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387料理教室
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貴族のパーティ当日。
俺達は、屋敷の2階からサリナ姫と一緒に貴族達を覗いている。
バラキエ侯爵は前回と同様やって来る貴族達を陰から観察していた。
この人は、一体何を警戒しているのだろう。
ナターシャの存在が確認されてから、変身魔法を使っていないかの確認も行われている。
貴族達が集まる中、颯爽と歩く綺麗な女性がいた。
「あの人って、カミーラ船長だ。」
「拓ちゃんって、あの女性を知っているの。」
俺は、サリナ姫に孤島の遺跡探索でお世話になったカミーラ船長の話をした。
「カッコいいわね。同じ女性として憧れるわ。」
確かにカッコいい。あの人の動作1つ1つが絵になる。
その後も貴族が続々と到着し、未だ午前中だと言うのに招待客は全員集まり、連れ添って町の散策に出かけて行く。
サリナ姫はそれを羨ましそうに見ているだけで、何も言わなかった。
流石に可哀想なので、気晴らしにお菓子作りに誘ってみる。
さっそくルドルフ料理長に予備の料理場を使う許可をもらいクッキーを作る事に。
浩司と料理場の準備をしていると、着替えたサリナ姫とクロイツ伯爵の息子のトーマス、カイ、レムの他に何故か10人位の子供がゾロゾロとやって来る。
そして、何故かヨギ魔道師とポトリ教授まで一緒だ。
「サリナお姉さん。どうなっているの。」
小声でサリナ姫に聞くと、
「御免なさい。レム達を誘う時に周りの子供に聞かれてしまったのよ。
流石に、3人だけを特別扱いする訳にはいかなくて。
屋敷に残っていた子供達全員に声を掛けたの。」
サリナ姫も小声で答えてくる。とは言っても、これだけの人数をどうしたものか。
困っている俺の頭をヨギ魔道師が杖で叩く
「何を悩んでいる。子供が楽しみにしているんだ。一緒に料理を作れば良いだろう。
大丈夫だ、手は打って有る。」
するとセバスチャンがやって。
「ここでは、少し狭いでしょうから、別の部屋を用意させて頂きました。
材料の方も、こちらで用意させて頂きました。」
セバスチャンに従って別の部屋に向かうと、既に準備が出来ていた。
「一応、レオ様の本のレシピに合わせて材料を揃えましたが足りているでしょうか。」
レオが貴族向けに用意したお菓子のレシピ本を参考に用意してくれたらしい。
ちょっとした子供料理教室に、ガラ達を呼んで手伝ってもらう事にした。
セバスチャンが用意してくれた材料の他に、チョコやドライフルーツを加えて料理を始める。
サリナ姫が前で実演する形で、俺達が子供を手伝う。
ちゃっかり、ヨギ魔道師とポトリ教授も子供達に混じっているが・・・
子供達は姫だけでなく、ヨギ魔道師が元宮廷魔道師のトップ、ポトリ教授がこの国1番の考古学者だと知っていて緊張していた。
特にヨギ魔道師は怖い人として有名だったみたいだ。
しかし、ヨギ魔道師が気さくに子供達に話しかけていると、直ぐに打ち解けて一緒に楽しそうに作っている。
こういう所は、貴族でも子供だと思う。
焼いている間、ポトリ教授がこの間発掘していた孤島の遺跡の話してくれていた。
初めて聞く、遺跡の話に子供達が興味深々だったが、俺達が焼きたてのクッキーを持って来たのを見て話を打ち切りクッキーを渡す。
皆、美味しそうに食べるので、一気に全部食べるのかと思っていると
「お父様とお母様にもプレゼントする。」
と言って残す子が出ると、自分もと言って皆が残し始めた。
既に食べてしまった子供が泣きそうになっていたので、サリナ姫が「私のを少しあげるわね。」と自分のを分けていた。
『何と言うか、素直で良い子供達じゃな。』
俺も貴族の子供はもっと我儘だと思っていたが、この素直さには驚かされた。
セバスチャンが子供達の為に袋を用意してくれたので、皆、クッキーを袋に移していた。
