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035アンデット
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状況を確認すると、多少の怪我はしているが全員無事だったが馬が毒の攻撃を受けていた。
直ぐに毒抜きを行ったが、全力で走るのは厳しい。その上
「アンデットがスピードを上げて、こちらに向かってきています。」
『まずいぞ。浩司の強力な魔力に引き寄せられたのか。』
「我々が時間を稼ぎます。OZの皆さんはエデンの町にこの事をお伝え下さい。」
エチゴさんの言葉にダリウスさんとアルさんが頷いている。
しかし、OZのメンバーを見ると、その言葉を誰も受け入れて無い。
「グリム」
『当然、戦うぞ。』
全く、お人好しが。しかし、この大量のアンデットを火魔法で一気に倒す事はできない。
逆に火達磨のアンデットと戦う方が危険だ。どうすれば良い・・・
「アンデットには負けませんよ。俺に考えがあります。
この先に広場があるみたいなので、その奥まで移動してください。」
「何を言っているのです。」
「広場におびき寄せて一気に片付けます。俺を30分間アンデットから守ってください。
その間、俺は何も出来ませんのでエチゴさんには攻撃指揮をお願いします。」
街道に数体のアンデットが出て来たが、ダリウスさんの風魔法で隙を作り強行突破。
アンデットは見かけはゾンビだが、動きが早い。
切られた腕は、切り口から触手の様なモノが伸びて再結合していた。
そして、森の中から現れるアンデットに追われ広場の奥まで来ると、俺を除く6人が馬車から飛び降りた。
「我々は30分間、このラインを死守する。行くぞ。」
エチゴさんの掛け声と共に、アンデットとの戦いが始まった。
「グリム、補助を頼む。」
『任せるが良い。焦らず確実に行うんじゃ。お主なら出来る。』
「当然、無理矢理にでもやってやる。行くぞ。」
今の俺では、これだけのアンデット相手に浄化の魔法を掛け続けるのでは効率が悪すぎる。
それなら・・・
******(エチゴ)
30分、それで拓さんは何を行おうと言うのだ。
とにかく、アンデットをここより先には行かせない。
アンデットが広場に雪崩れ込んできた時、自分の目を疑った。
空中に、この広場全体を覆う光の輪が広がっていた。
「いったい、これは。」
後ろから膨大な魔力を感じる。まさか、これを拓さんが行っているのか。
先程の浩司さんの雷魔法といい、この拓さんの光魔法、いったい彼らは何者なんだ。
拓さんが何を行おうとしているのかは分からない。しかし、
「行けるぞ、30分だ。30分守り切るぞ。」
浄化は光魔法でも最上位。私には使えない。
倒しても倒しても復活して襲ってくるアンデット。
そんな中、空では光が流れるように動き何かを形作っていく。
もう何時間も戦っている感覚だ。
30分とは、これほどまでに長いものなのか。
アルが脇腹を切られ、駆けつけようとすると
「持ちこたえてみせます。アンデットが舐めんじゃねぇ。」
焦っていた。
ここで1人でも欠ければアンデットが一気に流れ込み、拓さんに襲い掛かる。
そうなれば、我々の敗北しかない。
アルは血まみれになりながらも、敵を押しのけていく。
抑えるのが限界になってくると、浩司さんが、強力な風魔法でアンデットを切り裂き勢いを削ぐ。
再び繋がり襲いかかってくるアンデット。
永遠と感じる時間、もう仲間を気にする余裕もなく目の前のアンデットと戦い続けていると、突然目の前に光が満ちた。
******(拓)
もどかしい気持ちを抑え、確実に出来る限り速く空に光の線を描く。
そして、最後の線を書き終えた。
「発動。浄化。」
空に描いたのは浄化の魔法陣。
魔力で直接、魔法陣を描く。グリムの知識と俺の魔力量が有って初めて出来る事だった。
自分の持つ魔力を魔法陣につぎ込むと、魔法陣から光が降り注ぎ、広場を覆った。
光の中で、アンデットから黒い霧が噴き出し細切れになりながら消え、元人間の体は砂となって崩れていく。
加減が分からず、可能な限りの魔力を注いだ。
俺の体は強力な魔法を使った反動で、麻痺状態だ。
どんなに魔力を保有していても、体が強力な魔法に耐えることが出来ない。
