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Sランクパーティーの崩壊(2)【クロス視点】★
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俺様達は、徒歩でレミリアの叔父が住んでいるというテラシアの町までやっとの思いでたどり着いた。
今は、レミリアが叔父に事情を話しに行くのを、ドロシーと二人で待ってるところだ。 ドロシーはあからさまに俺様と距離をとっている。 俺様が臭いからだそうだ。気に食わねぇ。 そりゃ俺様は今臭いが…、あいつだって似たようなものだ。 少し俺様よりはましってだけでな。
それより、体調が最悪だ。とくに気絶状態から目を覚ました後も、殴られた顔が腫れあがった部分も今も痛む。
そんな状態でここまで徒歩でこなきゃいけなかったのも、ドロシーのやつがたった一回の転移魔法で魔力切れを起こしちまったからだ。たくよぉ、万が一のときのためにMP回復薬ぐらいもっておけってんだよ。本人にそう言ったら「これまでMPなんてほっといても回復していったからそんなの必要なかったんだもん!知ってるでしょ!」って逆切れしてきやがった。
「ちっ、どうにかなんねぇかな…お、そうだドロシー。そこの薬屋で回復薬を買ってこいよ」
回復薬は、冒険の必需品だ。といっても、俺様達は持っていなかった。自然回復の加護に目覚めてからは必要がなかったからだ。
「よし、ドロシーお前が買ってこい」
「わかったよ、さすがに今のクロスが入ったらお店の人もびっくりしちゃうもんね。臭いし、顔色も青白くて本当にアンデッドみたいだもん…イケメンが台無し…ていうか正直今のクロスって不細工」
「あぁん? てめぇ…ふざけんなよ!! 」
「…そんなに大きな声で怒鳴らなくてもいいでしょ。 これから、回復薬買いにいってあげようとしてるのに」
「ちっ、わかったよ。さっさといけよ。くだらねぇ嫌味を言ってる暇があったらな」
「ここに来るまでの道中、私に嫌味ばっかり言ってたのは誰よ…」
それはてめぇが無能だからだろうが…と言いかけたが、思いとどまる。
とりあえずドロシーには薬屋にいってもらわねぇといけない。しかし、ドロシーがこんな嫌な女だとは思わなかったぜ。この件が、うまいこと解決したらもっと美人でセクシーな魔法使いを仲間に変えてやる。 俺様ほどのSランク冒険者になれば、仲間なんてすぐ集まるから選び放題なんだ。
俺様がSランクになれたのは自然回復の加護にめざめてからだ…あれから、実力もぐっと上がった気がするから、この加護には多少は俺様の天才的な潜在能力を引き出す効果もあったのかもしれない。そういえば、この加護に目覚めたのはあの役立たずのシオンを仲間にした直後だったな。今から思えばシオンっていう役立たずを優しく仲間にしてやった俺様に神様が褒美をくれたのかもしれない。
「そういえば今頃の無能のシオンはどうしてるんだろうな? 俺様のパーティーから追放されて今頃みじめに路頭にまよってるんだろうなぁ、きっと今の俺様たちよりよっぽど苦しい思いをしてるだろうよ。いや、見捨てた場所があれだったから、今頃死んでてもおかしくないな。それに比べれば俺様はまだましか…」
「何一人でぶつぶつ言ってんの? きもいんだけど」
ドロシーがいつの間にか、戻ってきていて、俺様をひややかな目で見ていた。
「あぁん!?」
「また怒鳴った…!」
「ちっ、回復薬は買ってきたんだろうな。大体おせぇんだよ! 俺様をこんなに待たせやがって、暇すぎてシオンのバカのことまで考えてたじゃねぇか」
「意味わかんないし…それにちょっと遅れたのは回復薬だけじゃなくて、クロス回復薬苦くて嫌いでしょ、それをごまかせるように砂糖も買ってきてあげたからそれで時間かかったの」
「 言い訳ばっかりうるせぇな。さっさと、回復薬よこせよ!」
「ありがとうもないとかまじありえないんだけど…」
俺はドロシーが持っていた回復薬を奪う。
「ぐちぐちうるせぇな。お前は俺様の言う通りにしとけばいいんだよ」
もう砂糖は混ぜてあるみたいだな。甘い臭いがする。さて、飲むか。
「ぎゃああああああああああああ!!! ごほっ!!」
俺様はあまりの激痛に回復薬を吐き出した。
「なに!? どうしたの?」
