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467魔力同調
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部屋には、毒に侵された3人の兵士と世話をしてくれるヨギ魔道師、オリバー隊長、そして2人の兵士が居た。
皆に礼をして、一番酷いオーラを放っている兵士のベットまで移動した。
「一番酷い人は彼ですね。」
俺が毒に侵された兵士の顔を見ると、小さな声で「すみません。」と言った。
『リッチが言うには、ここまで毒に侵されているとなると完全な魔力同調が必要じゃ。
それが出来なければ、体に負担がかかり過ぎて彼等を苦しめるだけにしかならない。
今の拓には無理じゃが、儂がサポートすれば助けられる可能性は上げらるじゃろう。
どうする。決めるのは拓じゃ。』
多分、グリムは助けられなかった時の事を考えて俺に聞いているのだろう。
しかし、初めから決めている。俺はこの英雄達を助けてみせる。
******(ピース医師)
残念だが、毒が体の奥深くまで回り助ける手段はない。
預かっていた秘薬も使ってみたが、解毒に対する効果は無かった。
如何に拓殿でも助ける事は出来ないだろう。
この部屋に入れば拓殿が傷付くだけだ。
分かっていたのに、拓殿の勢いに押されて部屋に入れてしまった。
部屋に入った拓殿と浩司殿は中に居た皆に礼をすると、そのまま一番酷い状態の兵士の所へ進んだ。
彼の前で何か独り言を呟き、そのまま彼の胸の上に手を置いた。
神経を集中させているのか暫く目をつぶり、そして魔力を流し始めた。
拓殿から、いや違う、兵士の体から魔力が放出され始め、それが徐々に大きくなっていく。
大量の魔力を放出する中、拓殿は厳しい顔をしている。上手く魔法が使えないのだろうか。
私達はただ拓殿を見ているしか出来なかった。
凄まじい魔力の中、部屋の中から一切の音が消えた。
何時までもその状態が続いたが拓殿の口元が一瞬笑うと、小さい声で「浄化」と言うのが聞えた。
魔力の放出が止まり、ふらつく拓殿を浩司殿が支えていた。
あれだけの魔力を放出したのだから当然だろう。
「ピースさん、患者の様態を確認を。
患者の体にも負担がかかっているので、これ以上の魔法治療は難しいそうです。
代わりに薬草風呂の準備をしてください。」
浩司殿に言われて、我に帰ると直ぐに兵士の様子を確認する。
信じられなかった。兵士は体力を消耗しているが全身を侵していた毒が殆ど無くなっていた。
ここまで解毒が出来れば、後はこちらで対応する事ができる。
「急いで薬草風呂の用意を。
助かるぞ、助けてみせる。もう大丈夫だ。」
思わず叫んでいた。信じられなかった。本当に助ける事ができる。
他の患者が私の叫んだ声を聞いて涙を流していた。
彼等は何も言わないが、死を覚悟していたのだろう。
しかし、拓殿はこれだけの魔力を使って大丈夫なのだろうか。
オリバー隊長を助けた時に気を失い眠り続けた事が頭をよぎる。すると
「せっかく毒を察知する魔道具を販売したと言うのに。
全員、治しますから安心して反省をして下さい。」
拓殿はそう言って他の兵士に笑いかけると、浩司殿に支えられ部屋を出て行くので、私も後を追った。
「以前の様な無茶はしていませんから大丈夫です。
ただ、俺の技術不足を大量の魔力で補った力技なので、少し横にならせて下さい。」
直ぐにベットを用意すると、拓殿は横になって寝てしまった。
それを見た浩司殿もベットにうつ伏して眠ってしまった。
ここまで来るのに浩司殿も無理をしたのだろう。
皆に礼をして、一番酷いオーラを放っている兵士のベットまで移動した。
「一番酷い人は彼ですね。」
俺が毒に侵された兵士の顔を見ると、小さな声で「すみません。」と言った。
『リッチが言うには、ここまで毒に侵されているとなると完全な魔力同調が必要じゃ。
それが出来なければ、体に負担がかかり過ぎて彼等を苦しめるだけにしかならない。
今の拓には無理じゃが、儂がサポートすれば助けられる可能性は上げらるじゃろう。
どうする。決めるのは拓じゃ。』
多分、グリムは助けられなかった時の事を考えて俺に聞いているのだろう。
しかし、初めから決めている。俺はこの英雄達を助けてみせる。
******(ピース医師)
残念だが、毒が体の奥深くまで回り助ける手段はない。
預かっていた秘薬も使ってみたが、解毒に対する効果は無かった。
如何に拓殿でも助ける事は出来ないだろう。
この部屋に入れば拓殿が傷付くだけだ。
分かっていたのに、拓殿の勢いに押されて部屋に入れてしまった。
部屋に入った拓殿と浩司殿は中に居た皆に礼をすると、そのまま一番酷い状態の兵士の所へ進んだ。
彼の前で何か独り言を呟き、そのまま彼の胸の上に手を置いた。
神経を集中させているのか暫く目をつぶり、そして魔力を流し始めた。
拓殿から、いや違う、兵士の体から魔力が放出され始め、それが徐々に大きくなっていく。
大量の魔力を放出する中、拓殿は厳しい顔をしている。上手く魔法が使えないのだろうか。
私達はただ拓殿を見ているしか出来なかった。
凄まじい魔力の中、部屋の中から一切の音が消えた。
何時までもその状態が続いたが拓殿の口元が一瞬笑うと、小さい声で「浄化」と言うのが聞えた。
魔力の放出が止まり、ふらつく拓殿を浩司殿が支えていた。
あれだけの魔力を放出したのだから当然だろう。
「ピースさん、患者の様態を確認を。
患者の体にも負担がかかっているので、これ以上の魔法治療は難しいそうです。
代わりに薬草風呂の準備をしてください。」
浩司殿に言われて、我に帰ると直ぐに兵士の様子を確認する。
信じられなかった。兵士は体力を消耗しているが全身を侵していた毒が殆ど無くなっていた。
ここまで解毒が出来れば、後はこちらで対応する事ができる。
「急いで薬草風呂の用意を。
助かるぞ、助けてみせる。もう大丈夫だ。」
思わず叫んでいた。信じられなかった。本当に助ける事ができる。
他の患者が私の叫んだ声を聞いて涙を流していた。
彼等は何も言わないが、死を覚悟していたのだろう。
しかし、拓殿はこれだけの魔力を使って大丈夫なのだろうか。
オリバー隊長を助けた時に気を失い眠り続けた事が頭をよぎる。すると
「せっかく毒を察知する魔道具を販売したと言うのに。
全員、治しますから安心して反省をして下さい。」
拓殿はそう言って他の兵士に笑いかけると、浩司殿に支えられ部屋を出て行くので、私も後を追った。
「以前の様な無茶はしていませんから大丈夫です。
ただ、俺の技術不足を大量の魔力で補った力技なので、少し横にならせて下さい。」
直ぐにベットを用意すると、拓殿は横になって寝てしまった。
それを見た浩司殿もベットにうつ伏して眠ってしまった。
ここまで来るのに浩司殿も無理をしたのだろう。
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