異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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オリバー隊長と兵士の人達とOZの皆がやってきた。
巨大な魔力を感じ、直ぐに周辺を封鎖している。
ナターシャは消し墨となり、男達の何人かが生きており簡単な治癒魔法を施されて連行されていった。

「後で、話を伺いますので、先に屋敷に戻っていて貰えますか。」

皆に怪我も無い事を伝え、着ぐるみを脱いで現場から抜け出した。

ブルネリ公爵、サリナ姫、バラン将軍、オリバー隊長、アーク、クリーム、そしてOZ
全員が揃った所で、今回の暴動の結果についてバラン将軍が話してくれた。

捕まえた5人の男達は呪いを行う事に何の罪悪感も抱いていなかった。
ナターシャに呪いの訓練を受け、多くの人々を誘導し破壊へと導いて来たらしい。
そこには、恨みや憎しみも無く、ただ自分の力を誇示する事しかなかった。
ナターシャについて何も知らず、力を使いたい為だけに言われるまま呪いを行っていたそうだ。

俺と浩司を襲い生き残った男達も連れて来られた。
彼等はナターシャに金で雇われた傭兵だった。それなりの腕らしい。
諦めたのか、バラン将軍の質問に素直に話している。
ナターシャがお尋ね者だと知っていて、金を貰ったら報奨金目当てでナターシャを殺すつもりだったそうだ。
当然、ナターシャについて知っている事は無かった。

バラキエ侯爵は、パレードが問題なく行われるように個人的に見周りをしていた所
指名手配をされているナターシャに似た女が居たので本人か確認をしようとしていただけだそうだ。
それ以外の事は何も知らないとの事
捕まえた男達に確認して見たが、見たことが無いと言うので屋敷で休んでいる。
貴族に対して、これ以上の追及は出来ないらしい。
そして、明日にはマクニス王国へ戻る事を決めたそうだ。

そしてナターシャなのだが

「拓殿、浩司殿、本当にナターシャが魔力暴走をさせたのですか。」

オリバー隊長に、再確認された。俺達だけでなく生き残った傭兵達にも確認している。
その後、オリバー隊長に連れて行かれた場所には死体が安置されていた。
その中の1つを見ると、炎で一部が焼け焦げているが、どう見ても死体となったナターシャが横たわっていた。
土の中から発見されたらしい。ナターシャが闇に覆われた場所からだった。
死因は窒息死だったらしい。多分、浩司の発生させた炎で酸欠になった為ではないだろうか。
そうすると、魔力暴走を起こしたのは一体誰だ。

「拓殿と浩司殿の話から推測すると
 闇に覆われた時に身代わりと入れ替わり、身代わりを魔力暴走をさせて自分が死んだ様に見せかける予定だった。
 しかし、本人は土の中に隠れてやり過ごすつもりが、予想外の攻撃で死んでしまったという所か。」

「そうだな。抜けている気もするが、2人の魔力に対応しきれなくても仕方が無いだろう。」

バラン将軍の考えにブルネリ公爵が同意している。
ナターシャは、あの結界の中から逃げられて居ない。浩司の炎は確実に攻撃を与えていた。
そして、リッチも彼女をムーサーそっくりだと言った。そして

『この女もムーサーそっくりだそうにゃ。』

というヤマトの伝えた言葉に、バラン将軍の仮説を後押ししている。
炎に焼かれた時は顔も傷が酷く血だらけで、少し似た人間なら見分けがつかなかったと思う。
入れ替わるには丁度良かったのかも知れない。
黒魔法を使う男達、生き残った傭兵達にも確認したがナターシャで間違いなかった。
しかし、彼女が何をしようとしていたかまでは誰も知らなかった。

一応、このメンバーと情報を共有しておいた方が良いと思い、
ギリス教の聖地であるクルアの町で50個程の水晶の玉を破壊し、ナターシャをはめた事。
注目を集めるため今回の黒死病騒動を仕掛けた事を話した。話を聞いたブルネリ公爵が

「もしやと思っていたが、本当にしでかしていたとは。」

ブルネリ公爵に深い溜息を吐かれてしまった。

「ナターシャは黒死病を広める技術について何か言っていたか。」

俺達が何も聞き出せていないと知ると

「バラン将軍。捕まえた男達に黒死病について何か知ってないか尋問してくれ。
 それから、ここまでのナターシャの足取りが追えないか確認して欲しい。」

と指示を出していく。

未だにナターシャについては何も分かっていない。
背後に居る4本指という組織は、一体なんだ。
この世界の技術を超えている様に思える。
ムーサーと繋がりが有るとすると勇者の時代の技術を引き継いでいるんだろう。
問題は、どれだけの知識を持っているのかと言う事か。面倒だな。

そして騒動と起こした観客だが、彼等は何故あの様な行動を取ったのか自分自身理解できていなかった。
公式発表では、パレードに興奮した1部の観客が騒いだだけとし、罰として今シーズンのパレードの後の掃除を行う事になった。
領民の動揺を考え、呪いについては極秘事項とした。
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