異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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339分担

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******(パウロ)

「わざわざパウロ殿が冒険者の昇級試験に付きあうと聞いて不思議に思っていましたが、
 お目当ては、ガラ殿、浩司殿、拓殿の3人ですか。
 OZというパーティを組んでいるそうですね。」

会議室に入ると、私と同じくマクニス王国で商人をしているヨーゼフ殿が声を掛けてくる。
食料を中心に扱っている商人で、レオ殿の料理本が販売されたのに合わせて、ラグテルの町にも支店を構えていた。
レオ殿の繋がりでOZの事は調べて有るのだろう。
自ら出てきたとなると、OZとの繋がりを作りたいという所か。

直属の警護エドガーにも今回の練習試合について話を聞くと、

「ガラ殿、浩司殿、拓殿が抜きんでていて、他が弱く見えますが全体的にレベルは高いですね。
 3人はチーム戦を前提に戦っていたので未だ全力では無いと思われます。」

拓殿は練成術を使えるという事は、闇魔法も使えるはず。
しかし、今回の試合では光魔法しか使っていなかった。
使う必要が無いと判断したのか、もしくは隠しているのかもしれない。
私からは何も言わない方が良いでしょう。
ガラ殿はBランクの冒険者の試験なので当然かも知れませんが、拓殿と浩司殿がここまで強いとは。
本当に、驚かされる事ばかりです。
問題は、どちらの商隊に入ってもらうかですが、こうなると取り合いになる可能性がありますね。
どうしたものかと考えていると、ヨーゼフ殿から提案が有った。

「パウロ殿は、OZとは面識が有りますよね。
 でしたら、ガラ殿のパーティはパウロ殿が受け持っては如何でしょう。」

「嬉しい提案ですが、本当に宜しいのですか。」

「気が付いていると思いますが、今回はOZのメンバーとの繋がりが欲しかったのですが、」

多分、私が出て来るとは思っていなかったのだろう。
特に駆け引きをするつもりは無い様だ。

「ここで、争っても良い結果にはならないでしょう。
 ピエールのパーティもなかなかのものでした。護衛としては満足できます。
 その代わり、OZの皆さんと話をする場を設けてもらえないでしょうか。」

「分かりました。ただし、それはOZの皆さんが同意する事を前提で良いでしょうか。」

「当然です。無理に会っても意味がありませんから。
 OZにはエチゴ殿も居ますので、少しは後押しをしてくれると思っています。」

確かに、ヨーゼフ殿の店は人間、獣人関係なく対応し、商人としても一流だ。
エチゴ殿なら良い印象を持っているでしょう。
私自身、OZをヨーゼフ殿を引き合わせる事は賛成です。
話は簡単に決まり、訓練場に戻る事にした。


******

商人から組み合わせの発表が有り、俺達はパウロさんに付きエバの村に行く事になった。
出発は明日。
警護の冒険者と警護の打ち合わせを行い解散となった。

食料は供給される事になっていたが、一応携帯食料を購入してから帰った。
また、この不味い食事が続くのか。

「今夜の夕食は、じっくり味わって食べような。」

俺の顔を見た浩司が笑いながら話しかけてくる。

その日の夜は、最後の晩餐かの様な豪華な料理を用意してくれた。
レオに、帰って来た時に何を食べたいか聞かれたが、食べたいものが多過ぎで悩んでいると、閃いた事があった。
アイテムボックスから材料を取り出すと、器を練成する。
見栄え良く飾りを施した所で、レオに渡す。

「帰って来たら、これに料理を盛ってくれないか。
 手間が掛るけど、お願い。」

レオは笑いながら面白そうだと言って、俺の頼みを受け入れてくれたので
浩司とガラの分も作って渡しておいた。
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