異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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547同一人物

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ラグテルの町への道中、OZにナターシャの仲間の魔道師について話をしたのだが

「「「あの魔道師がグリムのオリジナルだって。」」」

予想以上に反応が大きかった。
他に人が居ないところで話して良かった。
更に、若返っていた事を話すと驚いていた。

「先に確認しておくが、グリムってあのグリム大魔道師と同一人物なのか。」

ガラが改めて確認してくる。

「良く話しに出てくるグリム大魔道師と同一人物です。」

「「「やはり」」」

思った通りの反応が帰ってきた。

「噂というのは当てにならないですね。
 正直、魔法に関する知識の奥深さに何度も同一人物ではないかと思ったのですが、
 余りにも聞いていた性格と違いすぎて、なかなか受け入れ難いですよ。」

エチゴさんはそう言って笑っているが、その噂は的を射ていると思う。
意味もなく他人を傷つけることは無いが、気に入らない相手は徹底的に潰していたに違いない。

「しかし、何故ナターシャと一緒に居るんだ。グリムは獣人に良い感情を抱いてねぇのか。」

アルが聞いてくる。今回の一番の疑問点だ。

「本に自分の1部を移した時はそんな事は無かったらしい。
 その後に、何か有ったとしか考えられない。
 もしくは、別の目的の為に手を組んでいるだけだとか。
 後、グリムの事を考えると、ブライと名乗った剣士は剣王ブライ本人の可能性が高い。」

俺の話しに全員が黙ってしまった。
伝説になっている様な2人が敵側に居るとなれば仕方が無いか。
問題は、今後の対応だが

「ブルネリさんに、魔道師の正体はグリム大魔道師でした。と話した方が良いかな。」

「拓、待ってもらっていいか。あの魔道士がグリム大魔道士というのは確実なのか。
 正直、俺達の知っているグリムが、ナターシャに加担するとは思えない。
 グリムの名を騙った別人とか。」

ガラの気持ちは分かるが、

「それは無い。オリジナル・グリムから直接頭の中に『我が分身』と言ってきた。
 俺達以外でグリムのことを知っているのは本人しかいない。
 ましてや、他の人がアイテムボックスに入っているグリムに気付く訳が無い。
 一応、こちらのグリムはオリジナルを倒してでも止めさせる覚悟を持っている。」
「OZとしては止める手伝いをするしかないな。どうせ向こうも放置してくれないだろう。」

ガラの言葉に、他のメンバーも頷いていた。

「「ありがとう。」」

俺と浩司が頭を下げると

「何を言っている。グリムだってOZのメンバーだろ。
 それに、俺達も色々と指導してもらっている弟子だからな。
 拓ちゃんと浩司が2人だけで何とかしようとしても手を出すよ。」

レオが言ってくれる。
ブルネリ公爵達への説明だが、グリム大魔道師本人という事は機会が有れば話すとして
相手の魔力の種類や、持っている杖の能力については戦った上での話として説明する事にした。
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