異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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368ロビンさんの休日2

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「全く、ムシャクシャするわね。やけ食いするわよ。ほら、あんた達も付き合いなさい。」

孤児の子達が対応に困っていると

「こんな美女が2人でやけ食いしていたら周りからどう思われるか分からないの。
 子供だろうと男だったら気を使いなさい。」

自分の事を美女って、全くジェニファーも何を言っているのかしら。
屋台で目に付く物を買い漁り、子供達に持たせると広場に移動して皆で食べるが
私もジェニファーも少し食べただけで、殆どが子供達のお腹の中。

話を聞くと、農業の手伝いから靴磨きまで行って貯めてきた金で、決して人から盗んだりしていないらしい。
河原で孤児だけで住んでいるが、それでも何とか食べるだけの生活は出来ているそうだ。
孤児院は何処も一杯で入る事は出来ない。
そんな孤児の中には犯罪に走る子も多いが、彼等は踏みとどまっていた。
リーダのコーギという男の子が色々駆け回り、仕事を見つけているらしい。
今日は、農作業の仕事で少し多目にお金をもらえたので、美味しい物を食べに来たそうだ。
子供達の住んでいる場所を聞いて、何か手伝ってもらいたい事が有ったら依頼させてもらうと言って別れた。


夕方になり、先にジェニファーとお風呂に浸からせてもらう。
大きな湯船で足を伸ばしてゆっくりと浸かる。
目の前にはガラス細工の滝や川の大自然が風景が広がっている。
何度見ても飽きず、ついつい眺めて長湯になってしまう。
それにお風呂も本当に気持ちいい。今ではお風呂が無い生活なんて考えられない。
シャワーという水を線状にして出す設備も凄く使い勝手が良い。
取っ手に魔力を込めてお湯が出た時にはジェニファーと大笑いをしたっけ。

お風呂から出ると、ドライヤーという風を出す魔道具を使う。
温風や冷風が出て、髪を乾かす事が出来る魔道具。

今では慣れてしまったけど、初めの頃は今までの生活とかけ離れていて戸惑ったものだった。
この家には、至る所に見た事も無い魔道具が家中に転がっている。
例えば、夏場など汗が引かない時に用意してくれた団扇も有る。
魔力を流して扇ぐと、涼しい風になる。
脱衣所にある面白い魔道具として、全身に風を吹きつける個室。
獣人のレオさんとアルさんが全身を乾かす為に作ったらしい。
ジェニファーと私は、髪が大変な事になってしまうが、男性陣は短髪なので使っても問題ないみたい。
便利そうな魔道具を考え付くと、拓ちゃんが直ぐに作る。
気楽に作っているが、変に高価値の物が多い。
この家に住んでいると、価値観がズレてしまいそう。


夜は、週に1度定期的に行う事になった地下の庭園を眺めながらの食事会。
ニックさんやアーク、カイにレムちゃんもやってくる。
レオさんの料理は美味しいだけでなく、盛り付けも美しい。
食事が終わると、お酒を頂く。
最近は、拓ちゃんに教わった果実酒を飲んでいる。

美味しいので、自分でも作ってみたが甘さが浮いたお酒になってしまった。
秘訣は砂糖に有るといって見せてもらったのは、見た事のない氷砂糖という砂糖の塊だった。

「砂糖を結晶化させる方法が有るはずなんだけど、分からないので錬成術で作ってしまいました。」

錬成術ってそんな簡単に色々と出来るものなのかしら?まぁ、拓ちゃんだから仕方ないか・・・
少しづつ砂糖を溶かせば良いとは教わったものの、結局、拓ちゃんに氷砂糖を練成してもらい色々な果実酒を作りに凝っている。
ジェニファーと私が大量に作っているので、私達の部屋の前にある棚には色々な果実酒の瓶が並んでいる。
今の暑い夏だと、カキ氷に掛けて食べても凄く美味しい。
この家では、冷凍庫という凍らせる魔道具があるので氷を使っているけど、これも普通ではありえない話。
前に宿に泊まった時に、冷たい物が飲めずに残念な思いをしてからは、常に拡張バッグに氷を入れておく様にしている。

今夜の〆はアイスクリーム。
私は果肉が混ぜた物が好き。
浩司さんが色々な種類のデザートを作るので、私達も食べさせて貰っている。
きっと貴族でも食べられない様な物も多くあるのだろう。

デザートは地下庭園の方へ降りて頂く事になると、拓ちゃんが「ホタル火」と言う光魔法を使ってくれた。
小さな淡い黄緑色の光が点滅しながら辺り一面を漂う。
現実と夢が入り混じった様な幻想的な空間。
これには、酒を飲みまくっている男性陣も見とれている。

寝る前に部屋のベランダで水の音を聞きながら地下庭園を眺める。
もし何か有って、元の生活に戻ることになったら、どんな生活も満足できない気がする。
これだけが、この生活を知ってしまった事の弊害と言えるのかも知れない。
今の生活に感謝して柔らかく寝心地の良いベットに横になった。
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