異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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「拓ちゃん、頑張ってね。応援するわよ。」
「とりあえず、ガラの足を引っ張らない様に頑張ってみます。」

午後になり試合場へ行くと、サリナ姫に声を掛けてくる。
何故、ガゼルスさんはあそこまで気合が入っているのだろう?
嬉しそうなガゼルスさんを見ていると、本当に気が重くなってくる。


この館には暇人が多いと思う。
手が空いている人達が俺達の試合を見る為に、全員集まっていた。
バラキエ侯爵までが観客席に居る。何か言われるかと思ったが、本当にただ見に来ただけの様だ。
サリナ姫とトーマス、カイ、レムが手書きの横断幕を持って俺の応援をしてくれていた。
もちろん、浩司も俺達の応援をしてくている。

バラン将軍とヨギ魔道師の審判で試合が始まった。
俺がハンさんとガゼルスさんの火と雷の攻撃をシールドで全て防ぐと、ガラが攻撃を仕掛けた。
俺は闇の魔力で気配を消すと、シールドを張りながら死角から攻撃をしていく。
ガラがハンさんと打ち合い始めたので、俺はガゼルスさんの足止めに専念する事にした。

「ダークマインド」

試に拘束してみようと思ったが、やはり簡単に避けられてしまう。
更に、気配を周囲に同化させ死角からの攻撃をするが、俺の攻撃はガゼルスさんに平然と全て受け止められる。

「俺は気配を消せているのか。簡単に防がれ過ぎる。」

『気配はしっかりと消せているぞ。相手が1枚上手なのじゃろう。』

周囲と気配を同化させる技は効果の加減をする事が出来ず、単調な攻撃になってしまう。
闇の魔力で自分を覆う方法で気配を消す方法で強弱をつけて攻撃に変えてみたが、全く通じない。
それどころか、逆に攻撃をされてしまう。
ならば、魔法攻撃ならどうだ。周囲と気配を同化させて距離をとり光魔法を放つ

「レイアロー」


******(ガゼルス)

拓殿の闇魔法は凄いな。気配がまるで掴めない。
攻撃を受けるだけで精一杯だ。
このまま受け続けられるか厳しいと思った時、一度姿を現し また気配を消した。

気配を消す方法を変える時には少しだけ姿を現してしまうみたいだな。
今までよりレベルを下げたみたいだが、気配の消し方に強弱をつけて攻撃を仕掛けてくるのか。
気配を消す相手なら数えきれないほど戦ってきたが、ここまでの技術は初めてだ。
しかし、攻撃を防ぐ事は出来る。
拓殿も今の気配の消し方では私には通じないとなれば、別の方法に切り替えるだろう。
ならば、次に初めの気配を消す方法に切り替える時が最大のチャンスだ。

拓殿が離れた所で一瞬姿を現したが、直ぐに気配を完全に消されてしまった。
想像以上に姿を現す時間が短かく、攻撃を仕掛ける事が出来なかった。
更に、今度は光魔法での攻撃をしてくる。
闇の魔力でレイアローの気配まで消す嫌らしい小細工まで。
アリゲーター退治の時のレイガンという魔法を考えれば、これすら本気ではないのだろう。
一体どれだけの力を秘めているのか底が見えない。

これは初めに行っていた気配を隠す技か。拓殿の気配が全く掴む事が出来ない。
魔法攻撃を仕掛けてくるタイミングで何とか方向が分かるくらいか。
しかし、私にも意地が有る。
拓殿が居そうな方向に魔法を放つ。

「雷よ、我が刃となり汝の敵を襲え、ライトニング」
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