異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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579赤と緑のハイオーガ2

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緑のハイオーガに雷が放たれた。

「浩司、ヤマト」
「拓ちゃん。大丈夫か。」
「俺は大丈夫。皆は?」
「未だ戦っているが、大丈夫だ。」

浩司とヤマトの姿を見て安心した。
雷を受けた緑のハイオーガは傷を負ったみたいだが、直ぐに攻撃を仕掛けてくる。

『浩司のあの攻撃でも効かなかった様じゃな。
 全力の攻撃なら倒せるかも知れないが、2体となると・・・
 口の中に魔法を放って確実に倒すしかないじゃろう。』

グリムの言う通りだが、どうやれば隙を作りだす事が出来る。
浩司だって、ここに来るまでにかなりの魔力を使っているはずだ。
無駄な事は出来ない。

「浩司、ヤマト、俺の提案を聞いてもらえるか。」

やれるだけの事はやってみよう。
駄目でも逃げて、出来る限りこの2体を引き離す事くらいは出来る。

「暗幕」

俺達や2体のハイオーガ周囲が暗闇で覆われた。
そして闇が消えた後、緑のハイオーガ1体と赤のハイオーガが2体。
俺の変身魔法で赤いハイオーガに変身し騙す。
緑のハイオーガが2体の赤いハイオーガを見て一瞬迷った隙に、1体の赤いハイオーガが雷を放つ。
その攻撃は緑のハイオーガに当たったが倒す事は出来なかった。
直ぐに、もう一体の赤いハイオーガから強力な火魔法の攻撃を受け、倒れた所に緑のハイオーガが馬乗りになり殴り始めた。

散々殴りつけた後、何かおかしいと思ったのか周りを見るが、もう一体の赤いハイオーガが居ない。
間抜け面で周囲を見ている所に、口めがけてドラゴンライトニングが放たれた。
血反吐を吐いて倒れる緑のハイオーガ。
赤いハイオーガの側からヤマトが出て来て俺達の所に戻って来る。

『吾輩が背後から雷魔法を放っただけで偽物だと思うにゃんて、本当に馬鹿にゃ。』

「やったなヤマト。残り1体だ。」

浩司とヤマトが喜んでいるが、その1体でも強敵だ。
赤いハイオーガが放つ炎の魔法攻撃を避けながら距離を取る。
こちらも、浩司もヤマトも強力な魔法の連続使用で限界に近いだろう。
確実に倒せる状況を作らなければ。

「ヤマト、浩司を頼む。浩司、力を蓄えておいてくれ。」
「拓ちゃん。」
「大丈夫。俺達なら必ず倒せる。」

ヤマトに浩司の気配を完全に消してもらい、俺が囮になって赤いハイオーガの隙を作り出す事に専念する。
ハイオーガの攻撃を避けながら探索魔法で周囲を確認し、試すことが決まった。
目を狙ってレイアローを放ちながら、目的の場所へと誘導する。

『拓、どうするつもりだ。』

「出来るだけの事をやってみるつもり。絶対に浩司につなげて見せる。」

俺は赤いハイオーガを目的地におびき寄せる事に成功した。
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