異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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054告白

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次の日は朝から青空が広がっていた。
久しぶりに外で朝食を食べて寛いでいると、サリナ姫とバラン将軍がやってきた。

「拓ちゃん、食事が済んでいるなら遺跡に行くわよ。」

サリナ姫は朝から元気が良いみたいだ。
OZのメンバー全員で遺跡に向かうと、ポトリ教授が兵士に指示をだしていた。
既に軍の調査を開始し始めている中、見て回っても良いのか心配になったが、
設定に2、3日かかるので邪魔にならない様に見るなら明日までなら問題ないそうだ。
サリナ姫が兵士の邪魔にならない様、遺跡の壁画や、建造物の形式について説明をしてくれた。
昨日とは違う深い知識にOZのメンバーも驚いていた。

「なかなか説明が板についてきましたね。」

一通りの支持を出し終えたポトリ教授が近付いてきた。
2人とも美人なのに、何でサリナ姫には色気を全く感じないのだろう。
話しを伺うと、サリナ姫は暇が有ればポトリ教授の研究室に入り浸り遺跡の話を伺っているそうだ。
遺跡に関する知識だけは、他の研究者に引けを取らないらしい。
昨日の残念姫とは違う人の話しかと思ってしまう。
ポトリ教授の横でドヤ顔をしている姿が無ければ素直に誉められるんだけどね。

午後からガラとレオは狩りに出かけて行き、俺と浩司は引き続きサリナ姫との遺跡見学を続けた。
本当に遺跡が好きなんだろう。嬉しそうに話してくる。
こういう子との話は、聞いている方も楽しくなってくる。
ただ、浩司の口数が少なくなっていくのが気になった。

夕食の後、浩司に誘われて星空の下、2人で散歩に出かけた。
しばらく歩きながら遺跡の話や、料理の話をしていたが、

「拓ちゃんは、サリナさんの事が好きなのか」

話しが途切れた所で急に浩司が質問をしてきた。

「好きだよ。気さくで話していて楽しいよね。残念な感じが強いけど」
「そうか…なぁ、拓ちゃん。俺は俺は拓ちゃんの事が好きだ。」
「ありがとう。俺も浩司の事が好きだよ。」

すると、浩司が真剣な目で俺の事を見つめて

「そういう意味じゃない。俺の言っている好きと言うのは」

浩司が俺の両肩を強く掴み、顔が近付いてきたかと思うと唇にキスされた。
長い時間、いや実際には数秒しか時間は経っていなかっただろう。
ゆっくりと唇を離し気持ちを伝えてきた。

「俺の好きと言うのはこういう意味だ。」

浩司も男が好きなのか、それもショタコン。いや、俺の中身はオヤジだから問題ないのか?
嬉しいが、頭の中はパニックだ。

「ごめん、気持ち悪いよな。サリナさんと話す拓ちゃんの事を見ていたら悔しくて。
 でも、俺は本気なんだ。」

うつむく浩司の襟首を掴み前かがみにさせ顔を近づけ今度は俺の方から唇にキスをした。
俺は浩司の広い背中に手を回し、長い時間そのまま抱き合っていた。

「俺も、こういう意味で浩司が好きだ。
 正直、俺は浩司がノンケだと思って我慢していたけど、浩司も男が好きだったなんて。
 嬉しいけど、俺の見た目ってこれだよ。」
「俺は男が好きって訳じゃないと思う。
 性別や見た目に関係なく、拓ちゃんが好きなんだよ。」
「嬉しいけど、今の状態だと犯罪だぞ。まぁ、この世界ではどうだか分からないけど。」
「分かってる。拓ちゃんの体が大人になるまで我慢するよ。でも、キス位は許してくれるだろ。」

笑いながら俺にキスをしようと顔を近づけてくる。
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