そろそろ、パーティの準備をする時間になったので、部屋から出て行く子供達を見送った。
俺達は、屋敷の2階からサリナ姫と一緒に貴族達を覗いている。
バラキエ侯爵は前回と同様やって来る貴族達を陰から観察していた。
この人は、一体何を警戒しているのだろう。
ナターシャの存在が確認されてから、変身魔法を使っていないかの確認も行われている。
貴族達が集まる中、颯爽と歩く綺麗な女性がいた。
「あの人って、カミーラ船長だ。」
「拓ちゃんって、あの女性を知っているの。」
俺は、サリナ姫に孤島の遺跡探索でお世話になったカミーラ船長の話をした。
「カッコいいわね。同じ女性として憧れるわ。」
確かにカッコいい。あの人の動作1つ1つが絵になる。
その後も貴族が続々と到着し、未だ午前中だと言うのに招待客は全員集まり、連れ添って町の散策に出かけて行く。
サリナ姫はそれを羨ましそうに見ているだけで、何も言わなかった。
流石に可哀想なので、気晴らしにお菓子作りに誘ってみる。
さっそくルドルフ料理長に予備の料理場を使う許可をもらいクッキーを作る事に。
浩司と料理場の準備をしていると、着替えたサリナ姫とクロイツ伯爵の息子のトーマス、カイ、レムの他に何故か10人位の子供がゾロゾロとやって来る。
そして、何故かヨギ魔道師とポトリ教授まで一緒だ。
「サリナお姉さん。どうなっているの。」
小声でサリナ姫に聞くと、
「御免なさい。レム達を誘う時に周りの子供に聞かれてしまったのよ。
流石に、3人だけを特別扱いする訳にはいかなくて。
屋敷に残っていた子供達全員に声を掛けたの。」
サリナ姫も小声で答えてくる。とは言っても、これだけの人数をどうしたものか。
困っている俺の頭をヨギ魔道師が杖で叩く
「何を悩んでいる。子供が楽しみにしているんだ。一緒に料理を作れば良いだろう。
大丈夫だ、手は打って有る。」
するとセバスチャンがやって。
「ここでは、少し狭いでしょうから、別の部屋を用意させて頂きました。
材料の方も、こちらで用意させて頂きました。」
セバスチャンに従って別の部屋に向かうと、既に準備が出来ていた。
「一応、レオ様の本のレシピに合わせて材料を揃えましたが足りているでしょうか。」
レオが貴族向けに用意したお菓子のレシピ本を参考に用意してくれたらしい。
ちょっとした子供料理教室に、ガラ達を呼んで手伝ってもらう事にした。
セバスチャンが用意してくれた材料の他に、チョコやドライフルーツを加えて料理を始める。
サリナ姫が前で実演する形で、俺達が子供を手伝う。
ちゃっかり、ヨギ魔道師とポトリ教授も子供達に混じっているが・・・
子供達は姫だけでなく、ヨギ魔道師が元宮廷魔道師のトップ、ポトリ教授がこの国1番の考古学者だと知っていて緊張していた。
特にヨギ魔道師は怖い人として有名だったみたいだ。
しかし、ヨギ魔道師が気さくに子供達に話しかけていると、直ぐに打ち解けて一緒に楽しそうに作っている。
こういう所は、貴族でも子供だと思う。
焼いている間、ポトリ教授がこの間発掘していた孤島の遺跡の話してくれていた。
初めて聞く、遺跡の話に子供達が興味深々だったが、俺達が焼きたてのクッキーを持って来たのを見て話を打ち切りクッキーを渡す。
皆、美味しそうに食べるので、一気に全部食べるのかと思っていると
「お父様とお母様にもプレゼントする。」
と言って残す子が出ると、自分もと言って皆が残し始めた。
既に食べてしまった子供が泣きそうになっていたので、サリナ姫が「私のを少しあげるわね。」と自分のを分けていた。
『何と言うか、素直で良い子供達じゃな。』
俺も貴族の子供はもっと我儘だと思っていたが、この素直さには驚かされた。
セバスチャンが子供達の為に袋を用意してくれたので、皆、クッキーを袋に移していた。
そろそろ、パーティの準備をする時間になったので、部屋から出て行く子供達を見送った。
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