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318武術大会
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武術大会が始まった。
訓練場を4ブロックに分けて戦い、各ブロックの代表2名が本戦に進出となる。
審判は、バラン将軍、オリバー隊長、ジークさん、ロウガさんが行っている。
始ってから直ぐに怪我人が続出している。
俺は会場の脇で、ピース医師と一緒に治療にあたっている。
負けた兵士は本当に悔しそうだ。
ただの練習試合で、何故ここまで熱くなれるのか理解できない。
獣人は試合が始まると接近戦に持ち込んで、魔法を使わせない様にして戦い、人間同士の戦いでは魔法を使った戦いが多く見られる。
お互いに、得意、不得意を良く知っているみたいで、いい勝負だ。
ただ、出来れば怪我をしない戦いにしてもらった。
かなり白熱した戦いとなり、本戦は次の日に持ち越されることになった。
本戦に出場するのは、人間が5名、獣人が3名の計8名だ。
本戦は戦う人が少ないので、俺も皆と一緒に試合を見る事にした。
周りの声援がもの凄い事になっている。正直、耳が痛い。
後で聞くと、裏で賭けをしている人達も多かったそうだ。
元締めはヨギさん・・・この人、何をしているんだか。
決勝戦に残ったのは、バラン将軍の配下の人間と、ブルネリ公爵の配下の獣人。
決勝戦開始早々、ブルネリ公爵配下の獣人が攻撃を仕掛けて接近戦に持ち込んだ。
バラン将軍の配下は何とか受け流し、闇の魔力で気配を消して相手を翻弄しながら攻撃を加える。
ブルネリ公爵の配下の獣人も攻撃を上手く受けてはいるが、相手を攻める事が出来ずにいた。
結局、そのままバラン将軍の配下の人間が優勝となった。
サリナ姫より優勝者に賞品が授与されると、会場は大きな拍手に包まれた。
優勝者は賞品を高々と持ち上げ拍手に応えた後、5得ナイフの治癒の魔道具を使って自分の傷を癒して見せた。
周囲からは、「来年は俺が優勝して5得ナイフを貰ってやる。」といった声が聞こえてくる。
『来年も大会が開催されそうじゃな。』
グリムの言う通りかも知れない。アイテムボックスの中には5セット分のコアが転がっているので、後でブルネリ公爵に5年分の5得ナイフを渡しておくか。
数年もあれば、他の景品の方が良いと思う様になるだろう。
その日の夜は、イルミネーションを見ながらバーベキュー。
優勝者は、5得ナイフで灯りを付けて誘導したり、バーベキューの炭に火を付けたりと使って喜んでいた。
ブルネリ公爵の乾杯で食事会が始まり、大会の話しで盛り上がる中、俺は浩司と肉を食べていた。
「5得ナイフがウケて良かったな。」
「本当に良かったよ。あの時は落ち込んで、グリムとヤマトに慰められてた。」
『儂も勧めた手前、責任を感じていたからな。』
「それ、聞こえてたよ。慰められて、更に落ち込んでいただろ。慰めてくれたもう1匹は何処に行ったんだ。」
周囲を見渡すと、ルドルフ料理長に引っ付いていた。
わざわざ台まで用意してもらい、ヤマトがその上で肉を食べている。
ヤマトを見つけるには、腕のいい料理人を探すのが一番手っ取り早い。本当に食い意地の張った猫だ。
しばらくすると、優勝者が仲間の輪から抜けて俺の所にやって来た。
「拓殿、この魔道具、本当にありがとうございます。」
「いえ、作るのはかなり大変だったので、大切に使って下さいね。」
「やはりそうですよね。光も火も威力が強くて驚きました。今もカイロとして使っています。
一生大切に使わせて頂きます。」
そう礼を言って戻って行った。後には浩司の呆れた視線。
「構想、デザインに半日。製造時間30分。それが一生の宝物。」
「いや、事前に魔法陣を描くのに時間が掛っているから。」
『魔法陣を描いたはいいが、使い道が無くアイテムボックスに転がっていたコア。』