「し、舌が焼けるように熱い!! おまえ何を買ってきやがった…!!」
「なにって回復薬だけど? 薬屋で買ってきたんだから、当たり前じゃん…」
「これが回復薬だとぉ!! てめぇ、これ自分で飲んでみろや!!」
ドロシーは、回復薬をおそるおそるちょっとだけ口に含むと、すぐにぺっと吐き出した。
「うわ、なにこれ!! まじで舌が焼けるようにあつい…」
「ほれみろ!! さてはドロシー、てめぇ回復薬に何か変なものを混ぜやがったな! 回復薬飲んでこんなになるわけねぇだろ! 見ろ、俺の口がひどいことになってるじゃねぇか!」
唇がぱんぱんに膨れ上がってる。
「うわ、口くさっ…」
「あぁあん!?今、なんて言いやがった!」
俺様が問い詰めると、ドロシーはあからさまにしまったという顔をした後、ばつが悪そうな顔をでこういった。
「ご、ごめん…もしかしたら砂糖と間違えて何か変な香辛料買っちゃったのかも…甘い匂いがしたから、てっきり砂糖だと思ったんだけど…ちゃんと確認しなかったからさぁ」
「ほれみろ!! さっさと買いなおしてこいよ!」
「でも…私もう手持ちのお金ないよ」
「はぁ!?」
「だって、パーティーハウスの金庫にお金は置いてきちゃってたし、手持ちで持ってるのは少額だからさ」
金がないのは俺様も同じだが。こいつは、少ない手持ちの金でろくでもない失敗をしてきやがった。
「ちっ…役立たずが、死ね!」
「ひどくない!? わざとじゃないんだから…心狭すぎでしょ」
「どうしたんだ二人とも…何かあったのか?」
俺様とドロシーが睨み合ってるところに、レミリアが帰ってきた。
「このアホ女が回復役に何か変なものを仕込みやがったんだよ!」
「違うって言ってるでしょ!!」
「まぁ、落ち着いてくれ二人とも。ここでいがみ合って仕方ないじゃないか」
「…ちっ!!」
確かにレミリアの言うとおり、これ以上、いがみ合ってもさすがに無駄だろう。腹の虫はおさまらねぇけど、ここでドロシーを責めても何にもならねぇ。さっさと、治療してもらって気分をいれかえねぇとな。
「で、交渉はうまくいったのか?」
「あぁ! 叔父さんに事情を話したら、町一番の治癒師を用意してくれるそうだ。治療は叔父さんの屋敷でしてくれる」
「おし、じゃあさっそくいこうぜ…!」
やっと、この謎の呪いから解放されるぜ。 …解放されるよな?
今は、レミリアが叔父に事情を話しに行くのを、ドロシーと二人で待ってるところだ。 ドロシーはあからさまに俺様と距離をとっている。 俺様が臭いからだそうだ。気に食わねぇ。 そりゃ俺様は今臭いが…、あいつだって似たようなものだ。 少し俺様よりはましってだけでな。
それより、体調が最悪だ。とくに気絶状態から目を覚ました後も、殴られた顔が腫れあがった部分も今も痛む。
そんな状態でここまで徒歩でこなきゃいけなかったのも、ドロシーのやつがたった一回の転移魔法で魔力切れを起こしちまったからだ。たくよぉ、万が一のときのためにMP回復薬ぐらいもっておけってんだよ。本人にそう言ったら「これまでMPなんてほっといても回復していったからそんなの必要なかったんだもん!知ってるでしょ!」って逆切れしてきやがった。
「ちっ、どうにかなんねぇかな…お、そうだドロシー。そこの薬屋で回復薬を買ってこいよ」
回復薬は、冒険の必需品だ。といっても、俺様達は持っていなかった。自然回復の加護に目覚めてからは必要がなかったからだ。
「よし、ドロシーお前が買ってこい」
「わかったよ、さすがに今のクロスが入ったらお店の人もびっくりしちゃうもんね。臭いし、顔色も青白くて本当にアンデッドみたいだもん…イケメンが台無し…ていうか正直今のクロスって不細工」
「あぁん? てめぇ…ふざけんなよ!! 」
「…そんなに大きな声で怒鳴らなくてもいいでしょ。 これから、回復薬買いにいってあげようとしてるのに」
「ちっ、わかったよ。さっさといけよ。くだらねぇ嫌味を言ってる暇があったらな」
「ここに来るまでの道中、私に嫌味ばっかり言ってたのは誰よ…」
それはてめぇが無能だからだろうが…と言いかけたが、思いとどまる。
とりあえずドロシーには薬屋にいってもらわねぇといけない。しかし、ドロシーがこんな嫌な女だとは思わなかったぜ。この件が、うまいこと解決したらもっと美人でセクシーな魔法使いを仲間に変えてやる。 俺様ほどのSランク冒険者になれば、仲間なんてすぐ集まるから選び放題なんだ。
