異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

文字の大きさ
628 / 761

628恋愛

しおりを挟む
浩司と飲むようになり、次の休みに有名な臨海公園に行く事になった。
2人だけではなく、ヨシキ達も一緒だが。
ヨシキが運転する車で俺が助手席、後ろに浩司とハジメ。
後ろでは、異世界転生物の小説や漫画の話で盛り上がっている。

「2人とも異世界転生物が好きなの?」
「拓さんには話していなかったですが、俺達この手の話が好きなんですよ。
 それで、良く話しているんです。」

面白そうなので、俺も話しに加わっていると

「拓さんも異世界物の本とか読んでいるんですか?何だか、話しが具体的ですね。」

浩司が聞いて来るが

「その手の小説は読んでないけど、最近 異世界で冒険する夢を見るんだ。
 剣や魔法の世界って面白いよね。でも俺の場合はノンビリした生活の方が良いかな。」

異世界では浩司と恋人として冒険をしている夢なんだが、浩司の事を意識しているからだろうか。
おまけに、浩司はノンケで俺は子供に戻っているという滅茶苦茶な設定。
ノンケが男の子に手を出すって、浩司が変態過ぎるだろう。

「異世界なら森の中の道を、馬車で走っているんですよ。」

ハジメがそう言った時、周囲の風景が深い森になった。

「拓さん、どうしたんです。何か外に見えましたか。」

浩司に声をかけられ、我に返ると車は森では無く町中を走っていた。
「いや、特には」そう答えようとして浩司を見たが、そこには夢で見た冒険者姿の浩司。
いや、普段の浩司より少し年上の様に感じる。

『拓ちゃん、目を覚ませ。戻って来い。』

浩司がそう言っている声が聞こえた様に思ったが、

「拓さん、大丈夫ですか。もう少しすれば道の駅が有るから、少し体を動かしましょうか。」

改めて見ると、普段の浩司が俺に話しかけている。
最近、仕事が忙しかったので、疲れているのだろうか。

「昨日も仕事で遅かったと言っていましたから、疲れているんじゃないですか。
 道の駅についたら、俺が前に行きますから後ろで休んでください。」

ハジメが気を使ってくれる。
道の駅で休憩をした後、後ろに座ると

「拓さん、俺の肩を貸しますよ。」

浩司の言葉に甘えて、肩に寄りかかり少し眠らせてもらう。
夢の中の浩司も、こんな感じで気を使ってくれたと思いながら目を閉じた。

「・・・拓・・・拓さん、付きましたよ。」

揺すられて起きると、目の前に浩司の顔

「もう着いたんだ。完全に寝ちゃったね。おはよう、浩司。」

浩司にキスをしたのだが、

「拓さん、寝ぼけてますよ。しっかりしてください。」

何で浩司はそんな服を着ている?頭がハッキリしてくると夢と間違えてしまった事に気が付いた。

「ごめん、本当に御免ね。」
「本当ですよ。今度は寝ぼけていない時にお願いしますね。」
「えっ?」

どういう事だ。気を使ってくれただけなのか。

「浩司、拓ちゃんは大丈夫?早く行くわよ。」

ヨシキが声を掛けて来たので、浩司が「大丈夫、今行きます。」と返事をし

「拓さん、行きますよ。」

そう言うと、俺にキスをしニッコリと笑う「お返しです。」
可愛い、2回り近く年下にドキドキしている。

丘一面に青い花が咲き乱れている。
そんな景色を、男4人で堪能。俺はカメラ片手に景色を撮りながら浩司をレンズに収める。
気になり始めたら、浩司から目が離せない。
良い男だと思っていたし、会っていて楽しいと思っていたが…
ヨシキとハジメが飲み物を買ってくると言って離れ、浩司と2人だけになると変に緊張する。

「ぎこちなくなってしまいましたね。さっきは、すみませんでした。また今まで通り付き合ってもらえませんか。」
「浩司、俺と付き合ってくれないか。今まで通りとは違う、恋人として。」

浩司が謝ってきたので、誤解だと言おうとしたのだが勢いで告白してしまった。
浩司が少し驚いた顔で俺を見ると、にっこりと笑って

「よろこんで。宜しくお願いします。」

急に恥しくなり、顔が赤くなっているのが分かる。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~

しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」 病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?! 女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。 そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!? そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?! しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。 異世界転生の王道を行く最強無双劇!!! ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!! 小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

知識スキルで異世界らいふ

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ

転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~ 

志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。 けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。 そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。 ‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。 「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語

Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。 チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。 その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。 さぁ、どん底から這い上がろうか そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。 少年は英雄への道を歩き始めるのだった。 ※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す

紅月シン
ファンタジー
 七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。  才能限界0。  それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。  レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。  つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。  だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。  その結果として実家の公爵家を追放されたことも。  同日に前世の記憶を思い出したことも。  一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。  その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。  スキル。  そして、自らのスキルである限界突破。  やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。 ※小説家になろう様にも投稿しています

なんでもアリな異世界は、なんだか楽しそうです!!

日向ぼっこ
ファンタジー
「異世界転生してみないか?」 見覚えのない部屋の中で神を自称する男は話を続ける。 神の暇つぶしに付き合う代わりに異世界チートしてみないか? ってことだよと。 特に悩むこともなくその話を受け入れたクロムは広大な草原の中で目を覚ます。 突如襲い掛かる魔物の群れに対してとっさに突き出した両手より光が輝き、この世界で生き抜くための力を自覚することとなる。 なんでもアリの世界として創造されたこの世界にて、様々な体験をすることとなる。 ・魔物に襲われている女の子との出会い ・勇者との出会い ・魔王との出会い ・他の転生者との出会い ・波長の合う仲間との出会い etc....... チート能力を駆使して異世界生活を楽しむ中、この世界の<異常性>に直面することとなる。 その時クロムは何を想い、何をするのか…… このお話は全てのキッカケとなった創造神の一言から始まることになる……

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

処理中です...