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236かば焼き
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錬成術でまな板と千枚通しみたいなのを作り、レオに渡すと1匹目から器用に捌いてくれた。
後は捌いた身を竹串に通してもらっておく。
人数分を下ごしらえを行ってもらい、残りは綺麗な水の中に入れ泥抜きをすることにした。
俺は、バーベキューコンロを取り出し、じっくり焼けるように火力を弱めに調整し、網をセットすると、醤油、酒、ミリン、砂糖を使って蒲焼のタレを用意する。
「では、1人1匹づつとしてヤマトの分を入れて17匹分を焼いてみようか。」
「拓ちゃん、こんなヌルの調理は初めてなんだが、一気に焼いて大丈夫か。」
レオが心配そうに言ってくるが、
「大丈夫。失敗しても皆一緒なら怖くない。さぁ、行ってみよう!」
全員に突っ込まれながらも焼き始めた。
じっくり焼いたヌルにタレを付けて焼き始めると何とも美味そうな香りがしてくる。
団扇を取りだし、焼を眺めている集団の方へ煙が行くようにあおぐ。
匂いだけで涎を垂らしそうな姿がとても面白い。
実際は、火の魔道具で火力を得ているので、団扇は必要ない。
『拓、ほどほどにしといた方が良いぞ。食べ物の恨みは恐ろしいかなら。』
確かに、このメンバーの食い意地は凄いから、遊びはこの程度にした方が良いかもしれない。
特にジークさん。その傷のある顔は睨んでいる様にしか見えない。
ヌルは親の敵なんですかと突っ込みたい位だ。
焼くのは任せて、付け合わせに俺はウナギの肝で澄まし汁を用意する事にした。
テーブルの上には鰻重ならぬヌル重が並んでいる。
「「「頂きます」」」
この香り、じっくりと焼いたふっくら感、そして甘いタレ
少し泥臭さが残っているが久しぶりの鰻重。美味しい。
この世界の人は、何故かば焼きという手法に辿り着かなかったのだろう。
「これがヌルなのかよ。調理しだいでこんなに美味くなるんだな。」
「今までのヌル料理は何だったのかと疑問に思ってしまうな。」
「拓に煙を嗅がされも、食べるのを我慢した甲斐があったな。」
「やはり拓だけは普通のヌル料理を食べさせた方が良かったんじゃないか。」
「そうだな。それを知るためのヌル料理だったんだからな。それにしても美味いな。」
俺に対する恨みの様な言葉が聞こえてくるが、聞かなかった事にしよう。
何も無理して不味い料理を食べたくは無い。
「成程、開いてじっくり焼く事で、無駄な脂が落ちて美味しくなったのか。」
レオが今回の調理方法を検討しているみたいだ。
「残りは綺麗な水の中にいれて泥抜きをしているから、臭みが取れて更に美味しくなるよ。
ちなみにヌルは栄養が豊富で、夏に体力が落ちた時には効果があると言われている。」
「もっと美味くなるのか。もしかして、皆に煙の匂いを嗅がせたのも意味が有るのか。」
「あれは・・・そう、匂いで食欲増進を狙ったんだ。」
俺の悪戯に対する言い訳を「成程。」と真面目に取られてしまった。
嘘ではないので否定する必要は無いが、少し気まずく、レオの邪魔にならない様にヤマトを呼んで一緒に食べる事にした。
『やはり、お前達の食事は美味いにゃ。元の大きさなら何人分でも食べれたのに残念だにゃ。』
ヤマトは何をいっているんだ。そんなに大量に作っていられる分けがないだろう。
でも、美味しそうに食べてくれるなら良かった。
ジェニファーさんとロビンさんも、完食。全員満足したが、未だ食べたそうだ。
「とりあえず、少し場所を変えて罠を仕掛けておいた方が良くないか。」
「そうだな。とりあえず、下ごしらえまでして拓のアイテムボックスに保管してもらうべきだな。」
ロウガさんとジークさんは、何を言っているのやら。
そうと決まればと言って、食器を片づけて川に向かって行った。
次の日からは、4艘のカヌーをオールで繋げ、それを足場に板をセットした。
そこで、捕まえた大量のヌルを捌きながら川を下って行く。
これから死者の洞窟に向かうと言うのに、こんな状態で本当に大丈夫なのだろうか。