俺様がSランクになれたのは自然回復の加護にめざめてからだ…あれから、実力もぐっと上がった気がするから、この加護には多少は俺様の天才的な潜在能力を引き出す効果もあったのかもしれない。そういえば、この加護に目覚めたのはあの役立たずのシオンを仲間にした直後だったな。今から思えばシオンっていう役立たずを優しく仲間にしてやった俺様に神様が褒美をくれたのかもしれない。
「そういえば今頃の無能のシオンはどうしてるんだろうな? 俺様のパーティーから追放されて今頃みじめに路頭にまよってるんだろうなぁ、きっと今の俺様たちよりよっぽど苦しい思いをしてるだろうよ。いや、見捨てた場所があれだったから、今頃死んでてもおかしくないな。それに比べれば俺様はまだましか…」
「何一人でぶつぶつ言ってんの? きもいんだけど」
ドロシーがいつの間にか、戻ってきていて、俺様をひややかな目で見ていた。
「あぁん!?」
「また怒鳴った…!」
「ちっ、回復薬は買ってきたんだろうな。大体おせぇんだよ! 俺様をこんなに待たせやがって、暇すぎてシオンのバカのことまで考えてたじゃねぇか」
「意味わかんないし…それにちょっと遅れたのは回復薬だけじゃなくて、クロス回復薬苦くて嫌いでしょ、それをごまかせるように砂糖も買ってきてあげたからそれで時間かかったの」
「 言い訳ばっかりうるせぇな。さっさと、回復薬よこせよ!」
「ありがとうもないとかまじありえないんだけど…」
俺はドロシーが持っていた回復薬を奪う。
「ぐちぐちうるせぇな。お前は俺様の言う通りにしとけばいいんだよ」
もう砂糖は混ぜてあるみたいだな。甘い臭いがする。さて、飲むか。
「ぎゃああああああああああああ!!! ごほっ!!」
俺様はあまりの激痛に回復薬を吐き出した。
「なに!? どうしたの?」
「し、舌が焼けるように熱い!! おまえ何を買ってきやがった…!!」
「なにって回復薬だけど? 薬屋で買ってきたんだから、当たり前じゃん…」
「これが回復薬だとぉ!! てめぇ、これ自分で飲んでみろや!!」
ドロシーは、回復薬をおそるおそるちょっとだけ口に含むと、すぐにぺっと吐き出した。
「うわ、なにこれ!! まじで舌が焼けるようにあつい…」
「ほれみろ!! さてはドロシー、てめぇ回復薬に何か変なものを混ぜやがったな! 回復薬飲んでこんなになるわけねぇだろ! 見ろ、俺の口がひどいことになってるじゃねぇか!」
唇がぱんぱんに膨れ上がってる。
「うわ、口くさっ…」
「あぁあん!?今、なんて言いやがった!」
俺様が問い詰めると、ドロシーはあからさまにしまったという顔をした後、ばつが悪そうな顔をでこういった。
「ご、ごめん…もしかしたら砂糖と間違えて何か変な香辛料買っちゃったのかも…甘い匂いがしたから、てっきり砂糖だと思ったんだけど…ちゃんと確認しなかったからさぁ」
「ほれみろ!! さっさと買いなおしてこいよ!」
「でも…私もう手持ちのお金ないよ」
「はぁ!?」
「だって、パーティーハウスの金庫にお金は置いてきちゃってたし、手持ちで持ってるのは少額だからさ」
金がないのは俺様も同じだが。こいつは、少ない手持ちの金でろくでもない失敗をしてきやがった。
「ちっ…役立たずが、死ね!」
「ひどくない!? わざとじゃないんだから…心狭すぎでしょ」
「どうしたんだ二人とも…何かあったのか?」
俺様とドロシーが睨み合ってるところに、レミリアが帰ってきた。
「このアホ女が回復役に何か変なものを仕込みやがったんだよ!」
「違うって言ってるでしょ!!」
「まぁ、落ち着いてくれ二人とも。ここでいがみ合って仕方ないじゃないか」
「…ちっ!!」
確かにレミリアの言うとおり、これ以上、いがみ合ってもさすがに無駄だろう。腹の虫はおさまらねぇけど、ここでドロシーを責めても何にもならねぇ。さっさと、治療してもらって気分をいれかえねぇとな。
「で、交渉はうまくいったのか?」
「あぁ! 叔父さんに事情を話したら、町一番の治癒師を用意してくれるそうだ。治療は叔父さんの屋敷でしてくれる」
「おし、じゃあさっそくいこうぜ…!」
やっと、この謎の呪いから解放されるぜ。 …解放されるよな?
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