しかし、まだ倒れる訳にはいかない。
殆どのアンデットは光に覆われ消えたが、まだ残っている。
直ぐに毒抜きを行ったが、全力で走るのは厳しい。その上
「アンデットがスピードを上げて、こちらに向かってきています。」
『まずいぞ。浩司の強力な魔力に引き寄せられたのか。』
「我々が時間を稼ぎます。OZの皆さんはエデンの町にこの事をお伝え下さい。」
エチゴさんの言葉にダリウスさんとアルさんが頷いている。
しかし、OZのメンバーを見ると、その言葉を誰も受け入れて無い。
「グリム」
『当然、戦うぞ。』
全く、お人好しが。しかし、この大量のアンデットを火魔法で一気に倒す事はできない。
逆に火達磨のアンデットと戦う方が危険だ。どうすれば良い・・・
「アンデットには負けませんよ。俺に考えがあります。
この先に広場があるみたいなので、その奥まで移動してください。」
「何を言っているのです。」
「広場におびき寄せて一気に片付けます。俺を30分間アンデットから守ってください。
その間、俺は何も出来ませんのでエチゴさんには攻撃指揮をお願いします。」
街道に数体のアンデットが出て来たが、ダリウスさんの風魔法で隙を作り強行突破。
アンデットは見かけはゾンビだが、動きが早い。
切られた腕は、切り口から触手の様なモノが伸びて再結合していた。
そして、森の中から現れるアンデットに追われ広場の奥まで来ると、俺を除く6人が馬車から飛び降りた。
「我々は30分間、このラインを死守する。行くぞ。」
エチゴさんの掛け声と共に、アンデットとの戦いが始まった。
「グリム、補助を頼む。」
『任せるが良い。焦らず確実に行うんじゃ。お主なら出来る。』
「当然、無理矢理にでもやってやる。行くぞ。」
今の俺では、これだけのアンデット相手に浄化の魔法を掛け続けるのでは効率が悪すぎる。
それなら・・・
******(エチゴ)
30分、それで拓さんは何を行おうと言うのだ。
とにかく、アンデットをここより先には行かせない。
アンデットが広場に雪崩れ込んできた時、自分の目を疑った。
空中に、この広場全体を覆う光の輪が広がっていた。
「いったい、これは。」
後ろから膨大な魔力を感じる。まさか、これを拓さんが行っているのか。
先程の浩司さんの雷魔法といい、この拓さんの光魔法、いったい彼らは何者なんだ。
拓さんが何を行おうとしているのかは分からない。しかし、
「行けるぞ、30分だ。30分守り切るぞ。」
浄化は光魔法でも最上位。私には使えない。
倒しても倒しても復活して襲ってくるアンデット。
そんな中、空では光が流れるように動き何かを形作っていく。
もう何時間も戦っている感覚だ。
30分とは、これほどまでに長いものなのか。
アルが脇腹を切られ、駆けつけようとすると
「持ちこたえてみせます。アンデットが舐めんじゃねぇ。」
焦っていた。
ここで1人でも欠ければアンデットが一気に流れ込み、拓さんに襲い掛かる。
そうなれば、我々の敗北しかない。
アルは血まみれになりながらも、敵を押しのけていく。
抑えるのが限界になってくると、浩司さんが、強力な風魔法でアンデットを切り裂き勢いを削ぐ。
再び繋がり襲いかかってくるアンデット。
永遠と感じる時間、もう仲間を気にする余裕もなく目の前のアンデットと戦い続けていると、突然目の前に光が満ちた。
******(拓)
もどかしい気持ちを抑え、確実に出来る限り速く空に光の線を描く。
そして、最後の線を書き終えた。
「発動。浄化。」
空に描いたのは浄化の魔法陣。
魔力で直接、魔法陣を描く。グリムの知識と俺の魔力量が有って初めて出来る事だった。
自分の持つ魔力を魔法陣につぎ込むと、魔法陣から光が降り注ぎ、広場を覆った。
光の中で、アンデットから黒い霧が噴き出し細切れになりながら消え、元人間の体は砂となって崩れていく。
加減が分からず、可能な限りの魔力を注いだ。
俺の体は強力な魔法を使った反動で、麻痺状態だ。
どんなに魔力を保有していても、体が強力な魔法に耐えることが出来ない。
しかし、まだ倒れる訳にはいかない。
殆どのアンデットは光に覆われ消えたが、まだ残っている。
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