「・・・」
貰った人が喜んでいるので、変な事は言わないで欲しい。
訓練場を4ブロックに分けて戦い、各ブロックの代表2名が本戦に進出となる。
審判は、バラン将軍、オリバー隊長、ジークさん、ロウガさんが行っている。
始ってから直ぐに怪我人が続出している。
俺は会場の脇で、ピース医師と一緒に治療にあたっている。
負けた兵士は本当に悔しそうだ。
ただの練習試合で、何故ここまで熱くなれるのか理解できない。
獣人は試合が始まると接近戦に持ち込んで、魔法を使わせない様にして戦い、人間同士の戦いでは魔法を使った戦いが多く見られる。
お互いに、得意、不得意を良く知っているみたいで、いい勝負だ。
ただ、出来れば怪我をしない戦いにしてもらった。
かなり白熱した戦いとなり、本戦は次の日に持ち越されることになった。
本戦に出場するのは、人間が5名、獣人が3名の計8名だ。
本戦は戦う人が少ないので、俺も皆と一緒に試合を見る事にした。
周りの声援がもの凄い事になっている。正直、耳が痛い。
後で聞くと、裏で賭けをしている人達も多かったそうだ。
元締めはヨギさん・・・この人、何をしているんだか。
決勝戦に残ったのは、バラン将軍の配下の人間と、ブルネリ公爵の配下の獣人。
決勝戦開始早々、ブルネリ公爵配下の獣人が攻撃を仕掛けて接近戦に持ち込んだ。
バラン将軍の配下は何とか受け流し、闇の魔力で気配を消して相手を翻弄しながら攻撃を加える。
ブルネリ公爵の配下の獣人も攻撃を上手く受けてはいるが、相手を攻める事が出来ずにいた。
結局、そのままバラン将軍の配下の人間が優勝となった。
サリナ姫より優勝者に賞品が授与されると、会場は大きな拍手に包まれた。
優勝者は賞品を高々と持ち上げ拍手に応えた後、5得ナイフの治癒の魔道具を使って自分の傷を癒して見せた。
周囲からは、「来年は俺が優勝して5得ナイフを貰ってやる。」といった声が聞こえてくる。
『来年も大会が開催されそうじゃな。』
グリムの言う通りかも知れない。アイテムボックスの中には5セット分のコアが転がっているので、後でブルネリ公爵に5年分の5得ナイフを渡しておくか。
数年もあれば、他の景品の方が良いと思う様になるだろう。
その日の夜は、イルミネーションを見ながらバーベキュー。
優勝者は、5得ナイフで灯りを付けて誘導したり、バーベキューの炭に火を付けたりと使って喜んでいた。
ブルネリ公爵の乾杯で食事会が始まり、大会の話しで盛り上がる中、俺は浩司と肉を食べていた。
「5得ナイフがウケて良かったな。」
「本当に良かったよ。あの時は落ち込んで、グリムとヤマトに慰められてた。」
『儂も勧めた手前、責任を感じていたからな。』
「それ、聞こえてたよ。慰められて、更に落ち込んでいただろ。慰めてくれたもう1匹は何処に行ったんだ。」
周囲を見渡すと、ルドルフ料理長に引っ付いていた。
わざわざ台まで用意してもらい、ヤマトがその上で肉を食べている。
ヤマトを見つけるには、腕のいい料理人を探すのが一番手っ取り早い。本当に食い意地の張った猫だ。
しばらくすると、優勝者が仲間の輪から抜けて俺の所にやって来た。
「拓殿、この魔道具、本当にありがとうございます。」
「いえ、作るのはかなり大変だったので、大切に使って下さいね。」
「やはりそうですよね。光も火も威力が強くて驚きました。今もカイロとして使っています。
一生大切に使わせて頂きます。」
そう礼を言って戻って行った。後には浩司の呆れた視線。
「構想、デザインに半日。製造時間30分。それが一生の宝物。」
「いや、事前に魔法陣を描くのに時間が掛っているから。」
『魔法陣を描いたはいいが、使い道が無くアイテムボックスに転がっていたコア。』
「・・・」
貰った人が喜んでいるので、変な事は言わないで欲しい。
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