出来るの?」と皆んなに言われた。
パントマイムやアクロバットは、もちろん私には出来ない。
説明したら出来た人がいて、後はご自由に。て感じで、これまたどんどんアレンジされていった。
ステージで披露された大道芸はどれもレベルが高く、もう芸人で食べていけるんじゃね?て思っちゃったほど。
観光客にもめちゃめちゃ受けてた。
後半は、企画ステージ。
初日の企画ステージは、アームレスリング大会。
この大会用のテーブルを、皆んなで作りました。
ほとんど私の錬金魔法なんだけど。
ルールは、地球のアームレスリングと一緒。
相手の手の甲をパットにつけたら勝ち。
「勝ち抜き戦で、勝者は次の挑戦者と戦え、敗者はここで敗退。
連勝記録の一番多い人が優勝!
優勝者には高級リゾート施設二泊三日ペア宿泊券!
上位三人には、表彰とメダルを贈呈いたします!」
希望者殺到。
時間の限り戦いたまえ。
色んな人が参加してるけど、領民では力仕事してる漁師やビール職人が強かった。
と思ったら、女の人が屈強な男たちをバタバタと倒していく。
引き締まったいい腕してたけど、倒してた男の人は倍ぐらい太い腕してたよ。
多分、力の使い方が上手いんだろうな。
結局この女性、全部で13人勝ち抜いてた。
途中、骨折者発生。
そうなると思って、準備していたのがリリーちゃん。
その場で治癒魔法をかけて、ほら元通り。
ちゃんとどんな骨折の仕方かを光魔法で確認して治してるから、安心安全問題なし。
一瞬不安がっていた参加希望者も、安心して参加するようだ。
ちょっと、参加希望者の中に、見覚えのある人がいるんだけと。
まず、ロナウド王子。
いつの間に参加者に混じってた?
「見てたら面白そうだったから。」
ロナウド王子の記録は7人。
中々やるねぇ。
次に、お兄様。
ロナウド王子倒したの、お兄様だった。
「僕もメダルが欲しいんだよ。」
お兄様は18人抜き。
え、国王様も参加?
あ、めちゃ強い。
騎士団長様と対決!?
今日一番盛り上がる。
長らく拮抗して、最終的に騎士団長様の勝ち。
ただ、騎士団長様は対国王様で力を使い果たしたのか、次の人に負けてた。
大いに盛り上がったアームレスリング大会は、二位がお兄様、三位が国王様という、身内まみれの結果となった。
メダルをもらって喜ぶ国王様、お茶目かよ。
あと二日お祭りがあるけど、明日も盛り上がるかな?
「明日と明後日は参加出来ないのが、すごく辛い。」
ちゃんと公務を行ってください、国王様!
1
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
【完結】憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―
望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」
【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。
そして、それに返したオリービアの一言は、
「あらあら、まぁ」
の六文字だった。
屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。
ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて……
※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる