555 / 761
555新しい盾
しおりを挟む
工場も無事に稼動し後はニックさんに任せて、対オリジナル・グリムとブライに向けた特訓を開始した。
相手がどれだけ強くても2人。
正々堂々と1対1で戦う必要も無く、数の力で押し切るつもりだ。
一番の厄介な問題は、どうやってオリジナル・グリムの攻撃を防ぐかだが、
ここは、トムさんとダニエルさんに頑張ってもらうしかないだろう。
この2人がオリジナル・グリムの攻撃を防ぐことが出来れば、一気に形成は逆転できる。
「2人が使う新しい盾を用意しました。
持ち手にバラライトを仕込んであります。
パラライトで増幅した魔力を前面に伝えてシールドを発生させて下さい。
盾にシールドを貼り付ける形で防御力を強化することができます。」
パラライトを取り付けている素材はオリハルコンを使っている。
強度も魔力伝道も問題ない。
防御力は強化されるのだが、どの程度まで耐えられるのかは2人次第だ。
実際にトムさんとダニエルさんに試してもらうと問題なく盾の前面にシールドを張れていたので
「浩司、2人に対して魔法を放ってもらえる。」
早速、実験を開始させてもらった。
前より防御力は上がったが、浩司の全力の朱雀までは無理みたいだ。
「これが、問題なく受け止められる限界か。
もう少し行けると思っていましたが、今の俺だとこれが限界です。」
光の魔力の増幅する魔方陣を描ければ更に強化できるが、俺は身に着けている白い剣型の魔道具に付けてあるコアを見て諦める。
光の魔石も無く、有ってもこんな魔方陣を描くことは出来ない。
「拓君は何を言っているの。こんな凄い盾は普通はないよ。」
「そうだな、これ以上を望むなんて有り得ない。
それに俺達はシールドを張るのに精一杯で、盾を使いこなせていない。」
「浩司君の魔法を正面で受けるだけだったからね。
使いこなせれば、もっと防御力を上げられるよ。」
「後は俺たちの腕の見せ所だな。」
トムさんとダニエルさんはそう言って頷きあっている。
前に渡した盾は予備にして、新しい盾にも同じ様な絵を描く事にしよう。
後は俺が放つレイアローをよける練習から始まり各チームに分かれての戦い等を行った。
ただ、バラン将軍、ガゼルス将軍、ヨギ魔道士、モーゼスさんにジークフリートさんでチームを組んでもらったのだが、強すぎる。
仕方が無いので、OZだけでなく、アーク、クリームに俺と浩司が加わり、後方から魔法攻撃や行動阻害を行い両チームにとって特訓になる様にバランスをとった。
ヨハン王子にはカイと一緒に魔力操作の訓練をしてもらったのだが、黙々とこなしている。
こちらの特訓に参加できずに不満かとも思ったが
「参加できないのは悔しいが、仕方が無い。
このメンバーの訓練を見れば、嫌でも自分の実力を実感してるよ。
俺が実力を付ければ良いだけの話だ。」
前向きに考えているみたいだ。
そうなると、気になるのはガラだけだ。
またしても無茶な訓練を行っている。
抑える様に言っても聞かないみたいなので、いつでも治療できるようにしておくしかない。
休憩になるとサリナ姫と侍女のクリスティーヌさんが
「お疲れ。冷たい飲み物を用意したわ。」
飲み物や軽いお菓子を用意してくれる。
クリスティーナさんは、さり気無くだが俺の事を観察している。
サリナ姫だけでなく、ブルネリ公爵やバラン将軍も信用できる人だというので、特訓の場所にも同席しているのだが…
何か気になる様な事をしているのだろうか。
もしかしてサリナ姫のお転婆悪化の原因が俺に有るとでも思われているとか。
オーラを見て悪意や敵意が無いのは分かるが、気になる。
「ちょっと拓ちゃん、聞いてる。」
考え事をしている俺をサリナ姫が無理やり現実に戻された。
「拓ちゃんは訓練を行っていなかったけど大丈夫なの。」
そんなことは無いのだが、客観的にはそう見えるのだろうか。
「十分、自分の訓練にもなってますよ。
初めに行ったレイアローの打ち込みは、相手の急所を的確に狙う訓練になるし
後衛サポートの場合、団体戦は訓練そのものですよ。」
「それは分かるけど、攻撃は。」
「皆から剣術を教えて貰っているじゃないですか。
元々、相手に接近戦を仕掛けられた時に逃げる手段として習っているので。」
「あれだけ強いのに、何で。」
「何でも何も、俺自身の攻撃力は凄く低いですよ。
武術の才能は平均以下ですし、浩司みたいな攻撃魔法は持っていませんから。
これでも自分に掛けている強化魔法は通常より強い効き目が有るはずなんですけどね。
それでもガゼルス将軍には小細工を駆使しないと戦いにもなりませんし。」
「そういう物なのかしら」と言っていたが、納得はしてなさそうだ。
相手がどれだけ強くても2人。
正々堂々と1対1で戦う必要も無く、数の力で押し切るつもりだ。
一番の厄介な問題は、どうやってオリジナル・グリムの攻撃を防ぐかだが、
ここは、トムさんとダニエルさんに頑張ってもらうしかないだろう。
この2人がオリジナル・グリムの攻撃を防ぐことが出来れば、一気に形成は逆転できる。
「2人が使う新しい盾を用意しました。
持ち手にバラライトを仕込んであります。
パラライトで増幅した魔力を前面に伝えてシールドを発生させて下さい。
盾にシールドを貼り付ける形で防御力を強化することができます。」
パラライトを取り付けている素材はオリハルコンを使っている。
強度も魔力伝道も問題ない。
防御力は強化されるのだが、どの程度まで耐えられるのかは2人次第だ。
実際にトムさんとダニエルさんに試してもらうと問題なく盾の前面にシールドを張れていたので
「浩司、2人に対して魔法を放ってもらえる。」
早速、実験を開始させてもらった。
前より防御力は上がったが、浩司の全力の朱雀までは無理みたいだ。
「これが、問題なく受け止められる限界か。
もう少し行けると思っていましたが、今の俺だとこれが限界です。」
光の魔力の増幅する魔方陣を描ければ更に強化できるが、俺は身に着けている白い剣型の魔道具に付けてあるコアを見て諦める。
光の魔石も無く、有ってもこんな魔方陣を描くことは出来ない。
「拓君は何を言っているの。こんな凄い盾は普通はないよ。」
「そうだな、これ以上を望むなんて有り得ない。
それに俺達はシールドを張るのに精一杯で、盾を使いこなせていない。」
「浩司君の魔法を正面で受けるだけだったからね。
使いこなせれば、もっと防御力を上げられるよ。」
「後は俺たちの腕の見せ所だな。」
トムさんとダニエルさんはそう言って頷きあっている。
前に渡した盾は予備にして、新しい盾にも同じ様な絵を描く事にしよう。
後は俺が放つレイアローをよける練習から始まり各チームに分かれての戦い等を行った。
ただ、バラン将軍、ガゼルス将軍、ヨギ魔道士、モーゼスさんにジークフリートさんでチームを組んでもらったのだが、強すぎる。
仕方が無いので、OZだけでなく、アーク、クリームに俺と浩司が加わり、後方から魔法攻撃や行動阻害を行い両チームにとって特訓になる様にバランスをとった。
ヨハン王子にはカイと一緒に魔力操作の訓練をしてもらったのだが、黙々とこなしている。
こちらの特訓に参加できずに不満かとも思ったが
「参加できないのは悔しいが、仕方が無い。
このメンバーの訓練を見れば、嫌でも自分の実力を実感してるよ。
俺が実力を付ければ良いだけの話だ。」
前向きに考えているみたいだ。
そうなると、気になるのはガラだけだ。
またしても無茶な訓練を行っている。
抑える様に言っても聞かないみたいなので、いつでも治療できるようにしておくしかない。
休憩になるとサリナ姫と侍女のクリスティーヌさんが
「お疲れ。冷たい飲み物を用意したわ。」
飲み物や軽いお菓子を用意してくれる。
クリスティーナさんは、さり気無くだが俺の事を観察している。
サリナ姫だけでなく、ブルネリ公爵やバラン将軍も信用できる人だというので、特訓の場所にも同席しているのだが…
何か気になる様な事をしているのだろうか。
もしかしてサリナ姫のお転婆悪化の原因が俺に有るとでも思われているとか。
オーラを見て悪意や敵意が無いのは分かるが、気になる。
「ちょっと拓ちゃん、聞いてる。」
考え事をしている俺をサリナ姫が無理やり現実に戻された。
「拓ちゃんは訓練を行っていなかったけど大丈夫なの。」
そんなことは無いのだが、客観的にはそう見えるのだろうか。
「十分、自分の訓練にもなってますよ。
初めに行ったレイアローの打ち込みは、相手の急所を的確に狙う訓練になるし
後衛サポートの場合、団体戦は訓練そのものですよ。」
「それは分かるけど、攻撃は。」
「皆から剣術を教えて貰っているじゃないですか。
元々、相手に接近戦を仕掛けられた時に逃げる手段として習っているので。」
「あれだけ強いのに、何で。」
「何でも何も、俺自身の攻撃力は凄く低いですよ。
武術の才能は平均以下ですし、浩司みたいな攻撃魔法は持っていませんから。
これでも自分に掛けている強化魔法は通常より強い効き目が有るはずなんですけどね。
それでもガゼルス将軍には小細工を駆使しないと戦いにもなりませんし。」
「そういう物なのかしら」と言っていたが、納得はしてなさそうだ。
23
あなたにおすすめの小説
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
なんでもアリな異世界は、なんだか楽しそうです!!
日向ぼっこ
ファンタジー
「異世界転生してみないか?」
見覚えのない部屋の中で神を自称する男は話を続ける。
神の暇つぶしに付き合う代わりに異世界チートしてみないか? ってことだよと。
特に悩むこともなくその話を受け入れたクロムは広大な草原の中で目を覚ます。
突如襲い掛かる魔物の群れに対してとっさに突き出した両手より光が輝き、この世界で生き抜くための力を自覚することとなる。
なんでもアリの世界として創造されたこの世界にて、様々な体験をすることとなる。
・魔物に襲われている女の子との出会い
・勇者との出会い
・魔王との出会い
・他の転生者との出会い
・波長の合う仲間との出会い etc.......
チート能力を駆使して異世界生活を楽しむ中、この世界の<異常性>に直面することとなる。
その時クロムは何を想い、何をするのか……
このお話は全てのキッカケとなった創造神の一言から始まることになる……
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる