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プロローグ
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俺はあのころの思い出が忘れられない。
狭いライブハウスの中でたくさんの人がたくさんいて熱気気溢れていてみんな楽しそうに盛り上がっていた。
俺のお父さんはそこで歌っていた。毎週。みんなを盛り上げることが出来て、自慢のお父さんだった。俺は7歳の時お父さんが出場するイベントを見に行った。そのイベントは後に最高峰のイベントと言われ、毎週行われているが、これを超えたことは無いらしい。けど俺にはとても苦い思い出だった。無敗と言われてきたお父さんがここで新人に敗れたのだ。しかもイベント後、控え室にて何か話したあと出てきたお父さんはいつも明るいのにその日は暗くて、ライブに出ることも無くなった。
俺の夢はこのイベントを超え、お父さんの仇をとる。そして最高のライブを作り出すことを幼いながらに考えていた。
そして高校生になり、中学の頃から欠かさずやっている路上ライブをいつものようにしていた。
「―――♪ーーー♪」
今日もなかなかの観客が集まっていた。そして歌い終えて客が引けた頃、まだ残っていた人がいた。そして俺の事をじっと見てくる。
「聞いてくれてありがとうございます。…なんか用です?」
俺が声をかけるとびっくりしたようで慌てていた。そしてゆっくり話し始めた。
「えっと…とてもいい歌でした。見るに僕と同じくらいの歳なのに…凄いですね。」
俺は「ありがとうございます」と言って小さい頃に見たFIREWEEKENDを超えることを目指していることを言った。すると彼はこっちがビビるほど驚いて僕も見ていたと言った。そして僕もたまに歌うと聞いて、俺は誘った。
「ならセッションしません?あ、貴方がよろしければですけど。」
彼は快く受け入れてくれた。実際歌ってみると歌いやすく、歌ってて心地よかった。彼の歌声はしっかり重みがあるが、すんなり入ってきていつまでも聞いてられた。
歌い終わったあと、男の人は感動していた。
「あの…初対面でこんなこと頼むなんて良くないとは思ってるんですけど…」
男の人は次の言葉に悩んでいた。そしてこう続けた。
「僕と…相棒になってくれませんか!」
彼は俺と歌ってて今までにないものだった、もしフリーなら僕と組んではくれないかということだった。俺自身も反対する要素は無いので
「俺今フリーなんでこちらこそよろしければお願いします。」
まあ元々組みたいから誘ったんだけどとは言わないでおいた。
そして俺らは相棒になった。名前を聞くと彼は信原輝龍と名乗り、同じ学校で驚くことに同じ学年だった。この日から悠人と輝龍のコンビは相棒となり、目標に向けて進んでいくことになった。
狭いライブハウスの中でたくさんの人がたくさんいて熱気気溢れていてみんな楽しそうに盛り上がっていた。
俺のお父さんはそこで歌っていた。毎週。みんなを盛り上げることが出来て、自慢のお父さんだった。俺は7歳の時お父さんが出場するイベントを見に行った。そのイベントは後に最高峰のイベントと言われ、毎週行われているが、これを超えたことは無いらしい。けど俺にはとても苦い思い出だった。無敗と言われてきたお父さんがここで新人に敗れたのだ。しかもイベント後、控え室にて何か話したあと出てきたお父さんはいつも明るいのにその日は暗くて、ライブに出ることも無くなった。
俺の夢はこのイベントを超え、お父さんの仇をとる。そして最高のライブを作り出すことを幼いながらに考えていた。
そして高校生になり、中学の頃から欠かさずやっている路上ライブをいつものようにしていた。
「―――♪ーーー♪」
今日もなかなかの観客が集まっていた。そして歌い終えて客が引けた頃、まだ残っていた人がいた。そして俺の事をじっと見てくる。
「聞いてくれてありがとうございます。…なんか用です?」
俺が声をかけるとびっくりしたようで慌てていた。そしてゆっくり話し始めた。
「えっと…とてもいい歌でした。見るに僕と同じくらいの歳なのに…凄いですね。」
俺は「ありがとうございます」と言って小さい頃に見たFIREWEEKENDを超えることを目指していることを言った。すると彼はこっちがビビるほど驚いて僕も見ていたと言った。そして僕もたまに歌うと聞いて、俺は誘った。
「ならセッションしません?あ、貴方がよろしければですけど。」
彼は快く受け入れてくれた。実際歌ってみると歌いやすく、歌ってて心地よかった。彼の歌声はしっかり重みがあるが、すんなり入ってきていつまでも聞いてられた。
歌い終わったあと、男の人は感動していた。
「あの…初対面でこんなこと頼むなんて良くないとは思ってるんですけど…」
男の人は次の言葉に悩んでいた。そしてこう続けた。
「僕と…相棒になってくれませんか!」
彼は俺と歌ってて今までにないものだった、もしフリーなら僕と組んではくれないかということだった。俺自身も反対する要素は無いので
「俺今フリーなんでこちらこそよろしければお願いします。」
まあ元々組みたいから誘ったんだけどとは言わないでおいた。
そして俺らは相棒になった。名前を聞くと彼は信原輝龍と名乗り、同じ学校で驚くことに同じ学年だった。この日から悠人と輝龍のコンビは相棒となり、目標に向けて進んでいくことになった。
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