このメンバー、やる時はやる人達だとは分かっているが、非常に心配だ。
後は捌いた身を竹串に通してもらっておく。
人数分を下ごしらえを行ってもらい、残りは綺麗な水の中に入れ泥抜きをすることにした。
俺は、バーベキューコンロを取り出し、じっくり焼けるように火力を弱めに調整し、網をセットすると、醤油、酒、ミリン、砂糖を使って蒲焼のタレを用意する。
「では、1人1匹づつとしてヤマトの分を入れて17匹分を焼いてみようか。」
「拓ちゃん、こんなヌルの調理は初めてなんだが、一気に焼いて大丈夫か。」
レオが心配そうに言ってくるが、
「大丈夫。失敗しても皆一緒なら怖くない。さぁ、行ってみよう!」
全員に突っ込まれながらも焼き始めた。
じっくり焼いたヌルにタレを付けて焼き始めると何とも美味そうな香りがしてくる。
団扇を取りだし、焼を眺めている集団の方へ煙が行くようにあおぐ。
匂いだけで涎を垂らしそうな姿がとても面白い。
実際は、火の魔道具で火力を得ているので、団扇は必要ない。
『拓、ほどほどにしといた方が良いぞ。食べ物の恨みは恐ろしいかなら。』
確かに、このメンバーの食い意地は凄いから、遊びはこの程度にした方が良いかもしれない。
特にジークさん。その傷のある顔は睨んでいる様にしか見えない。
ヌルは親の敵なんですかと突っ込みたい位だ。
焼くのは任せて、付け合わせに俺はウナギの肝で澄まし汁を用意する事にした。
テーブルの上には鰻重ならぬヌル重が並んでいる。
「「「頂きます」」」
この香り、じっくりと焼いたふっくら感、そして甘いタレ
少し泥臭さが残っているが久しぶりの鰻重。美味しい。
この世界の人は、何故かば焼きという手法に辿り着かなかったのだろう。
「これがヌルなのかよ。調理しだいでこんなに美味くなるんだな。」
「今までのヌル料理は何だったのかと疑問に思ってしまうな。」
「拓に煙を嗅がされも、食べるのを我慢した甲斐があったな。」
「やはり拓だけは普通のヌル料理を食べさせた方が良かったんじゃないか。」
「そうだな。それを知るためのヌル料理だったんだからな。それにしても美味いな。」
俺に対する恨みの様な言葉が聞こえてくるが、聞かなかった事にしよう。
何も無理して不味い料理を食べたくは無い。
「成程、開いてじっくり焼く事で、無駄な脂が落ちて美味しくなったのか。」
レオが今回の調理方法を検討しているみたいだ。
「残りは綺麗な水の中にいれて泥抜きをしているから、臭みが取れて更に美味しくなるよ。
ちなみにヌルは栄養が豊富で、夏に体力が落ちた時には効果があると言われている。」
「もっと美味くなるのか。もしかして、皆に煙の匂いを嗅がせたのも意味が有るのか。」
「あれは・・・そう、匂いで食欲増進を狙ったんだ。」
俺の悪戯に対する言い訳を「成程。」と真面目に取られてしまった。
嘘ではないので否定する必要は無いが、少し気まずく、レオの邪魔にならない様にヤマトを呼んで一緒に食べる事にした。
『やはり、お前達の食事は美味いにゃ。元の大きさなら何人分でも食べれたのに残念だにゃ。』
ヤマトは何をいっているんだ。そんなに大量に作っていられる分けがないだろう。
でも、美味しそうに食べてくれるなら良かった。
ジェニファーさんとロビンさんも、完食。全員満足したが、未だ食べたそうだ。
「とりあえず、少し場所を変えて罠を仕掛けておいた方が良くないか。」
「そうだな。とりあえず、下ごしらえまでして拓のアイテムボックスに保管してもらうべきだな。」
ロウガさんとジークさんは、何を言っているのやら。
そうと決まればと言って、食器を片づけて川に向かって行った。
次の日からは、4艘のカヌーをオールで繋げ、それを足場に板をセットした。
そこで、捕まえた大量のヌルを捌きながら川を下って行く。
これから死者の洞窟に向かうと言うのに、こんな状態で本当に大丈夫なのだろうか。
このメンバー、やる時はやる人達だとは分かっているが、非常に心配だ。
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